マジックでエントリー番号が書かれている。
この番号を係りの人が確認して現在どこを通過中なのか
本部に知らせる。バイク競技だと一瞬で通り過ぎるので、
読み取れないことが多い。
今は、各地点でバーコードを使って確認するようになった。
使い始めた頃は、集計ミスが多発して混乱した。
第一種目の水泳競技が終わった後、係りの人がすっ飛んできて、
数人のゴールが確認出来ていないと言う。
水難事故は発見のスピードが生死の分かれ目。
水中・水面での捜索を頼まれた。
ダイビングショップのスタッフなどはすぐに海に飛び込んで
行動を起こしたが、水難事故を経験している地元の人たちは、
まず探す範囲を打ち合わせする。
(闇雲に探しても発見が遅れることがある。)
個人の捜索範囲・発見時の知らせ・発見搬送の手順の確認。
それだけではない。万が一遺体となって発見されたとき誰が
責任を取るのか?この場合の責任とは、宮古島には、
古くからの習慣で、海で遺体を発見した場合
厄落としをしなければならない。
集落の人に豚肉を振舞うという習慣がある。
豚は1頭あたり3万円。
「誰が豚代を支払う」ということになった。
今は、海での事故の捜索は、消防と保安庁がするが、少し前まで
呼ばれることがよくあった。宮古島に来て初めて捜索に
呼ばれたとき、ベテランの人から捜索のコツを教わった。
「出来るかぎり見つけないように探す事」だそうだ。
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