ミハ缶ブログ

ヘタレ大学院生が綴る日常と非日常。
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レビュー:HUAWEY MediaPad T2(JDN-W09)

2017年07月19日 | Weblog

 2015年春、Diginnos DG-D08IWBを購入しました。恐らくAndroidタブレット向けの8インチの筐体に無理やりWindows7を入れたんだろうなぁと思いますが、SSD16GBの代わりにWinタブとしては破格の1万円台で、私としては末永く使っていきたいと思っていました。
 ところが、いざ使ってみると、日常のアップデートの残骸によってSSDは常に圧迫され続け、半年に1回程度、フルリセットを強いられ、しまいにはWindows10へのアップグレードを実施した1ヶ月後、2016年5月に文鎮化してしまいました。メーカー保証の1年間を微妙に超え、しかも、Linuxの導入も私の技術ではできず、2年以上使うつもりでいたため予算も確保できず……。

 タブレットの文鎮化を受け、これをスマホで代替しようと、それまで使っていたSAMSUNGのGalaxyS3から(SHARP支援の意味も込めて)SHARPのSHV34への機種変も行いました。
 ところがこれが大失敗。ただでさえ画面が太陽光に負け、屋外や車内で見にくい上に、夏場は30分もすれば発熱の警告と共に画面の光量が強制的に落とされ、全く見えなくなるという。私はスマホをカーナビ代わりにも使っているのですが、夏場は、車を止めて、手で日よけをして、画面を凝視しないと、案内表示が見えません。何この引きこもり仕様。SHARPの開発部は自身で開発したスマホをちゃんと使っているのか疑問に思うレベルです。研究室内で使ってみてゴーサイン出してるんじゃないの? これ。
 この記事と直接は関係ないからほどほどにしておくけれど、「ココロセンサー」とかいう謎機能付けてる場合じゃないですよ、まったく。多分私はもうSHARP製のスマホは買わないと思います。無難にGalaxyにしておけば良かった。

 

 さて、そんな訳で、Winタブは死に、スマホにも盛大な不満を抱える事となったのですが、このような状況を打開すべく、新たな計画を立てました。
 まず、現状のスマホをだましだまし使いつつ、Wi-Fiタイプのタブレットを購入します。タブレットは屋外ではスマホからのテザリングで運用します。そして次のリプレース、すなわち2019年か2020年頃にまとめて通話機能付きタブレットへ統合しようという計画です。……いや、タブレットとガラケーの2台持ちでも良かったんですけど、ガラケー持つほど電話しないしなぁと思って(^^;)

 Winタブを買った2015年当時だと、Androidタブレット向けのオフィスソフトってマトモなやつが無くて、だいたいは閲覧オンリーだったのですが、今はMSから純正のアプリが出ています。その上でスペックと価格とのバランスを考えると、今回はAndroidタブレットで検討する事にしました。……これ以上Googleに依存したくないんですけど、仕方がありません。嗚呼、幻のUbuntuタブレット……。
 私として一番譲れない条件は、狭い幅の解像度が1080以上であること。つまり、フルHD以上の解像度であることでした。DG-D08IWBの解像度は狭い所で800しか無く、せっかくのWinタブなのにPC向けのサイトの一部がちゃんと表示されなかったり見えにくくなっていたりしました。そこで、通常のPCと同等の解像度を求めた次第です。大きさはDG-D08IWBと同じ大きさの8インチを想定していましたが、解像度の方が優先。メモリは2GB以上じゃないとロクに動かんだろうし、持ち運び前提だからバッテリーは大容量の方が嬉しいといった感じ。予算はMAXで3万円。もちろん安ければ安いほど嬉しいですよね。
 最初、ASUSかacerぐらいで検討していました。ところが、近所の家電量販店ではまず実機置いてないんですよね。それどころか、先の条件に合致するものなんて全く取り扱ってなくて、「ある程度妥協が必要ですよ」とか言われる始末。仕方がないので、わざわざ名古屋まで行って物色する羽目になりました。そして名古屋市内の複数の量販店で店員さんから話を聞いてる内に、華為技術という会社の存在を知りました。華為(HUAWAY)は中国深センに本社を有する中国企業で、元々は携帯基地局とかで使う機器を作ってるメーカーでした。現在、スマホのシェアではSAMSUNG、Appleに続く第三位。そして中国企業として初めて日本の経団連に入る事を許された企業でもあります。

 HUAWAYのタブレットも検討に加えた所、興味深い機種がありました。型番JND-W09となっているMediaPad T2 Pro Wi-Fiモデルです。これは、画面サイズ8インチでメモリ2GB、気になる解像度はフルHD。私の求める要件ピッタリです。相談に乗ってくれた友人氏と共に栄のヨドバシカメラへ行き、店頭で再度検討した上で、17000円程度で購入しました。カタログスペック上の不満は、OSが少し古い事とメモリが小さめかなぁという点だけ。バッテリーは使ってみないとわからんからなぁととりあえず店員さんを信じる事に。
 立ち寄った飯屋でテザリングを使ってセットアップ。帰宅まで待ちきれませんでした(^^;)

 初っ端の言語選択で、「日本語」「英語」ではなく、「日本語」「中国語」となっていて、中国製だというのを再認識させられつつ、セッティング自体は普通に終わりました。まあ、Androidですもんね。日本製だと何だか余計なソフトが大量に入っているイメージがあるのですが、このタブレットではそういった事はありませんでした。初期状態で既にかなりシンプルです。
 GUIはHUAWAYオリジナルとの事で少し心配していましたが、とても使いやすいです。端末管理ソフトの使い勝手の良さ、起動中のアプリ一覧でメモリ消費量を確認できる仕様などもいいですね。ただ、デスクトップ上のアイコンをまとめるフォルダをどうやって作るのかが、しばらくわからなくて難儀しました。アイコンを重ねれば自動的にフォルダが作られる仕様だと気付いたら、後は楽でしたが。それと、昨今のスマホ全般も共通なのかも知れませんが、横画面にした時に、音量調整のバーが音量調整ボタンと真逆に動くのは何とかならないんですかね? 見てて物凄く違和感ありますし、直感的ではないと思います。縦持ちした時に上を押せば音量上がって下を押せば音量も下がるというのはわかるし良いと思うんですがね。
 バッテリーの持ちは、今のところちゃんと確認できていませんが、相当長そうです。半日使ったぐらいでは切れないぐらい。これは、二次記憶共々、後日追記するかも知れません。
 画面の明るさ・綺麗さは全く問題ありません。ただ、7月の真昼の屋外で使うと、画面が鏡のように反射してしまい、見にくいという事はありました。とはいえ、強制的に画面真っ暗になるよりマシ。Pixivアプリで色々画像表示させてみて、その綺麗さには大変驚きましたが、iPhoneユーザーの妹に見せた所、「iPhoneと同じぐらいだよこれ」とあまり驚いてくれませんでした。ふーん、iPhoneと同じぐらいなんだ。なるほどね。

 外装は、私別にそこまで気にしていないので別段何もという感じですが、カラーバリエーションが白のみっていうのは、やっぱりAppleを意識してるのでしょうか。
 付属品は、USB充電器とマイクロUSBケーブル。マイクロUSBはちょっとキツめですが、まあ、ユルユルよりはマシ。むしろしっかりした印象を受けました。

 

 今はまあ、まだハネムーン期間ですので、より冷静なレビューをするにはしばらく時間が掛かりそうです。
 ただ、今の感覚で言うならば、17000円程度でこの感じなら、オススメです。残念ながらHUAWAYはヨドバシカメラの5年間保証の対象外ではありますが、今時PC・タブレットで5年間も保証が付く所なんてヨドバシぐらいなものですから、問題無いでしょう。



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