散歩瞑想記 & ツレの物語

歩きながら自然とエネルギーを循環させる、散歩瞑想をしています
そして、ツレ、物語る

屋根猫

2017年08月26日 00時20分11秒 | 日記

日暮れ、雲が一面赤く染まる頃。

隣家の二階の窓から猫が出てきた。

屋根を伝って向こう側に消えたり、屋根の隙間にもぐりこんだりしたあと、玄関の上の三角屋根に落ち着いた。

あの猫はさっき、うちの仕事場の窓から飛び込んで来て、階段を駆け上がっていった。

上がっちゃだめだよ、もうすぐ窓を閉める時間だから出られなくなるよ。

そう猫に言ったら、「なんですか?」って感じで階段の上からわたしを見ていた。

するとわたしが仕事してる間にちゃんと出たんだな。

 

夕焼雲はもう暗くなってきた。

猫の屋根も暗くなって、黒猫だから輪郭がぼやけた。

じっとして何してるんかなあ。

と思ったら、わたしも同じことをしてるんだなと気付いた。

わたしは月が見えるかと上って来たんだ、月と木星が接近する日だから。

雲で見えなかったけど。

日が沈んだあとの薄明は、ひとりでいてちょっと寂しくなる方がいい。

一日ごとにさよならをして、さよならの練習をするんだな。

 

昼間寝てしまって、父の夢を見た。

寝てる場合じゃない時に寝てると父が出てくる。

怒られるわけじゃないけど。だいたい笑ってるけど。

 

 


今日の失敗

2017年08月07日 22時52分28秒 | 日記

おじさんのお通夜。

平服で行ったらみんな黒い服だった。

遅れていったので余計目立った。

戸口で固まったが「服より大事なのは悼む気持ちだ」と思うことにした。

以前、別のおじさんのお通夜に黒い服で行ったら、みんな平服だった。

その家によって違うんだな。

今度から確かめるようにしよう。

おじさんさよなら。また会う日まで。