昨日の日根野イオンカルチャー 居合道 瑞月会で新入会員のH氏が質問した。
前後切り や 切先返しの 受け流しのタイミングはどんなときでしょう?
ええ質問ですナ、実に真剣に取り組まれて、いるのを感じました。
ここに、H氏の「問いが立った」瞬間だ
普通は言われたように形を整えて順番をなぞるのが初心者。
H氏は操作法=順番=結果と短絡しないで、その形の文脈に肉薄する態度だ。
しかし、実用となると(実用の意味はいろいろありますがこの場合は「間に合う」と言うほどの意味)多少の説明が必要だ
稽古を中断しホワイトボードに 刀の画を描いた
それに表題の 剛防征離の部分を当てはめてゆく 2.4尺で書いたからすべて八寸に別れた。
※ 受け流しに限らず、防の使い方はほとんど身体の転換を伴うのだが、まず重要なのは後の先を掛けるとき、相手をよく見ることです。
私が柔らかい道具で打ち込みますから「ゆっくり」受け流してください、と実際に打ち込む。
受けるのは防ですから、折れない腕で「請け手」を作り、額の前に持ってくるだけ。
すべての打ち込みは防がれたのは言うまでもない。
私「相手に合わせるのではなく、自分に合わしてもらうのが業です、打ち込んできたらこっちのものでしょう」
そういう実験が終わり、受け流しのタイミングは自分が選ぶことができるという事を理解いただきました。
後の先の威力です。
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