第10回四万十RC水上機フェスタに持参した
ニューポール17の3フロート製作について
大まかな流れですが掲載させて頂きます
3フロート製作
材料は 一般的な 発砲スチロールを使います
この材料は形状カットに困難が有ります
まず カットする器具の製作です
電熱線を使った方法ですが 市販もされていますので
購入は ご判断を
私が 有り合せの材料で製作した カット器具が下記の物です
見たくれは悪いですが ちゃんと機能は果たしてくれます
電熱線は 曲がりの無い真っ直ぐな物を使って下さい
綺麗にカット出来なくなります
電源は 12Vから24V程度で 5~8Aぐらいが流せる物を準備
但し 使う電熱線の長さや発熱抵抗により異なります
電熱線(ニクロム線)の詳細は購入店にてご確認下さい
スプリング状で無い 真っ直ぐな物を選んで下さい
電熱線が赤くになる前の状態で使用しますので 可変式を使って下さい
100Vを低圧に可変する スライダックや 可変定電圧電源などを使う
枠材など作り方は各自で工夫されて より便利にご使用下さい
それでは 本題に 入ります
3フロートの型造り
小型機の3フロート型をお借りしました
これを 倍尺で作図します
発砲スチロールをカットする 電熱線のガイド用型です
大きさは 未経験の為 大体の大きさです
3mmのベニアを使用
メインフロート用 2枚
後部フロート用 2枚を製作する
これは この型で スチロールを挟んでカットする方法です
電熱線が スムーズに動く様に 周囲をピアノ線で 囲います
エポキシで接着する
ピアノ線は傷が無く 変形、曲がりの無い物を使用する
ベニア板周囲を隙間無くピアノ線を貼り付ける
つなぎ目が無いこと 有ると引っかかる
画像は 接着中で テーピングで固定している所です
一度だけの使用の時は ピアノ線の代わりに園芸用のアルミ線
3mm程度のものを変形、傷に気を付けて接着する方法も有ります
柔らかくすぐ変形や曲がるので取り扱い注意です
ベニアだけの型では 板が焼けたり 引っかかりが発生して スムーズに
動かず 綺麗なカット面になりません
型貼りとカット
両側の 同じ位置に 両面テープで型を貼り付ける
その両型の ピアに線に沿って 電熱線を這わして行くと
型通りのカット出来ます
但し 火傷に要注意です
電熱線は 途中で止めないで最後まで一定の速さで動かす
一時的に 外側に切ってしまい逃げても良い
やり方は電熱線側を固定して型の方を動かしても同じ様に切れます
電熱線側を固定するか 発砲スチロール側を固定するかの違いだけです
メインフロート用に 4枚ずつ張り合わせた物を2個作る
取り合えず 浮力テスト用に 大体の大きさなので
後で 浮力テストにより 増減する
接着は 発砲スチロール用で耐水性の物を使う
接着剤は 一面に塗るのではなく 棒状で全体に搾り出す
これは 表面が 凸凹しているので 棒状の方が 両面の接着が良くなる
接着後に 300番程度の板ペーパーで 接着面等を仕上げて下さい
後部 フロートも同じ要領で型を取り 小さい物を一個作る
今機でも使いましたが OK模型の
スパーサンダブルボンドは 耐水性も有り 硬化後にサンディングが出来ます
水上機の接着剤にお勧めです
(あくまでも自己評価で エンジン周りやカンザシ等の強度がいる所はエポキシです)
次回 この出来上がった発砲型を バルサで囲う ベース板、フイルム塗装等を
記事にします
まだ 浮力に余裕が有るようです
4kgでも あまり沈み込みが有りません
実際に 水上を走行して見ないと分かりませんが?
と言う状況でした
後日の参考画像
フロート浮力テスト(発砲スチロールのみでテスト 底は接着付シール貼り付け)
仮付けしたフロートで 浮力走行テスト中
浮きすぎで フロート厚みを減らす判断となる・・・・・続く
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