エッセイブログ~すべらない話し~

 私のまわりでおこる様々な出来事。恋あり、笑あり、涙あり、人生ブログ。

会者定離

2015年12月23日 | エッセイ (2015)
 今日は、母方の姉さんがお亡くなりになったので、通夜に行ってきた。
 74歳だった。
 あんまり親戚付き合いはなかったけれども、人の死というのは、どうも嫌なものである。
 
 お坊さんが、お経を読み終えた後、説経を教えていただいた。

 「会者定離、人はいつか別れるということが分かっていても、急に訪れるときにふと戸惑い哀しむ。阿弥陀如来は、違う世界へと導いてくださる。」

 このような言葉を聞いた。

 確かに、人の出会いというのは、別れがついて回る。
 そういうことは、普段感じないけど、急に来ると哀しくなる。

 だからこそ、今の時、人と出会うときを大切にしたいと思った。

 みんな文句を言っていようと、哀しんでいようと、楽しんでいようとも、いつか死んでしまう。

 それは、生まれて来た時には分かっていること。別に悲しんだり、悲観したりしないでいいと思う。
 
 それにしてもおばちゃんは、穏やかな顔をしていた。
 ガンの痛みと生と別れ、きっと死を受け入れたのだろう。
 
 そんな顔をしていた。 

 とても悲しかったけど、孫とかの夢の話を聞いていたら、まんざら人の生まれた事は無駄ではないだろうなと思った。


 人の死というのは、できるなら、あんまり見たくない。

 同じ一日なら嬉しい事や楽しいことをしていたい。