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kibo's cinema

 ひと時の時間を映画で過ごしてみませんか?
 お薦め映画を特集します。

LOVERS

2006年07月07日 | ラブストーリー
 ☆ストーリー☆唐の大中13年、凡庸な皇帝と政治の腐敗から各地に叛乱勢力が台頭。その最大勢力「飛刀門」討伐の命を受けた県の捕吏・劉は、前頭目の娘と目される盲目の踊り子・小妹を捕える。口を割らない小妹に対し、劉は同僚の捕吏で武芸の達人である金とともに、ある計略を謀る。それは身分を偽った金が小妹を救い出し、その信頼を得て飛刀門の拠点に潜入するというものだった。目論見通り、小妹は金との逃避行を開始。劉も金と密通しながら2人の後を追う。だが3人の行く手には、それぞれの思惑と愛憎が絡む宿命の物語が待ち構えていた…。

大陸伝統の武侠映画を絵画のような色彩で染め上げ、世界各国で大ヒットした『HERO』から1年。巨匠チャン・イーモウの下に再びアジア最高のスタッフ・キャストが結集し、美しくも苛烈な活劇絵巻が誕生した。『HERO』の根幹に描かれたものが思想や忠義であったとすれば、この『LOVERS』の核心を為すテーマは“宿命の愛”。金城武、アンディ・ラウ、チャン・ツィイーの三大スターが織り成す愛憎劇は、壮絶な活劇の魅力とあいまって、まるで詩歌のような崇高さを漂わせる。

 ☆私の感想☆歴史モノは嫌いだが、これは映像とチャンツィーが美しすぎて、ため息が漏れた。
 テレビに出る人に恋をしてもね。むなしくなるばかりだった。
 金城武も出ていて、物凄くいい男だった。

 弓矢で男三人あっというまに倒したのには、驚いた。
 アクションかと思いきや実は恋愛だったりする。チャンツィーを好きな人がいて、金城武と三角関係になる。

 最後戦うのだが、そこがせつなくて、愛って時には人を不幸にするのだなと思った。
 私も金城武から言い寄られたら、すぐいってしまうかもしれない。女心の移り変わりの早さも是非見て欲しい。
 コロッと変わってしまう。やはり女の子もいい男と逃げたいのかもしれない。
 少し悲しかったが、それが愛なのかもしれない。

 チャンツィーが踊るシーンが最初にあるが、神秘的で本当に美しすぎて本人もCGかと思った。
 恋愛とアクションが融合している映画を見たい人にはいいかもしれない。

 好きな人と見てみてはどうだろうか。
 
 
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/十面埋伏, 章子怡, House of Flying Daggers

雲の中で散歩

2006年07月03日 | ラブストーリー
 ☆ストーリー☆第2次大戦が終結し、故郷に帰ってきたアメリカ兵ポール(キアヌ・リーヴス)は、再会した妻ベティの愛が冷えきっているのを知る。出征前の仕事であるチョコレートのセールスに戻るため汽車に乗った彼は、車中でビクトリア(アイタナ・サンチェス・ギヨン)という美女にひかれる。彼女は妊娠中で、相手の男に捨てられて心に深い傷を負っていた。彼女の実家はラス・ヌベス(雲)という葡萄園を営む、メキシコの長い伝統と格式に則った上流階級で、厳格な父アルベルト(ジャンカルロ・ジャンニーニ)は娘の不始末を許さないだろうと語る。同情したポールは、彼女の夫を演じることを引き受ける。アルベルトは烈火のごとく怒るが、母親や祖母、祖父ドン・ペドロ(アンソニー・クイン)らは2人を優しく迎え入れてくれた。翌朝、ペドロから散歩に誘われたポールは、深い朝霧の中を歩くうち、雲の中で散歩するような気持ちになる。彼は、もう一日滞在を延ばした。積んだ葡萄を大きな樽の中で踏み、音楽に合わせて踊る儀式の中、キスを交わすポールとビクトリア。だが、妻のいる彼はビクトリアを傷つけまいとして旅立つ決意をする。その夜、彼はペドロと酒を酌み交わすうち、窓辺の彼女に愛を告白するが、返事はなかった。翌日は収穫祭で、ポールの忠告に心が軟化したのか、アルベルトは2人の結婚を許すと言う。だが、ビクトリアはこれ以上家族をだますことに耐えきれず、ついに真相を告白し、アルベルトは衝撃を受ける。故郷に帰ったポールはベティと別れ、ビクトリアに求婚するため葡萄園を訪れた。だが、酩酊するアルベルトと争いになり、ランプの火が燃え移り、葡萄園は瞬く間に全燃する。ポールは土を掘り返してみると、元根は無事だった。それを見たアルベルトは頑迷な心を解き、ついに愛し合う2人を許す。2人は皆に祝福され、本当の夫婦になった。

 ☆私の感想☆この映画は、「何でだよ。」とつっこむ所がたくさんある恋愛映画であるが、映画と割り切って見る分には問題ないと思う。
 
 バスの中で出会った女の人に興味を持って、その女性が妊娠していて、夫の代わりに父親に会いに行くというのだから、現実性はかなり遠い。
 
 だが、美しい景色とブドウ畑で恋を見守るうちに、本当に雲の上で散歩している様な錯覚になってしまう。
 二人の恋を温かく見守ろうという気持ちになっていく。
 そこが監督の素晴らしい所かもしれない。

 私が好きなシーンは、女の人のおじいさんがいるのだが、この人が味があって台詞や存在が温かい。二人の恋を温かく見守る役だ。
 
 おじいさんから教わって、土地の歌を歌って愛を囁くシーンがあるが、絵になっていて、少しロミオ&ジュリエットを思い出した。

 二人の恋の行方とブドウ畑とおじいさんの温かさ。
 雲の上で散歩する様にフワフワと恋に酔いしれるのもいいかと思う。

 現実の恋がうまく行かない人に是非お薦めしたい映画だ。

 
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 A Walk in the Clouds (1995) Trailer

ラブアクチュアリー

2006年07月02日 | ラブストーリー
 ☆ストーリー☆12月のロンドン、人々は幸せなクリスマスを迎えようと、ささやかな夢を胸に毎日を過ごしていた。秘書に恋をした英国首相、義理の息子との関係に悩む父親、ポルトガル人のメイドと恋に落ちる小説家、夫の浮気に気付き、悶々とした日々を過ごす熟年の主婦、親友の恋人に思いをよせる新進画家、新曲のクリスマスソングに起死回生を賭ける元ロックスター――。クリスマスに人生のクライマックスを迎えることを、誰もが願っていた。そしてイブの夜、全てのドラマが、ハッピーエンドに向かって動き始めた。様々な人々の「愛」についての物語。

 ☆私の感想☆この映画は、愛が溢れていて、見る人全てが「愛っていいな」と呟くだろう。
 ラブストーリー部門で一位をあげたい作品である。
 大統領からロックスターまで様々な恋愛模様を描いてある。

 その中でも私が好きな恋愛は、大好きなキーラーナイトレイの恋だろう。
 結婚したナイトレイだが、結婚しても彼女の事をずっと想いを寄せる男性がいた。
 あれだけ美人だったらそういう人の一人や二人いるかもしれない。
 その男性が、クリスマスの日に、旦那さんに内緒で、玄関先で紙に書いて告白をするのだが、せつなすぎて、みていられなかった。
 彼女もこんなにも想ってくれている人がいたなんて想像もしなかっただろう。
 帰り際、その男性と「ありがとう」「ごめん」の意味を込めて、フレンチキス(軽いキス)をするのだが、もうせつなくて言葉を失った。
 世の中にはどうする事も出来ない事ってあるのだ。
 
 そればかりではない。世の中には、色々な人が恋をしている。
 しかもクリスマスの日という最大のイベントでは、数々の物語を生んでいたのだ。
 
 衝撃のラストでは、恋愛がつながっている設定で私は気に入っている。
 
 恋愛というのは、いつかどこかで誰かとつながっているものなのかもしれない。
 私も諦めずに運命の人と巡り会うのを待ってみようかなと思った。
 
 身近でありそうな恋愛ばかりなので共感する恋が必ずあると思う。
 是非、クリスマスの日にでも恋人と見ると最高かもしれない。
 いない人でも一人でハッピーになれる事間違いない。
  
 最後にミスタービーンが少年の恋を助けるシーンがあるので、そこを見て欲しい。イキな事するなと思う。
 ホワイトクリスマスの雪のように甘くて溶けるかも知れない。

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 Love Actually (6/10) Movie CLIP - Christmas Cards for Juliet (2003) HD

2046

2006年06月21日 | ラブストーリー
 ☆ストーリー☆1960年代の後半、香港の古びたホテルに住むチャウ(トニー・レオン)は、それまで自分が接してきた女性たちとの思い出やこだわりを胸に、ある近未来SF小説『2046』を書き始めていく。それは、失われた愛を見つけることができるという“2046”へ向かう謎の列車の物語。2046から帰ってきた者はいないという。ただひとりの男(木村拓哉)を除いては。そして今、男は再び列車に乗り込んでいた…。
ウォン・カーワイ監督がアジアを代表するトップ・スターを集結させて取り組んだSFラブストーリー…と思いきや、主軸として描かれるのは『欲望の翼』や『花様年華』ともリンクする、過去の女に想いを馳せる中年男のストイックなノスタルジーであり、実際SFとしてのドラマは劇中劇として少し挿入される程度。我らがキムタクの出番も少ないので、そのあたりを踏まえて接した方が得策。要はトニー・レオン扮する主人公の魂の彷徨に同化できるか否かで評価は大いに変わるだろう。フェイ・ウォン、チャン・ツーイーなど女優陣は魅力的。

 ☆私の感想☆何回見てもお洒落で、一人ひとり味がある人ばかりだ。ちなみに音楽もマッチしていて、妖艶な世界に引き込まれていく。
 
 トニーレオンは新聞記者で、副業で小説を書いている。タバコを吸いながら、小説を書いている姿がかっこよすぎである。
 その小説の中に自分の生活をおりまぜていく。
 泊まっているホテルの支配人の娘が日本人に恋をしていて、それを元にアンドロイドが恋をする物語を書いていく。
 
 トニーレオン本人も色々な恋愛を体験中で、女関係は一つずつ終わっていく。
 
 私が気に入っているのは、チャンツィーとの恋愛だ。
 部屋が隣同士で、二人は寂しいからかいつの間にかそういう関係に発展していく。
 男は、永遠の恋は存在するはずもないと考えているので、一夜だけに終わらせる。体が欲しい時だけ、十ドルと引き換えに二人は愛し合うのだ。
 はじめは男から求めていたのだが、そのうち女の方から求めていく。最後の最後まで、いい感じの二人なのだが、何故かうまくいかない。そんな姿にいら立ちを覚えるが、それが大人の恋なのだろうか。
 
 男は永遠の恋は存在しないというが、これこそがまさに永遠の恋なのではないだろうかと思った。

 チャンツィーが魅力的で、私だったら、ずっと一緒にいてあげたいと思うのだが、男は背中を向けて去っていく。その姿を見て女は惚れるものかもしれない。
  
 自分勝手で、女を置き去りにする様な男に惹かれるのか。そう考えたら、まさに現在好きな人の彼氏もそんな所がある。
 
 トニーレオンを真似して、冷たくてどこか優しい男になっていけたらいいなと思った。髭でも伸ばそうかな。少しはかんろくが出るかもしれない。
 
 2046というのは、難しく考えていたのだが、ただの部屋番号のようだった。
 
 チャイニーズドレスがお洒落で、音楽も妖艶で、美人ばかり出てくるこの映画を見てみてはどうだろうか
 
 大人の恋をしたい人に是非お薦めしたい映画だ。
 
 
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 2046. Polonaise. Shigeru Umebayashi