快談爺流離日記

思いの儘に記す自然を好み手近の被写体を撮り歩く暇爺。

BIGLOBEニュースを見て

2011年03月16日 16時38分30秒 | ノンカテゴリ
『津波の時は井戸を見ろ』 先人の教えで助かる

「津波の時は井戸に気おつけろ」。岩手県大槌町の佐藤さんは二十数年前に近所の高齢者から聞いたこんな教えを覚えていて、
津波から逃げ延びた。佐藤さんは二十数年前当時小学生だった長女と学校の学習発表のため津波について勉強していた。
そのとき、明治29年に起きた明治三陸大津波に被災した近所のお年寄りからの体験を聞いた。
「津波の時には井戸の水が引いて、ゴボゴボと言う音がする。井戸に気を付けて」とそれ以降「津波の来そうな時にとにかく井戸を見る」と肝に銘じて居た・・・
この知恵が今回の震災に生きた、揺れが収まった後、佐藤さんは直ぐ自宅の井戸を覗いた。「(井戸の水が)今まで見たことがないくらいに真っ茶色に濁っていた。
此れはまずいと思ってすぐさま逃げた」
自宅は津波に飲み込まれたが、佐藤さんは高台に逃げて助かった。・・高台からみると、町が煙がたなびいていた。「よく見ると水しぶきだった。あんなに近くまで来るなんて・・」と今回の津波の壮絶さを語った。
「先人の教えは大事なんだと、今回の事で教わりました」と笑顔を見せた。BIGLOBEニュースより。

この記事を読んで、現代社会では科学技術が進歩してきて、動物には本能が有る様に、元々持ち備えていた人間の知恵とか経験が失われて行くような気がしてならない、
先人が経験した知恵を次の世代に伝えて行く事も現代人の勤めとも思いました。