父(とぉ)のつぶやき&D50フォト日記

小学校1年生の娘に父(とぉ)と呼ばれる父。日々、感じた事を何でもありで・・・。

夏、最終話。

2006-08-21 | 高校野球
日本中が興奮に包まれた昨日の甲子園。

地元で行われていたお祭りの「松戸北海道会」の出店の前にはこんな速報版が…。



そして、今日の再試合。
まるで、秋の風があっという間に夏の熱気を冷ましていくかのように試合は淡々と進んでいった。

大会を通してクールな表情を崩さなかった、早実・斉藤君の涙。
闘志を常に表に出して闘ってきた、駒大苫小牧・田中君の敗れてなお、しっかりと前を見据えた強い眼差し。
最後の最後、最も注目された二人の表情に胸が熱くなった。

閉会式。
準優勝盾を受け取りに行く、主将・本間君に何事かささやく田中君。はっきりとは分からないが、口元が「胸を張って受け取って来いよ。」そう動いてるように見えた。
実は駒苫の主将は地方予選までずっと、投手の田中君が務めていた。甲子園出場が決まって本間君に交代したのだが、極めて珍しいケースだ。
「田中の負担を軽くし、投球に専念させるため」という香田監督のコメントだったが、実は彼は大会前から故障を抱えていたのではないだろうか?
10キロを超える深紅の大優勝旗を持って入場行進するのは、投手の腕に相当の負担を強いる。そこまで考えての主将交代だったのではないかと思った。

今大会最も注目されながら、彼らしくない投球が続いていた。
真っ向から勝負して、どんどん注目を浴びた早実・斉藤君に対するライバル心は相当のものがあったに違いない。それでも彼は、チームの為に剛球を封印し変化球で相手を抑えていった。それは、不祥事で春の選抜を辞退するという苦しいチームを1年間引っ張ってきた、紛れも無い主将の姿だった…。

9回目のUPになった高校野球のフォト。今日が最終回です。
地方予選を撮影しに行った事によって、例年以上に思い入れを持って見た年になった気がします。
何よりもひたむきな、高校生の姿に忘れていた何かを見つけた気がします。

「君の名を呼ぶ」



スタンドを埋め尽くした生徒たち。
彼はグラウンドに背中を向けながらも、気持ちを選手に送っていた。

「誇り」



現役の選手や生徒だけではない。
OBや父母会の方が背中に背負った母校の文字。
愛校心という名の誇りを感じた。

「距離」



近くて遠いスタンドとグラウンド。
遠くて近いグラウンドとスタンド。
思いが一つになった時、その距離はゼロになる。

「ありがとう」



選手はスタンドに。
スタンドは選手に。
伝える言葉は一つだけ…。

「心の中の涙」



「どんな結果になっても、最後は笑顔でいようって決めてます。」そう話していた彼女は、その言葉の通りみんなを笑顔で労っていた。
でも、みんな知っている。本当は一番泣きたいほど悔しいのは彼女だという事を。

「流した涙と最高の笑顔」





泣き顔が微笑みに変わる 瞬間の涙を
世界じゅうの人たちに そっと見せてあげたい…  曲「瑠璃色の地球」松田聖子

この夏、スタンドで見た最も輝いていた笑顔。

最後に彼らに伝えたい。

この夏を決して忘れないでいて欲しいと。

女神たちの熱い夏。

2006-08-20 | 高校野球
8回目の迎えた、高校野球のシリーズ。
本当は決勝戦の今日、最終回にしようと思っていた。

しかし…。
延長15回、駒大苫小牧・早稲田実業の激闘はついに決着がつく事無く引き分け再試合となった。
再三のサヨナラのピンチを気迫溢れるピッチングで抑え込んだ「世代No.1投手」と言われる駒苫の田中君。
クールな表情の中に秘めた闘志で終始自分の投球を貫いた早実の斉藤君。スクイズをとっさの判断でワンバウンドさせて外した技術といい、170球を超えてなおMAXの147キロのストレートを投げ込むスタミナと精神力には、鳥肌さえ立つ凄みを感じた。

どちらにも勝って欲しい…。このままずっと、試合が続いてくれたら…。
そんな思いをいつの間にか抱いていた。

今日の写真はずばり「女神」。



いつの間にか一つになるみんなの思い。



野球部の部員じゃなくても、夢は同じ。
声を嗄らし、手を突き上げ、喜びに涌く。



手製のシャツだろうか、スタンドでひときわ目立っていた二人。



ひとりひとりの思いは選手に間違いなく伝わっている。

一般の生徒の中で一心に祈りを込める女生徒を見つけた…。



見る者みんなに、夢と勇気を与える選手達。
純粋な高校生の姿を見て、こちらの胸も熱くなってくる。

そして、選手達の最もそばにいた「女神」たちの女子マネージャー。
彼女達の手作りのユニフォームの形をしたお守り。



裏側には、一人一人の思いが縫い込まれていた。



「駆け抜けろ、ユメブタイ」
彼の思いは、夢の舞台を飛び回ったに違いない。

そして、マネージャー自身のお守りには…



「ひっし」…。
「必ず支える」と書いて「ひっし」と読む。

彼女の思いがこの短い言葉に詰まっていた。


しかし、すごい試合でした。
本塁打数の増加や壮絶な打撃戦が多かった今大会でしたが、双方の鍛えられた守りと投手力。すごくレベルの高い好試合でした。
明日の再試合、果たして「勝利の女神」はどちらに微笑むのでしょうか?

ここまで敗れていった、4110校の思いを全て背負うに相応しい2校の激闘だと思います。今夜、再度夢を見れる2校の幸せな選手達にとって思い残すことのない、再試合であるように心から願います。

涙も汗も魂も。全てをグラウンドに置いてこよう。~最後は笑顔で。

2006-08-19 | 高校野球
夏の風物詩、甲子園も今日は準決勝。
全国で4112校が目指した深紅の大優勝旗まで残ったのはわずか4校。

今年の夏16万6000人の球児、一人一人に刻まれたドラマはどんなものだったのだろう。
本来の力を発揮する事無く夏を終えたチームもあっただろう。悔いの無いプレーで満たされた気持ちで終わったチームもあっただろう。
だが、この夏1校を除く全てのチームは「敗北」という結果で夏を終える事になる。
「涙も汗も魂も。全てをグラウンドに置いてこよう」
高校時代、汚い部室の壁に掛けられていた言葉。
今になってこの言葉の意味がやっとわかった気がする。

忘れないでいて欲しい。





少しでも選手に力を…声を嗄らした事を。そして流した汗を。

憶えていて欲しい。



最後の瞬間を。流した涙の味を。

きっと忘れないだろう。



気持ちは選手と同じ。魂を込めたその祈りと願い。

この夏、偶然出会った彼らの思い。
もう20年もたつ遠い記憶を、昨日の事のように思い起こしてくれた。

試合の終わったスタジアムの外…。
選手をずっと待つ、多くの一般生徒たち、父母会の人たち、そして多くのファン。
みんなの前での主将の言葉。
頬を伝うのは涙か汗か…。



「高校野球はどこで野球をやるんじゃなく、そこでどんなプレーをするかだと思います。この夏、強豪とたくさん試合できて皆さんに支えられて最高の思いでした。悔いはありません。」



この夏、彼らに励まされ感動をもらったみんなは温かい拍手と最後の声援を贈る。まるで、夏の終わりを名残惜しむかのように。

爽やかな、思い残すことのないように笑顔を見せる3年生。
泣きじゃくる1・2年生。少しでも長く先輩たちと野球がしたかった…。



7試合で1000球以上を一人で投げぬいた、小柄な2年生エース。
最後の試合で打ち込まれた彼を責める者は、もちろん誰もいない。

テレビカメラを向けられた彼等の弾けるような笑顔が、この夏が最高の夏だった事を思わせてくれる。



そして、やってくる「別れ」の時。
3年生はこの日を最後にユニフォームを脱ぐ。

選手を支え続けたマネージャーに…。
伝える言葉は、心からの「ありがとう。」



たった一言だけだが、万感の思いが伝わってくる。



ALL PHOTO Nikon D50 / SIGMA 55-200mmF4-5.6DC

甲子園もいよいよ今日と明日、2日間だけとなりました。
ここまで勝ち残ったチームには勝ち負けももちろん、全ての思いをグラウンドで出してプレーして欲しいです。

先日、撮影した写真約300枚をこの学校へお贈りしたところ、校長先生から丁寧なお礼の手紙を頂きました。3年生たちは、すぐに翌日から夏季講習に出席して早くも新しいスタートを切ったとの事です。1・2年生も新チームで活動を開始。この夏以上の活躍を期して頑張ってるようです。
校長先生曰く、部員だけでなく生徒・教員・OB・父兄…。最高に盛り上がった夏だったようです。

きっと、彼らの「涙も汗も魂も。」
全てグラウンドに置いて、悔いのない夏だったんでしょうね。

これからの彼らの人生に、心からのエールを送ります。

お寿司が食べたい!

2006-08-18 | とぉ娘。(とーむす。)
最近「鉄ちゃん」のUPが続いたので…。
今日は気分を変えて、この前行った葛西臨海公園の様子を。

「水族館としては、そんなに大した事ないよ?」と女房に言われながら「まぁ、暑さしのぎになればいいや。」という軽い気持ちで出かけた。

マグロの回遊水槽は見たかったのである。



このアングルの写真は良く見かけてるので、どうかなぁ?と思ってたが、実際に見るとやはり迫力はある。
とぉ娘。が一飲みのされちゃいそうだ。

Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8D
絞り優先オート 1/50 F2.8 マルチパターン測光 補正なし ISO1600

マグロのほかには、確かに大した目玉はなく…。



水槽も小さく暗いものが多い。
とは言っても、「写真撮るには暗い」という意味だが(笑)

Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8D
絞り優先オート 1/160 F1.8 ISO800 NCNXにて補正

この日、とぉ娘。が一番気に入ってたのが…



このサメ…。なんでだろう?
しきりに「可愛い顔」って連発していた。

Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8D
絞り優先オート 1/40 F1.8 マルチパターン測光 補正なし ISO800

しかし、この日は暑かった!!
午後2時過ぎに激しい夕立が30分程降り、水族館に着く直前に上がった。
ここは駐車場から少し歩くのだが、暑さ&湿気で不快指数は軽く100%オーバー。早く室内に入りたかった。

が、室内に入っても…
あまり涼しくないのである…。
人が多いからなのか、環境対策のため冷房設定を弱くしているのか…
水族館独特の「ひんやり~ぃ」とした空気じゃないのである。



くらげになって、ぷかぷか海に漂っていたいなぁ…。

Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8D
絞り優先オート 1/80 F1.8 マルチパターン測光 補正なし ISO800

それでもしばらく館内を見て待ってるうちに…



Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8D
絞り優先オート 1/100 F1.8 マルチパターン測光 補正なし ISO800

なんとなく表情が変わってきたとぉ娘。



「どぉしたの?」って聞いてみる。
今週はお盆休みであちこち行ったりして、疲れたのかな?と思ったら…。

「お腹空いた…。なんか、お寿司食べたい…
って。おい!そういうオチかよ?ったく、食いしん坊なんだから…。

Nikon D50 / AF Nikkor 50mm F1.8D
絞り優先オート 1/40 F1.8 マルチパターン測光 補正なし ISO1600

涼を求めて水族館へ行ってきました。
POKOパパさんもおっしゃってる様に、撮影はなかなか難しいです。
でも、雰囲気だけでも残せたので良しとします。

周りのコンデジ使ってる人は、ばしばしフラッシュ焚いてたんですが…。
「フラッシュ禁止」って書いてなかったので、使っても良かったのかなぁ?
シンクロ使えば、もう少し写りは良かったかも?
でも、こういう撮り方のほうが雰囲気は出ますよね?

房総の車窓から ~小湊鉄道Part3

2006-08-17 | とぉ娘。と小湊鉄道
またまた小湊鉄道ネタです。

他に無いんかぃ?って声が聞こえてきそうですが、すっかり「鉄ちゃん」となったとぉには聞こえないみたいです…(笑)

だって、本当に雰囲気が良くてUPしたい写真が多数ストックされており…。
鉄道好きの方じゃなくても、通いたくなるロケーションなんです。

前回の月崎駅から車で上総川間へ移動。
「次の駅に着いたよ」ってとぉ娘。に言うと。

え??どこ??




確かに…。
ここの駅、田んぼの真ん中にぽつんとほったて小屋みたいな駅舎が。
トイレすらありません…。

Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 56mm
絞り優先オート 1/1250 F4 ISO200 NCNXにて補正

しかし、この駅の素晴らしいのはそのロケーション。



「何も足さない…何も引かない…」っていう、ウイスキーのコマーシャルコピーがありましたが、まさにその感じ。

Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 200mm
絞り優先オート 1/640 F8 マルチパターン測光 補正なし ISO200

徐々に傾きはじめた日差しが、柔らかさを増してきました。



Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 165mm
絞り優先オート 1/400 F5.3 ISO200 NCNXにて補正

「ねぇねぇ、汽車乗りたいよぉ」と言うとぉ娘。
ここの駅に車を停めて下り列車に乗り込みました。



早速、一番前の特等席で車窓の景色を楽しみます。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 1/125 F4 マルチパターン測光 補正なし ISO200

ゆっくり、ゆっくり…。
景色が流れて行きます。



Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 50mm
シャッター優先オート 1/8 F36 マルチパターン測光 補正なし ISO200

そして、列車はゆっくりと高滝駅の到着しました。
今夜は花火大会ですが、まだこの時間、ホームは静かです。



車掌のお姉さんが手を振ってくれて、大喜びのとぉ娘。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 1/800 F4 マルチパターン測光 補正なし ISO200

ところで、この高滝駅。普段は無人駅です。
ですが年に一回、この花火大会の日だけは駅員が配置され切符も販売されます。



切符は、昔懐かしい「硬券」です。
テーブルの上に並んだ切符は、マニアの方が購入した高滝から各駅までの全区間の切符。
全種類でしめて8100円!!

「1年で今日しか買えないからねぇ~。」と笑顔が輝いて満足そうでした。
とぉ&とぉ娘。も切符購入しました。
もちろん、乗った川間駅までの分だけですが…。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 50mm
絞り優先オート 1/640 F5.6 マルチパターン測光 補正なし ISO200

しばらく、その方(おそらく同じ歳くらいかな?)としばらく談笑。
全国の鉄道を乗ってまわっていて、全線制覇を目指してるそうです。
マニアの人って熱いですねぇ。
あ、とぉもか…。

マニアといえば…。



あちこちの駅や撮影名所で、多くの「鉄ちゃん」を見かけました。
これは、鶴舞駅。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 50mm
絞り優先オート 1/160 F5.6 マルチパターン測光 補正なし ISO200



世界の中心で、愛をさけぶ ~小湊鉄道Part2

2006-08-16 | とぉ娘。と小湊鉄道
今日は(まぁいつもの事ですが)思いっきり、個人的趣味に走ったお話です。

「世界の中心で、愛をさけぶ」
ちょっと前に、一大ブームを巻き起こした、片山恭一作の純愛小説。

とぉは、最初映画から入ってすっかりはまってしまいました…。
自分とほとんど重なる主人公の年齢設定。
高校生の時の甘酸っぱい思いでが蘇ってきて、思いっきり感情移入しちゃいました。流行りモノは…という方もいるでしょうが、とぉは素直に感動したんです。

そして、テレビでもドラマが放送されました。
映画で成功した作品をドラマ版で…。よくあるパターンですが、大抵のものは映画を超える事無く終わってしまうようです。

が、この「せかちゅー」は、ドラマも良かったです。
DVDも持ってます…、はい。

そこで…この風景です。



ドラマを多少熱心に見てた人なら分かると思いますが、見てない人&あんまり関心の無い人には…何じゃらほい?って感じでしょうか?

Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 200mm
絞り優先オート 1/320 F5.6 ISO200  NCNXにて補正

まぁ、あくまでも自己満足という事で…。
このドラマ、基本的には伊豆の松崎という所でロケやってたんですが、第3話のあるシーンだけ、ここ小湊鉄道の月崎駅が使われました。



Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 66mm
絞り優先オート 1/320 F4.2 ISO200 NCNXにて補正

主人公の朔太郎とヒロインの亜紀が、亡くなった朔太郎のおじいさんの遺言通り、おじいさんと結ばれなかった恋人の骨を一緒にして、戦争に出征した駅で撒くというシーンです。



とぉ娘。を亜紀に見立てて撮ってみようとしましたが…。
さすがにトップモデルとはいえ…
薄幸の美少女を演じるのはまだ早いようです(笑)。

Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 200mm
絞り優先オート 1/200 F5.6 NCNXにて補正

ちなみに、ドラマの設定では「廃線になって朽ち果てかかった駅」という設定ですが…。



もちろん、ちゃんと列車はやってきます。

Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 200mm
絞り優先オート 1/500 F5.6 ISO200 NCNXにて補正

今日は花火大会の臨時ダイヤのため、ここより手前の駅で折り返し運転になるため月崎駅での最終列車になります。



Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 56mm
絞り優先オート 1/3200 F4 ISO400 NCNXにて補正

しっかり列車を見送って、とぉ&とぉ娘。は次の駅へと車を走らせます。

そろそろ、列車に乗りたくてウズウズし始めてるとぉ娘。

さて次回の展開は?

小さな一日駅長。 ~小湊鉄道Part1

2006-08-15 | とぉ娘。と小湊鉄道
先日の流鉄ですっかり「鉄ちゃん」になった、とぉ&とぉ娘。

都内で大停電の朝を迎えた日。
二人で房総半島の真ん中を走る、小湊鉄道への撮影小旅行へ出かけました。

お盆の渋滞を何とか抜けると、思い描いていた通りののんびりとした世界が二人を迎えてくれました。



まず最初に訪れたのは「上総鶴舞駅」。
無人駅ですが「関東駅100選」にも選ばれた駅です。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 22mm
絞り優先オート 1/2000 F3.8 ISO200 NCNXにて補正

木造のなんともいえない雰囲気の駅と、山里の綺麗な空気が爽やかで、暑い中吹く風に涼しさを感じさせてくれるほどです。

到着して、20分くらいして…。
遠くから汽笛の音、レールのかたんかたんという音が段々大きくなって…



上り列車がやってきました。
今日のとぉ娘。は、小湊鉄道の車体のカラーに合わせたシャツを着てきました。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 50mm
絞り優先オート 1/1000 F5.6 ISO200 NCNXにて補正

「この電車(後で電車と汽車の違いをちゃんと教えておきました)、可愛い。」
大喜びのとぉ娘。に「連れてきて良かったなぁ」と安心するとぉ。

列車が行ってしまうと、次の下り列車が来るまで30分以上あります。

普段は持て余してしまいそうな時間も…。



ここにいると、なんだか時間までゆっくり流れてる気がしてきます。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 1/1600 F3.5 ISO200 NCNXにて補正

駅には、もう使われていないホームと線路が草に覆われながらも名残を残していました。



照りつけるような日差しも、何となくいつもと違う気がします。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 1/2500 F3.5 ISO200 NCNXにて補正

次の列車を待ってる間…。



とぉ娘。は、さっき見た汽車を絵に描いてました。
普段、せっかちな方のとぉもとぉ娘。も待つ時間をすっかり楽しんでいます。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 25mm
絞り優先オート 1/500 F4 マルチパターン測光 補正なし ISO200

と、そこへ遠くから踏切の音が風に運ばれて聞こえてきました。



下り列車の到着です。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 50mm
絞り優先オート 1/640 F5.6 マルチパターン測光 補正なし ISO200

ホームを出る汽車を、普段は無人駅の「小さな一日駅長さん」が…



「敬礼!」で見送ります。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 22mm
絞り優先オート 1/1250 F3.8 ISO200 NCNXにて補正

すっかり鉄道好きになった(もともととぉは好きだったんですが…)二人は、念願の小湊鉄道にやって来ました。
色んな有名な撮影スポットもあるようですが、今回は初めてという事もあっていくつかの駅を巡ってみました。
どの駅もそれぞれ趣があって、普段とは違う時間の過ごし方ができた気がします。
この日は、沿線の高滝ダムでの花火大会の日。
おそらく1年のうちでも、乗降客が有数に多い日だったんでしょう。

本当は、夕方くらいまでで帰ろうと思ってたんです。とぉ娘。が飽きちゃうかなぁと思って…。
しかし、まだ花火の喧騒の欠片も見えないこの駅での午前中から、10時間もこの辺りにいる事になるとは、思ってもみませんでした。

小湊鉄道の駅めぐりは、もう少し続きます…。



いやぁ~疲れましたぁ。

2006-08-14 | その他のフォト
しかし、疲れました…。
ものすごく楽しかったんですが、ものすごく疲れました。

え?どうして疲れたのかって?

それは…。



あまりに疲れすぎて、写真選びもちょっと気合が入ってません…。

これで分かる人は…。

きっと何人かがいるんでしょうね…。
と確信に近い想像をするとぉでした(笑)

詳しくは後日…。


夏休みの宿題。

2006-08-13 | とぉ娘。(とーむす。)
とぉは、切羽詰らないとやらない性格なんです…。

だから、当然「夏休みの宿題」なんて全く計画性なし。最後の最後に親に泣きつくというのが毎年のパターンでした。
とぉ娘。にとって初めての夏休み。
「きっと山のように宿題かかえてくるんだろうなぁ~」なんて、ママと話していたら…。
国語と算数のプリントが5~6枚…。絵日記2枚。朝顔の観察、歯磨き日誌…。
え?宿題これだけ?
思わず、学校に確認しようかと思うくらい少ない…。

これも、最近の「ゆとり教育」のせいなんでしょうか??

「自由研究」ももう本当にその名の通り「自由」。
小1じゃぁ、自分で決められるわけもなく…。とぉが考えました!

で、今作ってるのがこれ ↓



親子共同制作の「観察絵&写真日記」!
左側のとぉの撮った写真。右側にとぉ娘。の絵とコメント。

まさに「趣味と実益を兼ねる」ナイスアイディア!と思ってるんですが…。

とぉ娘。のコメントもなかなか詳細なんです。
「ハスの花」には…
はすのはなは、あさはやくさいて、おひるにはさきません。
ゆうがたからよるはとじてるので、はなはみれません。

何を教えた訳ではないのに、ちゃんとそう書いてありました。
写真撮ってる時に教えた事、ちゃんと覚えているんですねぇ~。

少しでも、花や植物の特徴をつかもうとして…。



とぉがマクロレンズ取り出すように、虫眼鏡を取り出すとぉ娘。
そうだよ。マクロの目は必要なんだよ。って、教えてみたりします(笑)

Nikon D50 / TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
絞り優先オート 1/800 F3.2 マルチパターン測光 ISO200 補正なし

花や植物だけじゃなく…。



Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 85mm
絞り優先オート 1/500 F5 マルチパターン測光 補正なし ISO200

トンボを捕まえては、じ~っと観察したり…



Nikon D50 / TAMRON SP AF90mm F2.8 Di MACRO
絞り優先オート 1/800 F3.2 マルチパターン測光 補正なし ISO200

ざりがにを釣ったりします。



Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 66mm
絞り優先オート 1/500 F4.2 スポット測光 補正なし ISO200
きゃぁあぁあぁぁあ!!ざりがにだけはやめてぇえぇえぇ!!

と、叫ぶ海老嫌いのママも…



なぜか、いつの間にか一生懸命釣ってたりします(笑)

Nikon D50 / SIGMA 55-200mm F4-5.6DC 56mm
絞り優先オート 1/320 F4 マルチパターン測光 補正なし ISO200

親も子も楽しむ自由研究ができてます。

Night Train of a local line ~流山電鉄Part3

2006-08-12 | その他のフォト
22号踏切。

ネットで流山電鉄の事を色々と調べていたら、ここの踏み切りはこの路線の撮影スポットの一つとして知られているらしい。
一番人気は、馬橋駅から幸谷駅の間の桜並木と電車が一緒に撮れるところらしいが(ここは春のお楽しみ)、車体そのものを撮ったりするには、ここの踏切に鉄ヲタが集結するようだ。何年か前に「赤城」という車両が引退する日の写真がWebで出ていたが、ここの踏切に人が鈴なりになっている様子を車内から捉えたものがあった。



もちろん、この日はとぉ&とぉ娘。だけだったが…。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 1/250 F3.5 ISO400 NCNXにて補正

一通り、夕方の良い雰囲気の中での撮影を終えて…。



本日のギャラ、「おくらと納豆、温泉玉子の冷やしうどん」を
ご機嫌で食するとぉ娘。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 1/13 F3.5 マルチパターン測光 ISO400 補正なし

「さぁ、帰ろうか?」と、とぉ。
「う~ん。夜の電車も見てみたいなぁ…」と、とぉ娘。

本当に?
よほど気に入ったらしい。



昨日UPした写真と同じアングルで。
すっかり日は落ち、空には星が(ちゃんと写ってます。わかるかなぁ?)。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
絞り優先オート 6秒 F5.6 ISO200 NCNXにて補正

電車が通る。
光の帯を残していく。



Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
マニュアル 4秒 F10 ISO200 NCNXにて補正

線路と踏み切りの音が止むと…。



Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 48mm
マニュアル 7秒 F5.6 ISO200 NCNXにて補正

静寂があたりを包み込む。
ここは、本当に都心まで30分の場所なの?



Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 20mm
マニュアル 2秒 F9 ISO200 NCNXにて補正

そして、15分後。
さっきの電車が折り返してやってきた。



Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 18mm
マニュアル 7秒 F9 ISO200 NCNXにて補正

また、眩しい光の帯を残していく。
しかし、車内に乗客の姿はほとんどなかった…。

そして電車の姿が見えなくなると…



また、静かな夜が広がる風景に戻った。

Nikon D50 / SIGMA 18-50mm F3.5-5.6DC 50mm
マニュアル 7秒 F9 ISO200 NCNXにて補正

流山電鉄 Part3です。
今日は、同じ場所から撮った夜の写真をUPしてみました。
電車の通るところを、長時間露光したらこんな風に写って面白いかなぁ?と思って撮ってみました。
電車の通る時の眩しさと、通り過ぎた後の静けさのギャップが出たんじゃないかなぁって思ってます。

しかし、本当に「田舎の風景」ですね。
個人的には好きなんですが。