関東フットサルリーグ2部試合レポート

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【最終節第6試合目】FCmm vs MORANGO栃木

2014年01月02日 18時40分37秒 | photo report

関東フットサルリーグ2部 第13節 最終節

FC mm 9-4 MORANGO栃木
前半 4-0
後半 5-4

【得点経過】
1分 平(mm)
6分 平(mm)
12分 大貫(mm)
17分 大貫(mm)
29分 船橋(mm)
32分 オウンゴール(モランゴ)
32分 田中(mm)
35分 船橋(mm)
35分 池田(モランゴ)
37分 千葉(mm)
38分 山崎(知)(モランゴ)
39分 吉原(mm)
39分 井上(モランゴ)

【シュート数】
mm 35本(前半18本、後半17本)
モランゴ 28本(前半9本、10本)

【個人シュート数】
mm 千葉9、船橋6、大貫4、平4、田中3、豊永3、田野2、吉原2、杉崎1、目良1
モランゴ 山崎(知)12、井上5、山崎(暢)5、大木2、堀江2、池田1、金子1

【累積ファール】
mm 前半2、後半3
モランゴ 前半4、後半1

【警告】
なし

【退場】
なし

【試合レポート】
優勝が決まっている㎜はここまで8勝2分の勝ち点26。今季圧倒的な勢いで開幕から突っ走ってきた。記念すべき1年を無敗優勝という栄冠を添えて締めくくりたいところだ。一方のモランゴは2勝6敗2分の勝ち点8、昇格1年目の今年は非常に苦しいシーズンであったが、エース山崎(知)は暫定得点王。山崎(知)を中心に王者相手に一泡吹かせられるか。

㎜のスターティングは船橋、大貫、平、吉原、ゴレイロ稲垣。対するモランゴは山崎(知)、 山崎(暢)、金子、堀江、ゴレイロ直井。

試合は王者㎜がいきなり仕掛ける。1分、カウンターから右に展開、それをダイレクトでファーへ強パス、これを平が押し込んで先制。今季走力で相手を圧倒し続けた㎜らしいダイナミックな展開からの電光石火の先制点。この日会場に駆け付けたmmを応援する子どもたちの声援が大きくなる。モランゴは積極的に山崎(暢)にあてて前線で起点を作りたいところであるが㎜の前プレを受け効果的にパスを通せない。㎜ペースで試合が続く中、6分 には中央mm吉原のパスを右で平が受け、落ち着いてゴール左に流し込み追加点。

前半は中盤に差し掛かっても㎜のペース。前プレに苦しむモランゴ。シュートの場面も㎜のほうが多い。するとこの試合の3点目も㎜。12分、ゴレイロ稲垣得意のレーザービームから、ゴール前大貫が頭でそらしてゴール。良い時間帯に追加点を決め、無敗優勝に向けてよいムードが漂い始める。モランゴは13分、左キックインから井上が強烈なボールをファーへ送るも、逆アラの絞ったmmディフェンダーに触られる。続く14分、モランゴ井上のワンマンカウンターから左に流れ、左足インサイドでゴール右下を狙うも外れる。徐々にシュートまで持っていく場面が出てきたモランゴ。しかし、その肝心のカウンターがなかなか決まらない。そうこうしているうちに前半終了間際の29分には、ロングボールの競り合いこぼれ球を大貫が決めて4点目。

後半開始の立ち上がりは反撃に出たいモランゴが積極的にシュートを放つ。21分、モランゴカウンターから中央山崎(知)から左サイドの10番山崎(暢)に展開、これを右足インサイドでダイレクトシュートを打つが惜しくもサイドネット。また、右サイド高い位置でモランゴ11番山崎(知)がワントラップで縦に持ち出して右足インステップシュート。

立ち上がりの仕掛けから主導権を握りたかったモランゴであったが、時間がたつにつれ㎜のペースに引き戻されるすると29分、中央やや左よりの位置で受けた船橋がゴレイロを左にかわし、左足でゴールに流し込み5点目。運動量と声が全く落ちない㎜はいくつゴールを積み重ねるかという勢い。しかし、モランゴはこのままで終わるわけにはいかない。

32分、モランゴ井上がやや右の位置でためて中へ、高橋のダイレクトシュートはポストにあたるもののオウンゴールを誘発。一点返されるものの、32分 mm田中が左アラ勝負からのゴールで、35分、左サイド吉原からの折り返しを船橋が詰めて点差を広げる。この時点でスコアは7-2.

残り4分は打ち合いの試合展開。35分、モランゴ後方の黒田からのロングボールを池田がダイレで合わせてゴール。するとmmのピヴォ当てから千葉がゴール。負けじとモランゴ、38分にカウンターから山崎(知)がゴレイロとの1対1、これを空いたコースを冷静に打ち抜き追加点。残り10秒、44番杉崎のシュートのこぼれを9番吉原がつめてゴール。最後はモランゴ井上が一点を返し、試合終了。終わってみればスコアは9-4と13点ものゴールが生まれた見応えたっぷりの試合であった。

mmはこれで無敗優勝という偉業を達成した。この日も平のゴール前での嗅覚と溌剌としたプレー、田中・吉原の切れ味鋭いドリブル、船橋の気合の入ったディフェンス、稲垣のスロー、千葉のポストワークなど各選手個性を出しつつチームとしても一つになっていた。個性を出しつつ、一体感も失わない。この点に秀でていたからこそ今季のmmは強かったと言えるのではないだろうか。来季はいよいよ念願の関東1部という舞台でプレーする。関東2部で圧倒的な強さをみせた㎜は来季、強者ぞろいの関東1部でどれほどの活躍を見せてくれるだろうか。非常に楽しみである。

一方のモランゴは関東2部一年目は難しいものであった。特に失点の多さが下位に沈んでしまった大きな要因であろう。しかし、山崎(知)は17得点でリーグ得点王を獲得している。彼の突破力、決定力はリーグ随一であることが証明された。しかし、当然のことながら来季は彼へのマークが厳しくなることが予想される。そうなったときに山崎(暢)や井上らの得点力が生きてくるのではないだろうか。来季は守備の整備と、山崎(暢)・井上らの得点に期待して注目していきたい。


向井監督(左)
シーズン通してチームの雰囲気を保ち、若手とベテランの融合を実践した
船橋選手(右)
若手の躍動も後方で彼が健闘していたからこそ。大事な場面での得点もしばしばチームを助けた


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