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けやき農園ブログ

農園の日々を園主がお届けします。

クズ

2010-09-13 12:29:31 | 日誌
 役に立たない、必要としない…いらないモノを「クズ」と言いますが、それは「屑」です。これも、ある意味いらないモノかも知れませんが「葛」です。秋の七草の一つの「葛」の花が咲き始めました。

     

 女郎花、尾花、桔梗、撫子、藤袴、萩、そして葛で秋の七草ですが、春の七草は正月七日に七草粥にして食べる風習がありますが、秋の七草はそれを扱う行事や風習は特に無さそうです。ましてや食べません…。食欲の秋なのに「秋の七草」は眺めて秋を感じます。
 葛は、その根から「葛粉」がとれ、「くず湯」や「葛きり」などで食べるのはもちろん、「葛根」は漢方薬で「風邪薬」などに使われています。そんな身近な「葛」ですが、世界的には「屑」扱い?を受けつつあります。
 IUCN国際自然保護連合の「世界の侵略的外来種 ワースト100」にリストアップされています。この植物のが蔓性で生育が早く他の植物を淘汰するところからこの汚名?を着せられたのであろう…以前旧日本道路公団の研修会で「アメリカのハイウエイ緑化(特に乾燥地帯)にこの「葛」の導入を試みたのだが、野生化してその駆除に奔走している…」という話を聞いた覚えがあります。アメリカでは、この「葛」を「グリーンインベーダー」と呼ぶ学者も居るそうです。こんなことからリストアップされた経緯があるのでしょうか?

 猛残暑が今日で終わるようです、この暑さが来年まで体験出来ないと思うと…すこし寂しくもあります。七草の花が咲き始め日に日に秋に向かって行くのでしょう…「萩」の花も週末には開花するでしょう。やっと「秋」です。

ガチョ~ン

2010-09-12 17:39:09 | 日誌
 寝起きに朝刊を見て「ガチョ~ン」
 スポーツ紙の一面にあの佐々木課長の訃報の記事が大きく取り上げられていました。常に№2もしくは脇役…それもトップを引き立てる素晴らしい人物でした。トップに成らずに脇役に徹する、「昔の日本人」が好きなキャラクターを演じ続けた先輩…「谷啓さん」ご冥福をお祈りいたします。

     

 娘の通う県立高校の文化祭に行って「ガチョ~ン」
 中庭の特設ステージにて演技と聞いていたのだが、見てビックリ!なんとチャントしたステージが出来ているではないか…昔では考えられない光景でした…ガチョ~ン。揃いのポロシャツを着てのクラス別のダンスパフォーマンス…ジェネレーションギャップを感じ、父親になっている事を実感しました。

     

 駅までのバスの乗り方が解らず歩いていると車が渋滞していました。その原因を発見して「ガチョ~ン」
 なんと!マクドナルドのドライブスルー渋滞でした。日曜日の昼時だったのですが、日頃菅田から出ない私には理解するのに時間が掛かりました。手軽で安価…そして子供も喜ぶ…一石三?鳥。 生活スタイルが私が想像している以上に変化している様です。ちなみにその後電車に乗ったですが、乗降の改札口で「きっぷ」での通過は、見ている限り私だけでした…確実に時代から遅れだした「おっさん」になってる自分に「ガチョ~ン」でした。

神さま…

2010-09-11 13:48:00 | 日誌
 今日、菅田南町鎮守「杉山社」の山刈り・清掃が行われました。年に一度氏子会の会員が神社回りの雑木林の下刈りをします。菅田南町は古くより、「赤坂谷戸」「日向根谷戸」「長谷戸」「出戸谷戸」の4つの地区よりなり、本年度は「赤坂」と「日向根」の2地区の当番でした。(年に一度ですが、会員は2年に一度になります)

     

 朝8:00より、20名ほどが、各自草刈機などを持ち寄り繁茂した樹林の床を刈りました…。毎年管理しているので、「ササ」がほとんどで刈りやすいですが、傾斜地が多いのでそれが大変でした。かなり急な土手の松の切り株に「ヤツ」がいました…。

     

 「オオスズメバチ」です…。運の良い人は居ます…刈っていて大きな蜂の姿が見えたのでエンジンを止め、足元をみると5~6匹のオオスズメバチが居たそうです。そのままそーと後にさがり離れたそうです。その時頭にチクリと痛みを感じたのですが、幸い刺された訳ではなさそうでした。「神さま」のお陰でしょうか?あと少し何かが違っていたら大事になっていたかも知れません。
 
 途中に「お茶」そして作業後に「出前のどんぶり物」を食べながら、さまざまな話が出るのですが、最年少の私などには、菅田の昔話は大変興味深いモノがあります…。この様な機会が無ければ、この地の「風土・風習・言い伝え」は伝承出来ません。「神社」や「お寺」それに集う人がいて地域の連携などが出来ていたのでしょう?現在の地域社会で「忘れ去られた何か」がそこにあります。大切にしたいものです。

蜻蛉も蟷螂も…

2010-09-10 17:50:20 | 日誌
 恵みの雨をいただき、一息ついています…朝晩に急に秋めいてきたようです。虫達も秋モードに移行中の様です。我が家の「みつばち」の巣箱のまわりを「オニヤンマ」が周回しています。最初は、何故にここに居るのか解らなかったのですが、しばらく観察すると謎が解けました…。みつばちを捕獲して餌にしているようです。

     

 私の可愛いハニーを餌にしているのは、他にも居ました…「カマキリ」です。巣箱の出入り口に陣取り出入りする娘を狙っていました。階段式の出入り口にしてあるので、どこから出てくるかは解りません…「もぐら叩きゲーム」や飲み屋のお姉さんを待ち伏せして裏口から逃げられた…様なモノで、なかなか捕まえる事が出来ないようでした。(自分の姿と蟷螂が、重なり妙に悲しくなりました)

     
 
 昨日辺りから頻繁に「招かざる客」のスズメバチの姿を見るようなりました。まだ、オオスズメバチは見かけませんが…キイロスズメバチがやはり餌場にしているようです。虫取りの網で捕獲して「ネズミ捕りホイホイ」に貼り付けています。こうすると仲間を見て粘着シートにくっついてしまうみたいです…。
 それにしても黄色に黒のボーダーカラーは「危険!近寄るな!」と警告している様で少し怖いです…。

 虫達も秋を感じて、「冬」に向けての準備を始めている様です…。「何時までも夏は続かない…」と教えてくれているのかも知れません。

九日龍山飲

2010-09-09 13:17:37 | 日誌
 台風は「恵みの雨」をもたらし…今日は残暑も一休みです。9月9日は「重陽」です。5節句の一つ(1/7 3/3 5/5 7/7 9/9それぞれ七草、桃、菖蒲、七夕、菊)で、季節の節目の日だ。

      

 「9日龍の山で酒を飲む」は「李白」の詩です。重陽の節句には、菊の花びらを杯に浮かべて飲む風習が古来よりあるようです。今日も私は「重陽」に託けて、飲酒を重ねようと企んでいます…。
 この「李白」の素晴らしいのは、次の日10日の詩「九月十日即事」でその「ノンベイさ」がうかがえます…10日の夜も「迎え酒」で菊の節句を祝っています。見習うところがあります?

     

 ただ「十日の菊」という言葉があり、時期を逸するとその価値が無くなる…意味だが、日本では旬を逃してはいけないようです。確かに「26日のケーキ」や「15日のチョコレート」は、いただいてもあまり嬉しくありません。

 季節の変わり目、人生を省み、夢を語りながらの「飲酒」いかがですか?今日私は「蔵の師魂」にて酩酊する予定です。「十一日の菊」や「七日の菖蒲」は聞いた事無いのですが、明日も明後日も「李白師匠」の域に達するように鍛錬します。