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けやき農園ブログ

農園の日々を園主がお届けします。

寄生

2010-09-18 13:13:58 | 日誌
 一般に「他人の利益に依存するだけで、自分は何もしない存在」や「排除が困難な厄介者」などを指す言葉として使われる…。寄生は共生の一種であり、ある生物が他の生物から栄養やサービスを継続的また一方的に収奪する場合をさす言葉である。収奪される側を宿主と呼ばれる。(出典:ウィキペディア)
 人間社会で身近にそんなケースがあるかも知れない…あまり好ましくない事かも知れない…。出来れば「宿主」にはなりたくないと考えるのは私だけでしょうか?
 昨日、「平成会」の人たちと圃場視察中にそんな植物を発見しました。

      

 南蛮煙管 ナンバンキセル Aeginetle indica L 別名「思草おもいぐさ」とよばれるこの植物…寄生植物の一種です。宿主はススキ、チガヤ、ミョウガなどで、ちょうど今頃花を咲かせます。写真で見えている部分はすべて花で、茎は地下にあります。
 花柄の形が西洋の喫煙具に似ている事からこの名前になった様です。と言うことは江戸以前は名が無かったのか?オモイグサと呼ばれていたみたいです…。花がうなでれて咲き、その形が物思いげにみえたことに由来し、万葉集にも詠まれています。

 それにしても妙な植物です。花が咲かなければその存在は分かりません…散歩や行楽の折、ススキがあったらその根元を覗いて見て下さい…運が良ければ物思いに耽る彼に会えるかもしれません。

平成会一行様 ご来園 

2010-09-17 18:05:54 | 日誌
 「平成会」と聞いてどんなイメージが浮かぶだろうか?政治的な集まり…平成生まれの会…などなど…。この会は植木屋さんの集まりで平成に年号が変わってから発足したのでこの名称が付いています。南は九州鹿児島から北は福島県の16名の会員が今日視察に見えられました。

     

 本来は植木の生産状況や緑化事例の視察なのですが、たまたま会の幹事より本日の視察のコーディネイトを私が頼まれたので、「けやき農園」を見学してもらいました。
 農園の作付けの話でなく、農園の社会的存在価値や趣旨説明を主にお話しました。皆さん「植木」の生産流通を業としている人たちなのですが、「農業の可能性(セラピー、癒し、生きがいなど)」と「遊休農地」の話には共感と理解を頂いたようでした。

 昨日ドックの検査待ち時間に読んだ「地上 9月号(家の光)」にもフランスの「更正農園」の「農業の可能性」についての記事がありました。(フランスでは、この農園事業に力をいれているようです。農業に従事する事で更正させ社会復帰を促す事業です)この事例に興味関心が湧きましたので、時間を掛けて調べてみようと思いました。(詳細は後日?報告予定)

 けやき農園の事業は「農業の可能性」を探るモノでもあります。収量や作付け品種も大切ですが、バランス良く進めて行きたいものです。

超えていました…

2010-09-16 17:01:18 | 日誌
 一年一度の検査に行ってきました…「人間ドック」です。毎年日帰りで、厚木の「JA健康管理センター」で検診しています。朝7:00にJA横浜神奈川地区営農センターに集合してマイクロバスに20人ほど乗せて出発しました。今年も妻と二人で参加しました。

     

 検査や診察などは、あまり好きではありません…しかも、「人間ドック」は前日の夜9:00以降の飲食は出来ず、もちろん飲酒もダメです。いつもの生活習慣と違うので寝つきも悪かったです。
 検査で一番驚いた?のは、身体計測の腹囲でした…なんと大台を超えていました。50を前にまだ成長をしているようです?特に今年の夏は暑かったので、「麦の栄養」を腹部に溜め込んだようです。
 最後の結果説明で医師に「食べすぎ、飲みすぎ、運動不足」と言われました…。すべてのデータがこの3点で説明付くとのことです。「過ぎたるは、及ばざるが如し」適度な食事と飲酒を心掛けようと思いました。
 これから「秋の味覚」が目白押し…空気も乾いて「麦酒」も美味くてたまらない季節です。どこまで自己管理出来るか?いや出来ない?したくない…でもヤラネバ、葛藤の日々が続きそうです。

最強王者に挑む!

2010-09-15 18:31:41 | 日誌
 頭がオレンジ、胸が黒、腹部はオレンジと黒の縞模様…それが王者の姿です。Vespa mandariniaの学名を持つ「オオスズメバチ」日本に生存するハチの中で最大で最強…昆虫界のドンである…気が荒くまた毒性も強い。晩夏から秋にかけてその攻撃性が強まり、毎年50人ほどが「死亡」するほど危険な「王者」です。
 分布は日本および東アジアに生息する…。ヨーロッパやアメリカ大陸には生息は確認されていません。この最強王者の勢力が全世界に広がらない理由があります。1日に100kmも飛ぶと言われる王者にしてもそれを超えられない自然があります。「砂漠」や「海」です。世界地図を頭に浮かべれば、東アジアに留まっている理由を安易に想像できるでしょう…。世界的に「砂漠の緑化推進」などが叫ばれ事業化し始めているが、もしも砂漠が無くなれば、ヨーロッパにこの王者は侵攻して昆虫界いや生物界の生態系を大きく変えるのは、間違いないだろう?
 砂漠も自然である…それによって守られている自然もあるのである。人間の都合で、良い自然や悪い自然があるようだ…。どちらも必要な自然である事を忘れてはいけません…。

      

 人間の勝手な都合で、先週土曜日に発見した杉山神社の王者「オオスズメバチ」を駆除を試みました…。昨日夕方、王者の寝込みを襲い、ねぐらにピレストロイド系殺虫剤を10ℓ噴霧しました。夜は巣に戻り、飛べないハチの性質を考慮しての作戦でした。上手くいった…と自信があったのだが、今日様子を見に行くと何匹かが出入りをしていました。
 昨日夕方急な降雨があり暗くなったので、外泊したモノが居たらしい…。今夕、こんどはスプレー式の殺虫剤で再攻撃をしました…。
 
 敵は最強王者です…簡単には勝負はつきません…何日か様子見、偵察し、作戦の変更を強いられるかも知れません…。大勢はこちらにあると信じますが、勝負は下駄を履くまでわかりません。

チンターマニチャクラ

2010-09-14 12:22:50 | 日誌
 チンターマニチャクラ…日本語では無く、梵語サンスクリットで、如意輪観音のことです。手に宝を出すという「如意宝珠」を持ち、財宝を富ませ福徳智慧の資質を増加させ、苦悩する民衆を救うという菩薩です。菅田専称寺の観音堂に安置されていて、先日「雨請い」の祈願しました。
 先日の「雨請い」を祈願し中3日で成就したのので、昨夜「お礼参り」をしました。

      

 観音堂の中で神々しく光る菩薩さまこそ如意輪観世音菩薩です。お礼も祈願と同じ「JA横浜菅田南生産班」でのことです。雨の降った当日は、この生産班で日帰りの「親睦旅行」に出かけていました。行き先は記録的な豪雨となった箱根方面でした。祈願した人の多くが参加していたので、菅田より箱根に雨が多かった?との話もでました…。
 「もう一雨欲しい…」との会話が夕べ多く聞かれました…そして今朝、雨が降りました…。重ね重ねの「ご慈悲」ありがとうございましたチンターマチャクラさま。

 信じるものは救われる…