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けやき農園ブログ

農園の日々を園主がお届けします。

鷹の爪

2010-09-23 18:11:10 | 日誌
 我が家の「鷹の爪」が赤く色付いている。数年に一度、種を購入して栽培します。筍を湯がいたり、煮物の時に入れて重宝されています。これをすり潰せば、「一味唐辛子」になり、以前「七味唐辛子」を自作しようとして、「陳皮(ミカンの皮)」用に「筑波ミカン」の苗を取り寄せたのだが、他に「芥子(ケシ)」や「麻の実」なども栽培しなくてはならず…長男に「警察に逮捕されるからやめた方がイイ…」と注意され、あえなく諦めました。(でもいつか、自前の七味でうどんでもすすりたいモノです)

     

 七味は諦めているのだが、他にこれで作りたい調味料があります。「ユズコショウ」です。別に北川悠仁が喉を痛めて歌えない訳ではない。(失礼!久しぶりにボケてみました)「柚子胡椒」だ。柚子と唐辛子(一般的には青)を摺り潰して和え塩で味を調えた九州地方の調味料です。刺身やなべ料理等にも何にでも使えるピリカラ調味料…「おでん」が最高です。普通「からし」をつけて食べる習慣がありますが、ピリカラで柚子の風味もあり、一度試すと癖になります。最近では、近隣のスーパーでも取扱がある様なのでお試しください。(新潟の「かんずり」も同じ成分ですが、塩が効いていてショッパイです)

 味噌や醤油なども昔は自前のモノが農家さんにはあったものですが、今では珍しくなっています。作るのも手間が掛かるので大変です。手軽に出来る「柚子胡椒」お勧めです。自分の味はまさに「手前柚子胡椒」いや「手前味噌」でしょう。

盛り沢山の作業!

2010-09-22 17:57:01 | 日誌
 今年最後の真夏日を堪能しただろうか?今夜中秋の名月を隠す雨で突然「秋」になる予報です。イキナリの秋で戸惑うかも知れません?暑い夏が恋しくなるかも知れません。この暑さの中「ダイコン」の種蒔をしました。

     

 以前も話題にしたが、手での「種蒔」の作業は、高齢の利用者にとっては良い作業だと考えています。指先で細かい種を摘む、そして決められた数の種を決めれた所に落とす…集中力と指の機能をフル回転します。今回のダイコンは「穴あきマルチ」に1穴に3粒づつ播種しました。
 最近の種の発芽率が良く1穴に1粒でも良いのだが、発芽から生育初期段階では競合する相手がいた方が、負けずにガンバルので生育が良いらしい。途中で間引きの作業をして最後は1本を残して生育させ収穫します。通常農家さんは3~4粒を蒔き発芽後2芽を残し間引きして、1対1の勝負で生育の良いほうを残して育てます。最近では2粒しか蒔かない農家さんもいるようです。
 そんな訳で、夏に蒔いた「ニンジン」の間引きと除草作業もしました。間隔が狭い場所を丁寧に間引きました。細くカワイイ「ニンジン」に育っていました。

     

 先日植えつけた「タマネギ」3000球も発芽し始めています。通常「タマネギ」は晩秋に苗を植え春の収穫なのですが、これは、3月上旬に種を蒔き5月中旬ごろに収穫した直径2~2.5cmの子球をセット球といい、この子球を夏の終わりに定植して冬に収穫します。真冬に新タマネギが採れるセット栽培です。秋植えのタマネギも5000本ほど予定しています。
 今日はその他に、「長ネギの土寄せ」と「サツマイモの掘り取り」もしました。サツマイモは苗の生育が悪く植えつけ時期が遅かったのですが、猛暑と晴天のおかげで、そこそこの出来です…まだ少し小さいかな~って感じです。
 今年最後の真夏日に「汗だく」で盛り沢山の作業でした。

お彼岸

2010-09-21 17:33:24 | 日誌
 お彼岸である。古来より「暑さ寒さも彼岸まで…」と言われているが、今日は夏日だった。今年はイレギラーな年である事を象徴する「中秋の残暑」でした。週間予報によると23日の秋分の日を境に涼しくなるとか、やはり言い伝え通りなのか?
 お彼岸には、お墓参りをして先祖を敬う習慣があります…老人を敬ってその上の先祖を敬う…秋の「シルバーウィーク」は自分の存在を省みる週間なのだろうか?春の「ゴールデンウィーク」は暖かくなった開放感から、自分達が楽しむ事が優先され、秋はやはり「物思う秋」で寒さに向かうので「人生」や「家族」そして祖先を省みるのかも知れません。

      

 秋は確実に来ているのですが、本番にはならない…夏の興業が延長しています。写真は「彼岸花」だが、彼岸には咲かなかった。例年なら今頃満開なのですが、1週間から10日ぐらい送れての開花になるでしょう?
 サクラだってウメだって開花がその位遅れる事は珍しくない昨今、驚く事はないでしょう。植物によって暑さに強いとか弱いとかあり、影響を受けるモノと無いモノが有るのでしょう?けやき農園の「吾亦紅(われもこう)」は、いい色出していました。

     

 彼岸花については興味深い話が幾つかあります。花が咲きましたらその話題を書きますのでもうしばらくお待ちください。その頃は、きっと「秋」です。

敬老

2010-09-20 17:53:29 | 日誌
 今日は「敬老の日」国民の祭日です。「多年にわたり社会につくしたきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。
 ここで、疑問が浮かぶ…「老人はいつから老人になるのか?」「何歳から老人なのか?」だいたいは想像できるが、明確な回答は出来ないです。

 今日、「菅田南町自治会」より70歳を過ぎた父母にお祝いをいただきました。

     

 ここで一つの区切りがあるようです。70歳です。けやき農園にも小川渉外部長をはじめ、農楽人にもこの歳を越えた人達がいます。みんな元気で、「老人」と呼ぶのには失礼なような気がします。また、私と同年代でも疲れている人もいます。年齢だけでは老人と壮年?中年?の区別は難しいでしょう。(老いは必ずしも年齢に比例しないみたいです)

 日本の平均寿命は男78.5 女85.5です。平均寿命の考え方は、今生まれた人が生きるであろう年月のことで、本来は「平均余命」が現実的に私達の寿命です。この「平均余命」は厚生労働省が毎年発表していますので、興味のある方は覗いてみて下さい。
 ちなみに50歳の男性の平均余命は約31年です。「あと30年しか生きられない」のか「あと30年も生きるのか」気のも持ちよう、考え方で今後の生き方も変るのでしょうか?老いる事を敬いながらそんなことを思いました。
 

攻防始まる?

2010-09-19 18:03:00 | 日誌
 杉山神社の「オオスズメバチ」は、壊滅したようです。今日昼頃、偵察したところ10分間蜂の出入りはありませんでした。来週日曜日に迫った「祭礼」に、影響は無さそうです。一安心…。

     
 
 今朝けやき農園のみつばち「チーム花子」のご機嫌を伺いに行くと巣箱の下に「キイロスズメバチ」の死骸がありました。これはみつばちに集団で取り囲まれて「窒息死」したものでしょう。日本みつばちには、スズメバチに対抗する手立てがあります。しばらく観察していると朝食会場なのか?2匹のキイロスズメバチが巣箱の回りでホバリングし始めました。彼らも生き抜くために必死のようです。死と背中合わせで餌を捕らなくては、種が滅んでしまいます。自然の厳しさを感じます。

     

 けやき農園には、まだ「オオスズメバチ」は来園されていないようだが、蜂友の「正之さん」の所では、金曜日から今朝までに写真に写る数多くの「オオスズメバチ」が捕殺されていました。ペットボトルの蓋の直径が約30mmです、オオスズメバチの大きさが良く解ると思います。40mmは確実にあり、王者の風格が漂います。

     

 トラップは炭酸系の1.5ℓのペットボトルが凹凸がなく容器には最適です。この容器の上部に1.6mm□の穴を3箇所ほど開け、中身に誘引剤を下から7cm入れて樹に吊るせば、スズメバチを捕殺することが出来ます。誘引剤は、酒1升1800cc  酢600cc  砂糖750g (おおよそ8~10本分の分量です) を混ぜ合わせて作ります。酒は日本酒以外でもワインや焼酎でも効果があり。専門家の玉川大学の小野先生によると、「傷んだブドウやその皮」を入れると微生物が増え、酒と酢の醗酵が促進し、効果倍増するそうです。ちなみに私は「カルピス ぶどう」を少量添加します。
 近所で「スズメバチ」が飛び回り気になる人は、お試し下さい。少し高めの樹の幹に近い日陰になる場所への設置がベストです。設置などは、蜂が飛ばない日没後に行いましょう。日中は活動が活発なので危険です。