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けろよんずDays

【取るに足りぬ呑気モノの日常】There's SOMETHING everyday,anyway!

なんとなく、そんな気分

2006-04-25 22:08:44 | 日記

天気:一時のち



なんとなく、そんな気分だったのだ。

仕事に出かけようとした時間帯が、ちょうど雷雲が広がってきた頃で
さすがのわたしも傘を持って出た。
案の定、途中でものすごい雷雨(雹も混じって降った、横浜市)。

駅まであと5分ちょいと言う時。
目の前に、白髪頭のおばあちゃんが。
傘も差さずに、半分諦めモードで歩いていた。
土砂降りの中ひとり、とぼとぼ。

近付いた時に、「大丈夫ですか?」と声をかけ。
傘の中に入れながら、「お近くなんですか?」と聞くと
「え・・・ええ、近くなんで大丈夫です」と言ったが、一発でウソだと判った。

なので。
「この傘、ご迷惑でなければどうぞお持ちください」

おばあちゃんは、まじめで几帳面な方だったらしく
そんなコトされたらお礼をしなきゃならない、とかあれこれ気にしてたが
「どうせ帰りは止みますし、傘邪魔になるから会社に置いてくる予定でしたし」
と、ホントのコトを伝えると。

「それではお借りします。」と微笑んでくれた。

わたしには別に、徳を積んで来世で・・・とかそんな気持ちはさらさらない。

あそこで声をかけなきゃ、きっと後々まで後悔するだろうしって判ってたし。
それに。
ホントにそんな気分だったのだ。

福知山線脱線事故から1年の今日は。


数日前の某新聞のコラムに、
大学生の娘さんを亡くされたお父さんの談話が載っていた。

お嬢さんのケイタイの、最後のメール履歴は。

「お父さん お父さん」

その履歴を消さないように、同じ番号で新機種に変更したら。
大学の卒業式に、お嬢さんのお友達からメールが。

「一緒に卒業しようね」


今日出かける前にも、ニュースも見てたりして。


だから、そんな気分になったのだった。


亡くなられた方々に、合掌。
そして。
そのご家族やご友人、そして
PTSDで悩んでらっしゃるお怪我された方の心が、少しでも癒されますように。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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当たり前の素晴らしさ (かえる妻)
2006-04-29 23:07:59
これと言って、特に何も無い日々・・・

でも、それが本当は一番幸せなのかな・・・

そう思いますよね、こういう事故が有る度に・・・。

亡くなられた方、そして残された方・・・

全ての心と魂に、安らかな時が1日でも早く訪れる事を切に願います。
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うい (けろよん)
2006-04-30 23:37:35
笑ったり、怒ったり、時々泣いたり。

人を好きになったり、嫌いになったり。

ドキドキしたり、わくわくしたり。

すべては、生きてるからこそ、なんですよね。

それだけでも感謝、なのかも。

あまり贅沢言わずに生きるのが、本当はしあわせかも、ですね。
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