ゆーにゃん伝説

我が人生における爆笑事件・爆笑瀕死体験・遭遇した数々の奇妙な人々・謎の生物を、少しずつ公開していきます

■誰もいないから…

2014-02-09 03:06:46 | 雑多箱
皆の衆、こんばんわ

この1日で「雪」の文字が
どれだけ使われたことだろう

我輩の家の近くは
ニュースで言う積雪量より
プラス20センチ

自宅から離れた駐車場にいる
我、愛馬の雪下ろしに行かねば!

横から吹く風に、傘の骨が折れた

悪天候の中、誰も居ない事を
よいことに
かなりの悪態をつく我輩

やっとこ到着
な、な、なんと駐車場は
別世界

太ももまで雪やんけ
どんだけ、雪雲集まったの!

陽当たり悪いから
当分、車は出せないだろう

二時間、掘りまくった
墓掘り人が如し、掘りまくる

が、あまりの量に
作業を途中で諦め来た道を帰ると、
足跡が消えていた

ただ、帰るのは勿体無い

我輩は、おとぎ話の中にいる。
そう思おう

我輩は
雪降る森をさ迷い、
足跡を見失った、迷子なのだ

そして、腹を空かした
悪魔の様な燃える目をした
巨大な狼の群れが、我輩の匂いを追っている

逃げなくては!

でも、膝上まで雪が!

息遣いが、恐怖の旋律に変わる…
雪をかき分け、我輩は走る

走る
走る、走る

誰か助けて 助けて、助けて

我輩は、パニック状態に陥り
雪に足を取られ、倒れこんだ

雪の中にめり込んだ我輩は
喉笛を噛みきられる痛みを想像し
強く目を閉じた


そして我輩は、表情のない顔で
静かに起き上がり、
全身の雪をはらい、

四つん這いで、雪にめり込みながら
犬走りをしてみた

狂ったように!

体の重さで沈みこみ
口にめちゃめちゃ、雪が入り込む

グハッ!

なかなか、走れないものだ

犬、スゲーなぁ
尊敬するわ

こんな姿、親がみたら泣くだろうなぁ

お前は、いくつだ?
と、嘆くことだろうが
一人遊びは、やめられんなぁ(笑)

明日は、凍結でかなり危ないから
皆の衆、階段やら
とにかく気を付けて

では、また。