僕は毎日、夢を見る。
決して見たい訳では無い・・・僕が、僕自身に「見させられる」のだ。
登場するのは、何故か決まって同じメンバーである。
僕にとって夢とは、
無限に続く逃れようの無い悪夢なのだろうか。
■ピッタンコ祭り(2009/4/10)
僕と高田は、どこぞの村に居た。
山間から見下ろす、その集落たるものは、
どこか懐かしくもあり、
陰鬱な光景は、何か恐ろしくも見えた。
僕と高田は、赤い木の実を付けた小枝を手折りながら
山を降りていく。
かやぶき屋根が多い。
文明から隔離された様な感じだ。
行きかう人々は、どこか「古臭さ」を感じる。
あまり目を合わせない様にしている気がした。
僕は、声を掛けてみた。
「こんにちは・・・
この村で おもしろいところはありますか?」
老婆は言った
「今日は・・・今日はなっ ピッタンコ祭りの日じゃ」
高田の声が裏返った。
「ぴ・・・・ぴったんこぉぉぉぉぉ!!」
顔が青ざめている。
な・・・何ぃぃ????????
何なのぉぉ!?
高田の様子がおかしい。
両手を伸ばし、体の脇にガシっと貼り付けた上体で
手首から先を直角に・・
クルクルクルクル 回りだした。
「嫌だよぉぉ 帰ろうよぉぉ」
ただならぬ様子に急に怖くなった。
僕は、高田の手を引いて、村を飛び出した。
しかし、遅かったんだ。
もう・・・遅かったんだ。
鍬や鋤、棒を持った村人が出口を塞いでいた。
陰気な声が響く。
「ぴったんこぉぉぉぉ ぴったんこぉぉぉぉぉ」
僕らは、村人に追い立てられ
中心にある浅い池に連れて行かれた。
長が言う。
これから、祭りさ執り行うと。
僕と高田は、スクール水着に着替えさせられ
池の中心に立たされた。
そして・・・始まったんだ。
それが。
村人が、びちょびちょに濡れた 昆布・ワカメを
僕らに投げつけ、体に密着させていく。
「♪ぴったんこぉぉ ぴったんこぉぉぉ」
気づけば夕方になっていた。
僕らは海藻だらけ。
もはや互いの顔も見えないほど。
カラスがやってきた。
カーカーカーカー
ワカメを分けてくれと言う。
高田が片手を・・・ワカメの重量満載の片手を
重そうに上げた。
カラスが、騒ぎ出した。
僕にはヤツラの声が聞こえる。
あれは、輝ける星の人に違いないと。
そして、高田と僕は カラスに海藻を全て食べてもらい
輝ける星の人として、山に連れていってもらった。
そこでは、大ガラス様がいて、
僕らに黒い羽を授けると言う。
自らの羽を抜き、いきなり 高田の頭にぶっ射した!!!
ギョエェェェェェェェェェェ
山に高田の声が響き渡る
僕はびっくりして、木の実の皿をひっくり返してしまった
・・・・・ピピピヒピ(目覚ましアラーム)
・・・・・僕は明日も夢を見るだろう。
明日も明後日も・・・ずっとずっと。
決して見たい訳では無い・・・僕が、僕自身に「見させられる」のだ。
登場するのは、何故か決まって同じメンバーである。
僕にとって夢とは、
無限に続く逃れようの無い悪夢なのだろうか。
■ピッタンコ祭り(2009/4/10)
僕と高田は、どこぞの村に居た。
山間から見下ろす、その集落たるものは、
どこか懐かしくもあり、
陰鬱な光景は、何か恐ろしくも見えた。
僕と高田は、赤い木の実を付けた小枝を手折りながら
山を降りていく。
かやぶき屋根が多い。
文明から隔離された様な感じだ。
行きかう人々は、どこか「古臭さ」を感じる。
あまり目を合わせない様にしている気がした。
僕は、声を掛けてみた。
「こんにちは・・・
この村で おもしろいところはありますか?」
老婆は言った
「今日は・・・今日はなっ ピッタンコ祭りの日じゃ」
高田の声が裏返った。
「ぴ・・・・ぴったんこぉぉぉぉぉ!!」
顔が青ざめている。
な・・・何ぃぃ????????
何なのぉぉ!?
高田の様子がおかしい。
両手を伸ばし、体の脇にガシっと貼り付けた上体で
手首から先を直角に・・
クルクルクルクル 回りだした。
「嫌だよぉぉ 帰ろうよぉぉ」
ただならぬ様子に急に怖くなった。
僕は、高田の手を引いて、村を飛び出した。
しかし、遅かったんだ。
もう・・・遅かったんだ。
鍬や鋤、棒を持った村人が出口を塞いでいた。
陰気な声が響く。
「ぴったんこぉぉぉぉ ぴったんこぉぉぉぉぉ」
僕らは、村人に追い立てられ
中心にある浅い池に連れて行かれた。
長が言う。
これから、祭りさ執り行うと。
僕と高田は、スクール水着に着替えさせられ
池の中心に立たされた。
そして・・・始まったんだ。
それが。
村人が、びちょびちょに濡れた 昆布・ワカメを
僕らに投げつけ、体に密着させていく。
「♪ぴったんこぉぉ ぴったんこぉぉぉ」
気づけば夕方になっていた。
僕らは海藻だらけ。
もはや互いの顔も見えないほど。
カラスがやってきた。
カーカーカーカー
ワカメを分けてくれと言う。
高田が片手を・・・ワカメの重量満載の片手を
重そうに上げた。
カラスが、騒ぎ出した。
僕にはヤツラの声が聞こえる。
あれは、輝ける星の人に違いないと。
そして、高田と僕は カラスに海藻を全て食べてもらい
輝ける星の人として、山に連れていってもらった。
そこでは、大ガラス様がいて、
僕らに黒い羽を授けると言う。
自らの羽を抜き、いきなり 高田の頭にぶっ射した!!!
ギョエェェェェェェェェェェ
山に高田の声が響き渡る
僕はびっくりして、木の実の皿をひっくり返してしまった
・・・・・ピピピヒピ(目覚ましアラーム)
・・・・・僕は明日も夢を見るだろう。
明日も明後日も・・・ずっとずっと。