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ケンタシノリのバルコニーから眺めて

一本の鉛筆

 あの日から明日で75年……。
 美空ひばりさんの名曲『一本の鉛筆』には、反核と平和を込めた彼女の思いが綴られた歌詞が私たちの心に響くものがある。
 先ほどFMラジオで流れたのは、大島花子さんがカバーした『一本の鉛筆』である。二度と戦争をしてはならないという曲に込められたメッセージは、次の世代に伝える意味でも大きな意義を持っている。
 そういえば、大島花子さんの実父だった坂本九さんが日航機墜落事故で命を落とした日も、あと1週間で35年となる。
 戦争も重大事故も、二度とこのようなことがあってはならない。あらゆる差別も偏見も分断も絶対に許してはならない。
 そうした声を上げ続けることの重要性は、コロナ禍よりも優先すべきことである。

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