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KENNYの趣味趣味ブログ

好きな事だけ書くブログです。好きな事を、好きなだけ。
人と意見が違っても、目くじら立てず、潮吹かず。

セキスイハイムCMの鈴木さえ子さん

2007-05-07 16:44:12 | 鈴木慶一 関連

ゴールデンウィークに久しぶりにテレビを見ていたら、鈴木さえ子さんが出演しているセキスイハイムのCMが多く放映されていてビックリしました(公式サイトはこちら)。

ソロ・アルバムを出していたのはもう20数年前になりますけれど、全然声が変わっていませんね。僕は鈴木さえ子さんの曲も声も演奏も大好きで、東京のコンサートにはほとんど行きました。ファースト&セカンド・アルバム「I WISH IT COULD BE CHRISTMAS EVERYDAY」と「科学と神秘」も今月5月28日に紙ジャケットで再発されるそうです。

CMには別ヴァージョンもあって、そちらにはムーンライダーズのかしぶち哲郎さんが出演していて、更にお2人のシーンが続けて流れるロング・ヴァージョンもあります。

セキスイハイムCM-鈴木さえ子
セキスイハイムCM-かしぶち哲郎

僕は幸運にもお2人とお会いした事がありまして、さえ子さんには色紙にサインをいただいたりもしました。鈴木さえ子さん専用の名前入りの譜面もいただきまして、今でも使わずに大切にしております。

お2人ともドラマーというのが面白いですね。そういえば坂本龍一&忌野清志郎「 い・け・な・いルージュマジック」がヒットしている時、テレビ番組でこの曲を演奏する時は鈴木さえ子さんがドラムを叩いていました。

僕がドラマーの鈴木さえ子さんを初めて見たのはもっと前で、おそらく1980年頃の「ニューイヤー・ロック・フェスティバル」だと思いますが、近田春夫さんが出演して「星くず兄弟の伝説」などを歌った時にそのバックでドラムを叩いていたのが鈴木さえ子さんだったのでした。

この時はドラムだけではなく、ドラムを叩きながらコーラスもやっていて、当時さえ子さんは全く無名のミュージシャンでしたが、ドスドスと重くパワフルなドラムを叩くのに可愛い声でコーラスをするそのギャップが強烈で、とても印象に残っています。

そういうわけで、鈴木さえ子さんのアルバムを聴き返しております。今聴いても全然古くなく、音楽的にもとても高度かつ複雑で、個性的でありながらも非常にポップです。僕には鈴木さえ子さんの作る音楽の代用になる音楽はこの世にありません。

もう長らく個人名義のソロ・アルバムを出していませんけれど、また聴きたいですねえ。そろそろ、歌も演奏もたっぷり聴けるロック印象派のアルバムを作ってくれないものでしょうか。

今日の画像は鈴木さえ子さんの4枚目のソロ・アルバム「STUDIO ROMANTIC(スタジオ・ロマンチスト)」です。イギリス録音も含み、XTCのアンディ・パートリッジなどがゲスト参加している名盤です。この時、さえ子さんはアンディ・パートリッジに「XTCのドラマーにならないか?」と誘われたというエピソードがあります。地味な曲ですけれど、最後に収録されている「アドベンチャー・イン・サウス・パシフィック」が特に好きです。

またCM以外でも歌ったり、ドラムを叩く姿を見てみたいものです。


関連文章です:
毎日がクリスマスだったら/鈴木さえ子
MOTION PICTURE/シネマ

ムーンライダーズ 30年のサバイバル

2007-03-27 03:49:52 | 鈴木慶一 関連
BS2で放映されたムーンライダーズの特番を見ました。メンバー6人によるNHKのスタジオでの演奏と、色んな場所で6人揃ってのトークという内容でした。

これが実に良かった。中途半端に昔の映像などを使わなかった事でどっしりとした番組になっていました。選曲も昔から現在までまんべんなく選ばれていました。

各メンバーのリード・ヴォーカルが聴けたのも嬉しかったです。ライヴではアルバムと違い、鈴木慶一さんではなく作曲したメンバーが歌ったりします。今回もかしぶち哲郎さんが歌う「スカーレットの誓い」や、白井良明さんが歌う「青空のマリー」などが聴けました。

コンサートで白井さんが12弦ギターで弾き語りをした「犬にインタビュー」や、かしぶちさんがギターを弾きながら歌った「Frou Frou」も聴いた事があります。

それから6人だけの演奏というのも良かったです。白井さんがギタギドラ(ギターなどを改造したオリジナル楽器)を演奏していたのも嬉しかった。

ライヴハウスの下北沢ロフトでのトークでの6人は懐かしそうでしたが、僕も昔たまにアマチュアバンドなどを見に行った場所ですので懐かしく見ました。

「エレファント」では「ジョン・レノンについて歌った曲」という説明のテロップが流れましたが、僕は12月8日(ジョンの命日)に行われたムーンライダーズのコンサートにも行った事があり、その時にムーンライダーズは突然ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」をワンコーラス演奏して、最後に慶一さんが「ホールド・オン・ジョン」と言ったのが印象に残っています(ジョンのソロの「ジョンの魂」というアルバムの「Hold On」の歌詞です)。

番組で鈴木博文さんが「ボクハナク」をアコースティックなアレンジで歌ったのも良かったです。僕はこの曲をレコードが発売される前に生で聴いた事があります。

確か、美尾洋乃さんのバンド「フルーツ・オブ・ザ・ムーン」のライヴに行った時のゲストが鈴木博文さんで、新曲という事でフルーツ・オブ・ザ・ムーンをバックに、ピアノを弾きながら「ボクハナク」を歌ったのです。渋谷のTAKE OFF 7という小さなライヴハウスでした。

その時の「ボクハナク」が実に素晴らしく、非常に感動いたしました。後にレコードが発売されてすぐに買って聴きましたけれど、あのフルーツ・オブ・ザ・ムーンをバックにした「ボクハナク」とはだいぶ雰囲気が違っていました。

今回の番組のアコースティックなアレンジの「ボクハナク」もまた違った感じでとても良かったです。

ニュー・アルバムからは「Cool Dynamo, Right on」。この曲も大好きです。この曲の後に慶一さんが「今年初めて(メンバー全員が)この番組で集まって、また今年はずっと会わないかもしれないんですよ」という話をしていました。相変わらず変なバンドです。

「涙は悲しさだけで出来てるんじゃない」で感動的に終わるかと思いきや、何と最後の最後に慶一さんがドラムを叩いて「冷えたビールがないなんて」をパンキッシュに演奏!これにはビックリ。

そして岡田徹さん、白井さん、クジラさん、かしぶちさんが順番にリード・ギターを弾いてお終い。カッコイイです。

しかし僕が聴き始めた頃は、メンバーが20代の若者バンドだったのに、もうそろそろ60代に手が届こうというバンドになりました。当時高校生だった僕ももう40代ですから当然なんですけどね。

見た目はすっかりお爺さんみたいなバンドになりましたね。

あ、お爺さんでひとつ思い出した事があります。僕が23歳の頃ですから今から19年前に、僕は都内のある病院に入院したんですね。

そこで僕の隣りのベッドだったのが、青山で美容師をしている年上のSさんという人で、長髪のカーリーヘアだった僕に「どんなバンドが好きなの?」と聞いてきたのです。

ムーンライダーズと言いたかったのですけれど、ヒット曲もないし、きっと知らないだろうなあと思って「いや~僕が好きなのはSさんがきっと知らないような音楽だと思うんだけど…」と言ったら「かっこいいバンド色々あるじゃない。ムーンライダーズとかさ」と言うのです!

もうビックリして「え!Sさんムーンライダーズ知ってるの?」と聞いたら、何とSさんは「知ってるもなにも、鈴木慶一さんのヘアスタイルは僕が担当してるんだよ」と言うではありませんか。

そのSさんに「でも慶一さんて変わった人だよね。最近は『これからは白髪だ』と言って、白い色のカラースプレーを髪にかけてるんだよ」というお話を聞きました。

あの突然の白髪スタイルは、慶一さんがSさんのお店でやっていたのです。

「これからは白髪だ」。やっぱりカッコイイなあ、慶一さん。


関連リンク:
ムーンライダーズの番組本日放送

ムーンライダーズの番組本日放送

2007-03-26 12:53:10 | 鈴木慶一 関連

本日午後11時からBS2で「ムーンライダーズ・30年のサバイバル ライブとトークで描く30年の歴史」という番組が放送されます。

スタジオライヴや色々なエピソードを語ったりするそうです。

どんな曲を演奏して、どんな面白い話が聞けるのかと期待しております。

今日の画像は今のところニューアルバムの「ムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッド」です。このアルバムには感激しました。

基本的に生演奏されています。普段打ち込みも多いバンドですので、こういう風に生演奏が中心のアルバムもたまに出してほしいです。

CM音楽ばかりを集めた「MOONRIDERS CM WORKS 1977-2006」も良く聴いています。こちらはとても楽しいアルバムです。そのうちレビューするかもしれません。

しかしムーンライダーズって不思議なバンドですね。大ヒット曲もないし、30年もやってるのに解散説も出ないし、数年間休んだと思うと突然復活して精力的に活動したり。まあ、そういうところがカッコイイんですけど。

そういえば僕は20数年前に、街で偶然ドラムのかしぶち哲郎さんを見かけてお話した事があります。

友達の伊藤君と渋谷にあるムーンライダーズ事務所の前を通りかかった時、伊藤君が「あ!かしぶちさんと青野ウン坊(マネージャー)さんだ!」と言ったのでふと前を見ると、お二人が目の前にいたのでした。

それで僕がかしぶちさんに「こんにちは。僕たち、この前発売された鈴木慶一さんプロデュースの『ビックリ水族館』に収録された者です」と話しかけたら「あ!そうなの!どう?やってるの?」と言ってくれましたので「はい、やってます」というような会話をしました。

かしぶちさんは「今度ソロコンサートをやるんだよ」と言いましたので「はい知ってます!小田急線の駅のホームにかしぶちさんのコンサートのポスター貼ってありましたよ」と答えました。

そんな感じでちょっと立ち話をして、かしぶちさんに「これからも頑張ってね」と逆に励まされてお別れしました。ダンディーで有名なかしぶちさんですが、本当にカッコ良い方で、伊藤君も「かしぶちさんカッコ良かったですねえ~!」と感激していました。

今夜の番組、楽しみにしております。


関連リンク:
ムーンライダーズ 30年のサバイバル

ポータブル・ロックのアルバムが紙ジャケ再発

2006-11-16 02:48:57 | 鈴木慶一 関連

ポータブル・ロックの「QT」と「ダンス・ボランティア」が2006年12月20日に紙ジャケットで再発売されるそうです(記事はこちら)。

どちらも名盤なのに、いまひとつポータブル・ロックはメジャーではない気がするので、ぜひ毎年再発していただきたい。

どちらも死ぬほど聴きましたが、発売されたのが85年と87年という事で、もうずいぶん前なんですねえ。

ポータブル・ロックに関しましては、過去にこのブログでも書いておりますので、そちらをお読み下さいませ。


↓以前書いたポータブル・ロック関係の文章です
ビギニングス/ポータブル・ロック
QT+1/ポータブル・ロック
陽気な若き水族館員たち/オムニバス
ピンクの心/野宮真貴

御座敷百景/ムーンライダーズ

2006-08-04 00:03:48 | 鈴木慶一 関連
昨日に引き続き、雑誌「サウンドール」の記事からです(昨日の分はこちら)。

これは1982年10月号です。ムーンライダーズの名盤「青空百景」の完成を祝った企画のようです。

その名も「御座敷百景」。

ムーンライダーズのメンバーがそれぞれ浴衣姿で芸を披露しております。

ギターの白井良明さんは、鼻にマッチ棒(?)を差して「ドジョーすくい」、鈴木慶一さんは「座布団まわし」などなどを披露しております。

それでは、あのシブい魅力のヴァイオリン&トランペットのくじら(武川雅寛)さんは、いったいどんなシブい芸をしているのでしょう?


注:くじらさんのシブい魅力にクラクラしているファンは見ない方がよろしいです。



なんと「腹芸」でございます。


↑武川雅寛さんの腹踊り


く…くじらさん!!!


「描く顔についてワンポイントアドバイス。お目々はパッチリと長いまつげもあしらおう。唇にはルージュをほどこし、タバコをくわえさすのもいいね。」だそうです。

「真昼間に、しかもジュースとコーラだけで、これ程までの芸を御披露くださりました」という事です。



↑真昼間にコーラとジュースだけで


「赤色エレジー」や「神田川」での、くじらさんのヴァイオリン演奏を聴いたら、この写真を思い出して下さい(いやこれは冗談ですが)。

ムーンライダーズばんざい。