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京都 出会い旅~⑦
花供祖(はなくそ)・・・・?
東参道から石段を上がって行く。
石段を登り切ると真如堂本堂の裏手に出る。
周り込んで真っ先に目に飛び込んでくるのは三重塔だ。
本堂沿いの「たちかわ桜」はまだ咲きはじめであったが、
三重塔を見上げると五分咲きの枝垂れが春の演出を高める。
気温は低めでしたが、ほっこり温かな可愛い出会いが!
塔の下では子供たちが一生懸命、写生をしていた。
お姉ちゃんは、絵の具ですいすい。
力強いタッチで三重塔!
左隅に真如堂に住み着いている三毛猫を描いていました。
見ていて思わず にっこりのカモシカでした。
幼い妹はクレヨンでじっくりと・・・。 桜の木の雰囲気がよく出ているよ!
手袋のお手手が冷たそう。
この日は少々肌寒かったね。
真如堂 本堂正面
「涅槃図特別拝観」をやっていました!これが今回のポイントでした。
さて、突然ですがここで問題です。
Q真如堂では3月に極彩色涅槃図が公開されるますが、
その際授与されるものは何か。
(ア)花供祖あられ
(イ)稲宝来
(ウ)しるしの杉
(エ)神禄
正解は 以下の解説の中に!
真如堂の正式名称は真正極楽寺。
優美な姿の三重塔で知られています。
この真如堂では3月1日から31日までの間
極彩色の涅槃図が公開されています。
この涅槃図は江戸時代の宝永年間に描かれたもので
なんと縦6m、横4mという大きなもの。
釈迦が入滅するにあたり、人間はもちろん
動物たちががそれを悲しんでいる場面が描かれています。
さて、このときに配られるのが花供祖あられ。
軽く炒ったあられに黒砂糖をからめたお菓子で
これを食べると無病息災で過ごせるとのこと。
漢字で見ると綺麗なあられですが読み方は「はなくそ」
仮名で見るとちょっと抵抗感がありますが・・・・。
以前はご本尊にお供へした鏡餅を小さく刻んで作っていたそうです。
仏様の「はなくそ」を頂くと無病息災のご利益があります
京のお煎餅屋さん・田丸弥さんでも販売されています。
拝観料は600円ですが、お菓子つきですからちょっとお得かも。
*お土産用の花供祖あられは一袋300円です。
大涅槃図 縦6m × 横4m
釈迦の入滅、3月15日を中心に3月いっぱい公開されている。
本堂に上がって30分ほど真ん前に座ってじっくり拝観いたしました。
大きなもので圧倒された。江戸時代のものだそうですが、
色も美しく保存されていて見事なものだった。
お釈迦様が娑羅双樹の下で涅槃に入られた時に、頭を北にして西を向き、右脇を下にした姿で臥されており、その周囲には、お釈迦様のお弟子さん達を始め、在家の人たち、更には、様々な動物達までが嘆き悲しむ様子を絵として表現されている。
ここの涅槃図には「猫」が描かれているのも興味深い。
本堂の回廊を辿り、書院のお庭を拝見に・・・。
普段こんな所を歩くことなどないから、ゆっくり味わいながら進みます。
とっても気分よく歩けます。
行き着いた書院は 案内人の吉川さんがいるだけ。
山での貸し切りは文句なしに嬉しいが、ここでの貸し切りは緊張した。。。
「涅槃の庭」
大文字山を借景にした枯山水の庭園で、
前出の「大涅槃図」を石組みで釈迦の涅槃姿を現したもの。
丁寧な吉川さんの解説。 写真も撮らず、しばし緊張して聞く。
しかし、涅槃図の「猫」とここ真如堂に住み着いている猫(本堂に上がる前に遊んできた)の話題ですっかり打ち解けることができた。
マンツーマンの貸し切りだからこその1枚!
寒山・拾得の屏風絵の前で 千晴ファンクラブ会員入りした吉川さん!
四季ごとの襖絵が描かれた部屋などをゆっくり案内していただいた。
紅葉シーズンでごった返す時は、一切説明はしないそうだ。
今回は桜の見頃前で、なお且つランチタイム時でちょうど人が退けたタイミング。
狙ってもこんなチャンスは、そうはなかろう。 今回はラッキーであった。
再び、本堂反対側の回廊へ。
京都らしい風情のある眺めだ。
手前の桜が満開なら、もっと見応えがあったなぁ。
猫数匹とまばらな人の数が 余計に静けさを引き立てていた。
赤門側から見上げる三重塔。
このアングルも満開の桜があれば、最高だったね!
皆さんも心の目で 満開の桜との合成写真をイメージしてね。
本来の入口から出るという天邪鬼なルート取り。
母娘の京都の旅、かなり多いです。
何とか桜を入れての真如堂の千晴ファンクラブ。
真如堂を後に民家沿いの細い道を辿ります。
よっこらしょと 山を乗り越せば そこは「吉田神社」
その正面にあるのが、ここ!
京都大学です!
外壁に沿ってずら~~っと新入生勧誘のたて看ラッシュ!
学生時代が思い出される光景です。
新入生勧誘のプロポーズ大作戦は、毎年繰り返されているのである。
いくつかを掻い摘んで紹介します。
さて、あなたならどこに入部・入会しますか?
ここから京都大学をぐるりと回り、銀閣寺側から「哲学の道」を蹴上方面に歩きます。
何が待っているか、この続きのお話は
「京都 出会い旅~⑧」に続く。
外観だけでも風情があって楽しめますからね。
「特別拝観+花供祖」がなかったら、多分私も中までは入らなかったと思います。
それに若女将なら時間のあるときにすぐに立ち寄れるしね!
>特別拝観の時に。。
来年の3月ですね。是非!
若女将の素敵な感性で、すてきなレポの完成となることでしょう。
やはりウケてますね。仮名書きはいけません。
漢字で表記して意味を考えれば、美味しくありがたくいただけます。<笑
真如堂の三重塔は絵になります。
>素晴らしい庭園に魅せられました~。。
大涅槃図を観てからだと、よりいいと思われます。 来年は是非!
ぜひ一度特別拝観の時に。。
行ってきます!!
美味しいのでしょうけど、見えてしまいますね♪
真如堂東参道・・・三重の塔の美しさは格別ですね。
素晴らしい庭園に魅せられました~。。