首相の被爆地あいさつ、文面酷似 広島と長崎、何のために来たのか
8月6日と9日に広島市、長崎市の両被爆地でそれぞれ開かれた平和式典での安倍晋三首相のあいさつの文面が酷似しているとして、被爆者から「何のために被爆地まで来たのか。ばかにしている」と怒りの声が上がった。 官邸のホームページに掲載された双方の全文を比較すると、両市の原爆投下からの復興を称賛した一文や、「広島」「長崎」といった地名などは異なるが、その他は段落数や構成、表現が同じ。結びの段落の言葉も「永遠の平和が祈られ続けている」「核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くす」などと完全一致している。
↑予想以上に 反発の声が上がっていることが分かるニュースだ ↑
安倍さんが総理大臣として毎年行うこの行事でのスピーチも
毎度のコピースピーチだろうとは、式典が行われる前から
職場の同僚との会話の中でも話題となっていた。
フタを開けてみると、ああ、やっぱりな。
「心に愛がなければ どんなに美しい言葉も 相手の胸に響かない」
<聖パウロの言葉より>
被爆地での空虚な内容のスピーチも
コロナ禍での毎回同じフレーズも
ポイントは、安倍総理の「心」次第なのだろうと思う。
きれいな言葉をならべて、平和を祈ると言っても
その言葉に「心がないから」 聞いてる人々の心に響かず、届かないのだ。
もともとそんな傾向はあるけど、最近は特に酷い。
本気で核を無くそうなんてことは思っていないからでしょ。
首相という立場上、出席せざるを得ないから、お茶を濁しているだけ。
被爆地での挨拶のみならず、
コロナの最近の状況を見ても「感染者数の動向を高い緊張感を持って注視している。
重症者が第1波の時と比べて少ないので直ちに緊急事態を出す状況にはない」などと、
毎回同じフレーズを言っている。
同じフレーズしか言えないのはそれだけ現実を直視しようとする姿勢がないからに他ならない。
安倍総理はどんな場面でも原稿を棒読み。
オバマ大統領が広島を訪れた時のスピーチと比較すると
オバマ氏は時折空を見たり出席者の視線を見たりしてた。
原稿など殆ど読んでなかった。自分の心のこもった言葉を見いだしながらのスピーチであった。
それと比すると安倍総理のスピーチは、一国のトップとしては最悪。
相変わらず早口で語尾も分からない有様。
広島、長崎なんてどうでも良いと思ってるだろうな。
コピーライターの側近がいて、安倍が自分で書いているわけないので、
安倍総理だけではなく、側近の役人も被爆地や過去の歴史を舐めきっているということ
このような政権のどこが愛国で保守なのか?
被爆者や被爆地に対して寄り添う気持ちがまったくないことがよくわかった。
本人は同じ事を話している事にすら全く気づいてないはず。
それくらい気持ちなどまるでこもっていないのは周知の事実。
コロナ禍でも「緊張感を持って注視する」の一点張り。
プロンプターなしでは何も語れないリーダーにただただ絶望するのみだ。
しかしこんな安倍政権をまだ37%の国民が支持している現実。
被爆地の方々はもとより、全国民がこの滑稽な総理大臣にいつまで振り回されなきゃならないのか。新型コロナ対策と同じくらい頭を抱える問題だ。
百歩譲って、総理自らが原稿を書く時間がないならば、
日本は「核兵器禁止条約」に不参加を表明していることに言及すべきである。
首相が言わないにしても
報道などで日本は核兵器禁止条約に不参加を表明しているという事実は
もっと伝えて周知させるべきと思う。
これを言わずに、ただ核は悲惨ですだけでは
ぼぉーとしている国民は、事実を知らずに過ごしてしまう。
唯一の被爆国としての立場を
強い平和へのメッセージとして訴えるならば、
この問題に 否が応でも触れないと
または是正する<核兵器禁止条約に賛成、参加する>としないと
毎年お決まりの心のないメッセージが繰り返されるだけだ。
参考:
女子大生から安倍総理へ手紙
「あなたの一切の言動に、知性や思いやりのかけらを感じたことがないし、
一国民としてナメられている気がしてなりません」
SEALDs芝田万奈さん 2015.7.24
「あなたの一切の言動に、知性や思いやりのかけらを感じたことがないし、一国民としてナメられている気がしてなりません」――。
2015年7月24日(金)、安倍政権に退陣を求める市民ら7万人が国会周辺に押し寄せた。学生有志「SEALDs」の大学三年生・芝田万奈さんは国会正面で安倍総理に向けた手紙を読み上げ、怒りを表明した。
「この場から見えるこの景色が、私に希望を与えてくれます。安倍さん、あなたにもここに立って見てほしい。本気でこの国の未来を思い、行動する人たちの顔は、きっとあなたが永田町で毎日合わせる顔の何十倍も強さと希望にあふれているということを」
以下、スピーチの動画と、全文書き起こしを掲載する。
芝田万奈さんスピーチ全文書き起こし
「こんばんは。大学3年の芝田万奈です。今日は安倍晋三さんに手紙を書いてきたので読ませていただきます。
安倍晋三さん。私は、あなたに底知れない怒りと絶望を感じています。
先週、衆院安全保障特別委員会で、安保法制がクーデターとも言われるかたちで強行採決されました。沖縄では、県民同士を争わせ、新たな基地建設が進められています。鹿児島では、安全対策も説明も不十分なまま、川内原発を再稼働させようとしています。
一方で、東北には、仮設住宅暮らしを4年以上続けている人は、まだたくさんいらっしゃいます。あなたはこの状況が、美しい国・日本のあるべき姿だと言えますか?
アメリカは、「自由と民主主義」のためとして、世界中に基地をかまえて、紛争地域を占領し、市民の生活を脅かし、そして9.11のあとに、『対テロ戦争』として、無差別殺人を繰り返してきました。
後藤健二さんが殺害された時、私は、日本がアメリカのような対テロの戦いを始めるんじゃないかと思って、とても怖くなったのを今でも覚えています。
しかし、日本はアメリカと同じ道を辿ってきてないし、これからも辿りません。
被爆国として、軍隊を持たない国として、憲法9条を保持する国として、私たちには、平和について真剣に考え、構築し続ける責任があります。70年前に経験したことを、二度と繰り返さないと、私たちは日本国憲法をもってして誓ったんです。
武力に頼る未来なら私はいりません。人殺しをしている平和を、私は平和と呼びません。いつか私も自分の子どもを産み、育てたいと思っています。だけど、今の社会で子どもを育てられる自信なんかない。
安倍さん、私のこの不安を拭えますか? 子どもを持つ親御さんたちに、安心して子育てができる社会だと言えますか? 福島の子どもたちに、安全で健康な未来を約束することが出来ますか? 沖縄のおじいやおばあに、基地のない島を返すことはできますか?
自分の子どもが生まれた時に、真の平和を求め、世界に広める、そんな日本であってほしいから、私は今ここに立って、こうして声を上げています。未来を想うこと、命を大事にすること、先人の歩みから学ぶこと、そんな当たり前のことを、当たり前に大事にする社会に私はしたいんです。
家に帰ったらご飯を作って待っているお母さんがいる幸せを、ベビーカーに乗っている赤ちゃんが、私を見て、まだ歯の生えない口を開いて笑ってくれる幸せを、仕送りしてくれたお祖母ちゃんに『ありがとう』と電話して伝える幸せを、好きな人に教えてもらった音楽を帰りの電車の中で聞く幸せを、私はこういう小さな幸せを『平和』と呼ぶし、こういう毎日を守りたいんです。
憲法を守れないこの国の政府は『この道しかない』とか言って、安倍政治を肯定しようとしています。平気で憲法違反するこの国の政府に、どうしたら国際社会の平和を構築することができるのでしょうか。
国会で野次を飛ばすような稚拙な真似をしてみたり、戦争を近所の火事に例えたり、粛々とあの美しすぎる大浦湾を埋め立てようなんて、私には本当に理解できません。あなたの一切の言動に、知性や思いやりのかけらを感じたことがないし、一国民としてナメられている気がしてなりません。
安倍さん、私はこれ以上、私が生きるこの国の未来を、あなたに任せることはできません。私が願う、一人ひとりが大切にされる、民主的で平和な明日を、あなたと一緒に作りたいとも思わないし、あなたと一緒に作れるとも思いません。
この場から見えるこの景色が、私に希望を与えてくれます。安倍さん、あなたにもここに立って見てほしい。本気でこの国の未来を思い、行動する人たちの顔は、きっとあなたが永田町で毎日合わせる顔の何十倍も強さと希望にあふれているということを。
あなたの手の中に、民主主義もこの国の未来もありません。ここにいる私たち一人ひとりで勝ち取りましょう。
2015年7月24日。私は安倍政権に退陣を求めます」
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