厳冬期:八ヶ岳縦走 <3>
厳冬期:八ヶ岳核心部縦走 <2>・・・クリックで
雪のついた稜線は高度感があり、アルペンムードたっぷりだ。
強風への対応や雪山独特の危険は、背中合わせにあるものの
夏とは違い、雪のついた景色は壮観だ。
あゝ 玲瓏の 雪の高嶺に こころ静かに 頂に立ち
尊き山の 教えを受けん 身も魂も けがれは消えて
永久<とわ>に輝く 白光のうちに 清き幸をば 求めうるらん
憧れの雪の赤岳山頂に立つカモシカ!
権現岳、南アルプスをバックに。 阿弥陀岳をバックに。
カモシカ 雪の赤岳登頂記念 縦走の核心部;横岳の岩場・鎖場へ
赤岳山頂の左奥に富士山を望む。
富士山にズームイン
権現岳とその奥に編笠山
阿弥陀岳! 3年前にラウンドした阿弥陀南稜もクリアに見える。
横岳、硫黄岳に続く雪稜。 手前右の雪の中に赤岳天望荘。
奥に、蓼科山。その左に、北アルプス。右には、根子・四阿山、浅間山の山稜。
赤岳山頂(南峰)から 北峰、赤岳頂上小屋を眺める。
文三郎道からの登攀時には青空だったが、
丁度山頂に着いた時、雲が広がり始めた。
北アルプスの稜線が隠れてしまったのが残念だ。
相棒の千晴も赤岳登頂記念写真を!
横岳~硫黄岳、蓼科山方面をバックに。
南アルプス、権現岳方面をバックに。
阿弥陀岳をバックに。
「今度は、こっちへ来い!」 雪の阿弥陀岳に呼ばれた。
今すぐにでも 登りに行きたい衝動に駆られる。
南稜からアタックできたら、最高だろうなぁ。
北峰から、メインの南峰を眺める。
凍てつく赤岳頂上小屋。
2月20日の最高気温 -13℃ 最低気温 -20℃
赤岳山頂の様子。
雪の稜線と凍てつく赤岳頂上小屋。
北峰を横岳側に少し下って見上げた眺め。
頂上小屋の前に立つ分岐指導標。 右に下れば、県界尾根ルート。
核心部横岳への岩場の雪稜縦走路は真っ直ぐ!
横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山へと稜線がずず~~んと見渡せる。
赤岳山頂の展望を存分に堪能したら、横岳に向って縦走路を前進!
クラストした急斜面を慎重に下る。
手前のピークを越えていく。
白い三角ピークの先には極上の縦走路が全て見渡せる。
幸い風もほとんどなかったので、無事通過ですが、強風に煽られたら嫌な所だ。
ピークに最接近! そこから山頂を振り返ると ↓
アルペンムードたっぷりだ!
赤岳なのに 白いだけ! <今だから出てくる洒落> 現場は余裕なし。
大きなピークを越えても天望荘まではまだ気を抜けない急下降だ。
振り返ると真っ白な雪稜を後続の登山者が一人、下ってきた。
天望荘が近づくと傾斜もやや緩やかになる。
少々、雲が広がったが 迫力の縦走路はずっと視界の中にある。
写真を撮っていると 後続の特急登山者に追いつかれた。
折角なので、斜面で記念の1枚を撮っていただく。
このカモシカポーズの立ち位置から、後方を振り返って撮影したのが下の写真!
↓
おおぉ~、流石 主峰「赤岳」だね~! ここを下ってきたんだ・・・・・。
さらに下り やがて傾斜も緩やかになる。
県界尾根の分岐から赤岳を見上げる。 ここまでくれば、天望荘はもう目の前。
天望荘の風力発電のプロペラにはえびの尻尾が着き、全く動かない。
凍てつく寒さが、容易に想像できる。
暖かい小屋の中で、ようやくほっとできる。
今宵の大サービス 生ハム!
好きなだけ召し上がれ♪
英気を養い、明日の晴天を期して眠りにつくのであった。
厳冬期:八ヶ岳核心部縦走 <4> に続く。
今回の山行のクライマックスです! ↑
横岳エリアの難所の通過と
美しく 迫力満点の山岳展望の数々です。 お楽しみに♪
頂上小屋の前からの写真良いですね~
ここから横岳~硫黄岳ですか?
お気をつけて~(ってもう帰ってきてますよね・・・笑)
>赤岳なのに 白いだけ! <今だから出てくる洒落>
見落とすところでした(爆)
見慣れた八ヶ岳、歩きなれた八ヶ岳が、とても新鮮でした。
次の記事からいよいよメインの横岳前後の通過と絶景の山岳展望です。
>>赤岳なのに 白いだけ!
よくぞ見落とさずに ありがとうございます。
ポイント高いです!
千載一遇のチャンスをものにできたという感じです。
雪の八ヶ岳縦走、本当に素晴らしい景色を味わえました。今度はつばささんも。