奥穂~前穂縦走 <8/26,27-C>
吊り尾根~前穂~重太郎新道~岳沢~上高地
奥穂~前穂縦走<8/26,27ーB> クリックで
奥穂で存分に360度の展望を楽しんだら、吊り尾根を進んで いざ、前穂へ!
奥穂高岳<3,190m>を後に、写真中央=前穂高岳<3,090m>へ向かう。
吊り尾根の縦走路の奥に目指す前穂。左へ前穂高岳Ⅱ峰・Ⅲ峰。右へ明神岳。
奥穂<南稜ノ頭>付近からの この眺めが好きだ♪
お気に入りのポイントで、早くも写真大会!
カモシカと同じく こういう岩稜歩きが楽しくてしょうがないバルちゃん♪
南稜ノ頭通過後、すぐにあるスラブ状の長い鎖場が 吊り尾根で唯一のアスレチックだ。
クサリは付いているものの 雨でもない限りクサリに触れることなく登下降できる岩場だ。
(尤も 終始クサリにしがみつくオバ様方がよく渋滞の原因になるのだが・・・)
カモシカの下降を真似て スイスイ岩場を降りてくるバルちゃん!
3ヶ月前は、「高所恐怖症?」と言っていたのに そんなのはどこ吹く風 (笑
今は、岩場が楽しくて、楽しくてしょうがないといった感じで 嬉々として下りてくる♪
降下してきた吊り尾根唯一の難所(ガイドブックでは)と言われる岩場を振り返る。
さらにその奥に、南稜ノ頭も見える。
あまりにも青空がきれいだったので、お立ち台で ハイ、ポーズ!
夏の終わりを告げるトウヤクリンドウが 稜線の至る所に咲いていましたが、
まだ蕾が膨らんだ程度。
前穂へダイレクトに登れるバリエーションルート。ここからの眺めも迫力がある。
写真だけ撮って、右の一般ルートへ戻りましょう。
岳沢側から 上昇気流に乗ってガスが昇ってきた。
仙人になった気分♪
うごめく白いガスがかかる前穂も 岩岩感が引き立ってかっこいい!
吊り尾根を ルンルンで進んでいく♪
右から 前穂Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ峰
Ⅱ峰のアップ! この後、Ⅰ峰山頂からここを下るクライマーの写真あり。<参照>
ミヤマダイモンジソウ
ウサギギク
斜面を埋め尽くすちょっと時期遅れのウサギギクが満開のお花畑もありました♪
紀美子平に到着。 ザックはデポして、サブザックで前穂にアタックします。
サブザックを背負った途端、背中の軽さに新鮮な感動を覚えたバルちゃんなのでした。
奥穂からジャンダルム方面の稜線の眺め
奥穂、馬の背
ロバの耳、ジャンダルム、コブ尾根の頭
天狗ノ頭、間ノ岳、P1、西穂方面の次に歩くであろう稜線の眺め!
奥穂から馬の背のゾクゾクする急降下を経て、ジャンダルムを狙いましょう♪
この眺めを見たら、エキスパートコースに挑戦したくて ワクワクのバルちゃんなのでした♪
紀美子平からの展望を楽しんだら、
ぐんぐん高度を上げて、前穂山頂への急な岩登りです!
前穂への登りは、結構きついのであるが、
カモシカの後をついて 飄々と登ってくるバルちゃんは 大したものだ♪
視線の高さに 屹立する明神岳の峻峰の連なり。
上高地も 俯瞰できる。
急峻な岩場を登る。
軽やかな登り方は、まさにカモシカ2号!
カモシカだって、負けてはいられません 笑
青空に向かって 登れ~~!
こういう場所での写真大会もこのコンビならでは♪
山頂より手前に お気に入りのビューポイントがある♪
奥穂を正面にして 左に ジャンダルム~西穂の稜線 右に 槍までの稜線が展開する!
前穂山頂直下にある明神岳への分岐。丁度、ガスが上がってきて明神が見え隠れ。
マイナールートであるが、山行初日に明神岳のかっこいい姿を仰ぎ見たので興味津々だ。
「よく(明神岳に)積雪期に登る人がいるなぁ~」とのつぶやきも。。。。
前穂Ⅰ峰直下、最後のひと登り!
ついに前穂山頂<3,090m>に立ったバルちゃん♪
初登頂 おめでとう!
既に何度も山頂を極めているカモシカ。 つい2週間前も避暑に来たばかり 笑
奥穂同様、ちょうど山頂に至った時に絶妙のタイミングで 青空と360度の展望をGetする。
「早く写真を撮りたい!」とサブザックを放り出して Ⅱ峰方向へ駈け出したバルちゃん!
2人分のサブザックを背負って、後を追うカモシカ 笑
突端で追いついて、写真大会!
奥穂からの縦走路もはっきり見えている。
涸沢岳~北穂~槍ヶ岳への稜線が見通すことができ
涸沢カールも俯瞰できる。
ここからの山岳展望と涸沢カールの眺めは サイコー ♪ 幸せです~♪
前穂からのお気に入りの展望!
すてきな展望をしっかり目に焼き付けます!
前穂Ⅱ峰を見下ろします。 左下は、涸沢カール。涸沢小屋と涸沢ヒュッテが見えている。
クライマーの姿が見えますね!
前穂北尾根にちょっとだけ挑戦のカモシカ!
Ⅱ峰の降下(2枚上の写真)を経て、
我々の休憩ポイントへゴールの登りをしてきたクライマーたち。
一般登山者とクライマーが混在する前穂山頂。
針ノ木岳も見えていました。
いつ見ても 「ワンだふるぅ~~~!」な眺めです♪
下山前に もう1枚撮っておきましょう!
そして、下山に掛かる前に 「穂高よ さらば」を前穂山頂で一緒に歌ったのでした♪
岳沢 さらば また来る日まで
前穂をあとに 河童橋
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る 畳岩
「穂高よ さらば」も歌い終わって さあ下りようとしたその時、
西穂~ジャンダルムを完全に覆い隠す勢いの濃いガスが 奥穂の左まで迫りました。
もう、見え隠れではなく 展望がなくなるなと直感できる覆いかぶさり方。
案の定、このタイミングで2度と展望を見ることはできなくなりました。
紀美子平から重太郎新道へ向かいます。
太陽が隠れ、暑さはしのげたが、
ジャンダルムから西穂にかけての稜線を眺めながら下ることは叶わなかった。また今度。
紀美子平からは、いきなりの長いスラブ状(一枚岩状)の鎖場の急降下。
軽~~くこなして、終点で 余裕のポーズ!
ライチョウの姿なしだった 雷鳥広場。
長い長い重太郎新道にて。
途中、何ヵ所か明神岳の峻英な姿を望むポイントがある。
岳沢パノラマにて。 晴れていればここから岳沢小屋を中心に岳沢を俯瞰することができる。
樹林帯に入っても重太郎新道は 辛い。
なかなか手強いアスレチックの連続だ。
「カモシカの立場」に立つ カモシカ
長~~い鉄梯子あり。
難度の高いアスレチックあり。
大胆にこなしていくバルちゃん♪ 成長したなぁ~!
山を秋色に染める代表選手。ミヤマトリカブト。
ようやく岳沢小屋にたどり着く。
再建されてからは、明るい小屋となった。
ーA
-B
Aの左にBの表示があり 対を成していてわかりやすい掲示となっていた。
岳沢小屋で水の補給と小休止をして、岳沢を上高地へと下って行く。
途中、オオヒョウタンボクの赤い実が わんさか、わんさか♪
盛夏には 双子の真っ白な花だったのに。
緑の葉に映える真っ赤な実は、山の秋を感じる色♪
ゴゼンタチバナも真っ赤な実をつけていた。
シラネアオイ、ツバメオモト、サンカヨウなども秋色の実をつけていた。
岳沢からの山岳展望は、ガスの中。
奥穂、前穂であれだけの展望を得られたのだから、ここは良しとしよう。また今度のお楽しみに。
六百山、霞沢岳は、きれいに望むことができた。
天然クーラーの風穴で涼を取る。ここまで下ってくると上高地も近い。
無事、岳沢登山口へゴール!
岳沢湿原まで来ると下界に戻って来たーという感じ。
河童橋にて。
「また来る時にも笑っておくれ」と 穂高に手を振って 上高地を後にしたのでした。
今回のメインであった奥穂と前穂の両山頂では
絶妙のタイミングで素晴らしい展望をGetできたことが よかった!
コンパクトな縦走であったが、変化に富んだコースで見どころ満載。
大満足の山行であった。 感無量である。 登らせてくれた山と仲間に感謝♪
穂高よ、ありがとう! また 逢いに来るからね♪ (完)
アルプスの風と風景が気持ちよさそうですね。
今年の夏も充実した山行が続きましたね。