「京都 出会い旅~④」<クリック>
「京都 出会い旅~⑤」
上賀茂神社にて
時折日が射す程度の曇りベースの朝、先ずは上賀茂神社へ。
一ノ鳥居
「そうだ、京都行こう!」 JRのコマーシャルでお馴染みの御所桜。
まだ咲きはじめで幽霊桜の様相であった。
見頃の時はこんな雰囲気になるとか・・・。↑<晴れの日の撮影ならもっと映える>
斎王桜、こちらもまだ冬の枯れ木といった感じ・・・。
満開の見頃のころ訪ねたなら、
このような見事な咲きっぷりを目の当たりにできたのにぃ~。
二ノ鳥居
細殿と立砂
上賀茂神社のトレードマーク的な眺め。
千晴、記念写真!
なかなか趣のある造り!
写真にはもちろん写っていませんが、
一眼レフのカメラで撮影しているGパン姿でザックを背負った方が居た。
ある程度の距離を保ったままお互いに邪魔しないようにアイコンタクトで挨拶。
この方は大船のYさん。3日目にも登場するので、・・・・。
朱塗りの楼門を目指す。
かろうじて、ちょっとだけ桜!
そして、滅多に見られない光景に出会えたので
連続写真でどうぞ。
本殿からぞろぞろ出てくる宮司。。。
大企業の社長社内巡視のような・・・・・。
はたまた「白い巨塔」の回診風景か・・・・・。
胸を張って、杓を片手にさっ、さつ、さっ。。。 一同、礼!
ぞろぞろ、ぞろぞろ・・・・。
ぞろぞろ、ぞろぞろ・・・・。
後に巫女さんも続きます。。。。。
足早に過ぎ去っていった行列。。。。。
何事もなかったかのように再び静けさを取り戻した楼門。
早朝のおデート、いいですな!
本殿に向って、、、。
特別拝観をやっていましたが、本日の行程は長いのでパス。
上賀茂神社といえば、いろいろな神事や祭りなどがありますが、
いくつか顕著なものを・・・。
「上賀茂曲水の宴」の様子
「曲水の宴」とは
平安王朝貴族の雅な遊びを再現しています。水辺に酒盃を浮かべ、
その宴に集まった文人達が、盃が自分の前を流れすぎる前に
和歌を詠むという風流な宴会として、王朝貴族の間で親しまれたそうです。
他に、京都市伏見区「城南宮」の曲水宴もよく知られている。
「土解祭」の様子
「土解祭(どげ祭)」とは 本年の稲作を始め、あらゆる事業の隆昌を祈願する重要な祭典で、「土解」とは、春の日差しにより土地が作付けに適してくる事を云い、予め今年に蒔く最適の稲穂をト占で決定し、祭典後その稲穂の祓等も行なうというもの。
立砂と細殿の間の土の上で土解祭が行われます。
細殿前で籾種の吉兆を占う特殊なト占が行われる。占いでその年に早稲、中稲、晩稲のどれを蒔くとよいかが決められる。
またもや満開の桜はイメージだけで楽しんだのでした。
それでは、「お目当」の場所に向いましょう!花より団子、いや、 「焼き餅」!
それは粋な馬の図柄が目印のこのお店。
上賀茂名物 「神馬堂のやきもち」!
正式名称は 『 葵餅 』 ( あおいもち )
年代を感じさせる落着いた雰囲気の店内。
この存在を知ってから、何年も経ってしまった。
やっと焼きたてを食することができました。
柔らかい餅で小豆の粒あんをやさしく包んだシンプルな焼き餅ですが、
焼きたての香ばしさは絶品です!
お土産もいいですが、焼き立てをその場で頂くのが一番よろしいかと。
一個、120円なり。ここで、大船のYさんと合流。
あまりの美味しさに焼き餅の写真までは撮りましたが、食べることに
専念してしまい Yさんの写真なし。
「神馬堂」といえば、私が好きだった寅さん(渥美清)の映画
「男は つらいよ!」第29作の中に登場した。
テレビでも再三放送もされているので、この場面に見覚えのある方も多いでしょう。
焼き物師、加納作次郎と寅さんの出会いが、ここ「神馬堂」。
寅さんが、下駄の鼻緒を直してやる。
何気なく言った寅さんの言葉を深く受け止める作次郎。
端々に何かお互いに通じるものを感じる二人・・・。
もちろんこの後、寅さんの失恋もあるのだが・・・・・。
別れ際、寅さんに自分の「心持ち」として気に入っている
「打薬窯変三彩碗」をあげるのだが、寅さんが帰った後、
弟子がその行為を非難したときの言葉、
「ええがなええがな・・・・・いずれは割れるもんや、焼きもんは」
片岡仁左衛門さんのオーラはただ者ではない。あの品格は流石だった・・・。
などと ついつい寅さん映画の名場面が想い出されるのでした。。。。
近くにあった勅使殿の苔むした桧皮葺の屋根がいい感じだったのでパチリ。
大船のYさんはこのあと京都御所に行くとのこと。昨日の私のパターンだ。
「お気をつけて。」とお互いここでさようなら。
上賀茂神社の脇に咲くソメイヨシノは
まだひとつ、ふたつ花が開き始めたばかりであった。
「さくら、達者でな・・・。」
寅さんのように風のままにふらりと。。。。。
カモシカの京都の旅はまだまだ続くのでありました。
「京都 出会い旅~⑥」に続く。
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