厳冬期:八ヶ岳縦走 <1>
美濃戸口~美濃戸~南沢~行者小屋
DJ版・・・クリックで振り返り
赤岳とピッケル
赤岳山頂直下の岩場! 今回の山行の象徴の1枚!
↑ ここに到達するには、美濃戸口から地味な林道歩き。
美濃戸から南沢のコースを取って先ずは行者小屋を目指す。
南沢は、積雪量が多く 標高差も大きい。
北沢より難度・体力度ともワンランク上だ。
そこから 文三郎道を急登。
さらに、真っ白に雪が付いた岩場を登攀して赤岳に立つ。
縦走記のその1は、地味なアプローチの部分から。
稜線に出る前ですが、結構楽しめました。
八ヶ岳山荘前からの歩き出しである。
林道を緩やかに登っていく。
白い雪の廊下を約1時間、美濃戸を目指す。
美濃戸山荘前。 北沢コースを取るなら、アイゼンは不要。
私は南沢を選択したのでここでアイゼンを付ける。準備をしている数人の方々に
挨拶しながら、本日のコースに探りを入れる。
居合わせた方々、皆、北沢を行くという。
アイスクライミングの人も多いので納得だが、誰か南沢行く人いないかなぁ~と少々心細くなる。
まあ、週末だし 誰かいるだろう。。前日のトレースも見えているしOKだろう。
最初の橋を渡る。 閑たり。 早くも貸し切りの雪の散歩道。
予想通り、少々荒れた所もあるが 朝日に阿弥陀岳が輝き 胸がときめく。
トレースは残っているものの 周囲は雪深い。復路、北沢の写真を掲載するが
整備された北沢に比べるとかなりワイルドだ。
後方から話し声が聞こえた。 4人組のパーティが追いついてきた。
静かな貸切が大好きだが、この日ばかりは誰かいてくれて ほっ。
写真から登山道、分かりますか?
振り返りながら パチリ。
ちょっとピッチを上げて、後続を引き離し 十分な間合いをキープすることにした。
再び、プチ貸し切りに!
テープがないと ?? 一瞬真っ白! な所も。
標高をあげてくると いつしか青空が顔をのぞかせる。
ルートの雰囲気も少し変化。
スノーシューで遊べそうな雪質に!
うひょ~! 青空に霧氷が美しく輝く。
振り返ると こんな眺めだ。
前進! 正面に真っ白な横岳が顔を出す。
またとない青空が友だちだ。 やったね! 行者小屋も間もなくだ。
回りこむと 大同心も姿を現した。 すかさず1枚!
南沢の歩きは、風を受けることもなく暑いので アウターは脱いで歩いていた。
大同心の造形美に見とれる。
青空と雪原と 大同心と横岳。 しばし立ち止まって、この眺めを満喫した。
大同心 迫力だねぇ~!
横岳 輝いてるねぇ~!
見えている稜線を歩き、その頂にもうすぐ立つのかと思うと胸が高鳴る。
相棒の千晴も一緒にね!
振り返るとこんな感じ。 夏場だと敢えて写真を撮ることもない場所だが、
雪と青空がメルヘンの世界に導いてくれた♪
稜線に出る前に 既にかなりの感動! 写真をたくさん撮って足が前に進まない。
後続に抜かれたが、気にしない。
こんなに美しい眺めなのに先を急ぐのはもったいない。
天気もいいことだし、何度も通っている八ヶ岳。 ある程度時間の計算は立つ。
正面に見えている横岳にズームインだ! これだけで 酔ってしまいそう。。。
少し前進して、視界が開けると稜線が全て見渡せる。 きれいだ!
右手には、憧れの雪の赤岳が。
赤岳に注目。
赤岳に ズームイン! この姿も覚えておきましょう。
行者小屋周辺からは、こんな山容だが、文三郎尾根や天望荘や横岳からは
ずいぶん異なった形で登場します。次記事の写真と比較するのも一興です。
回れ右で 振り返り。 次の後続パーティが近づいてきた。
行者小屋のテン場より手前に 一張だけポツンとテントが!
張る位置ややファール 笑 某山ブロガーのあの人か?
テントから顔を出せば、大同心独り占めの好ポジションだ。
行者小屋到着。
素晴らしいロケーションです。
ついつい同じようなアングルでも何枚もシャッターを切ってしまう。
赤岳~中岳
中岳~阿弥陀
少しアップで。
赤岳アップ。 文三郎道からの登攀ルートがはっきり見えている!
赤岳の眺めをおかずに ひとときのランチタイムを楽しむカップル♪
赤岳の左には横岳。
横岳の左には、大同心。
行者小屋からのぐるりの展望、お楽しみいただけましたでしょうか?
なかなかの好展望でしょ!
でも、まだここは、アプローチの部分。画像的にはまだジャブ。
稜線に出れば、ノックアウトパンチの展望が待ってます!
赤岳をバックに。 アウターを脱ぐと結構スマートなカモシカ!
「千晴、今日の感想は?」
「ワン だふるぅ~~~!」
いつの日か 大同心のテッペンにも登りたいな!
行者小屋からは、文三郎ルートが手に取るようにクリアに見渡せます。
赤岳の岩場を下って、中岳への分岐を折れ、文三郎ルートを下ってくる登山者を
見つけたので アップで捉えてみました。
間もなくここを登るカモシカは、自分自身の姿をイメージしながら
歓喜と興奮と緊張感とで 見上げていたのでした。
厳冬期:八ヶ岳核心部縦走 <その2>は
いよいよこの写真に見えているコースを登攀し、赤岳に立つカモシカです。
乞う ご期待!
青い空と、白い雪♪
今年こんな晴れた日があったっけ?
白い山々が美しいっす!
そして何より快晴ってのが・・・
羨ましいっす!!
カモシカさん・・・
ばっちりじゃないですか~最高~♪
お陰様で、青空と真っ白い雪山Getでした。
>こんな晴れた日があったっけ?
この山行の2日間は、おそらく今シーズンのベスト天気ではなかったかと思われます。
>素晴らしい!!!
この景色、K嬢と歩いてみては。
ストレートな感想、ありがとうございます。
真っ白な山々は美しすぎて眩しかったです。
B作さんは、乗鞍テレマークどうだったのかな?
お子様のデビューは?
ありがとうございます。
この先、稜線に出てからが真骨頂となります。
やまとそばさんのようにスキーはできないので、せめてワンチャンスで雪山をと。。。。