カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

厳冬期:八ヶ岳縦走<1> 南沢~行者小屋

2010-03-09 | 山行記録

 

     厳冬期:八ヶ岳縦走 <1>

                                 美濃戸口~美濃戸~南沢~行者小屋

 

                      DJ版・・・クリックで振り返り

  

                赤岳とピッケル

    赤岳山頂直下の岩場!   今回の山行の象徴の1枚!

 

  ↑ ここに到達するには、美濃戸口から地味な林道歩き。

  美濃戸から南沢のコースを取って先ずは行者小屋を目指す。

  南沢は、積雪量が多く 標高差も大きい。
  北沢より難度・体力度ともワンランク上だ。

  そこから 文三郎道を急登。 

  さらに、真っ白に雪が付いた岩場を登攀して赤岳に立つ。

 

 縦走記のその1は、地味なアプローチの部分から。 
 稜線に出る前ですが、結構楽しめました。

 

   八ヶ岳山荘前からの歩き出しである。

  

 林道を緩やかに登っていく。

 

 白い雪の廊下を約1時間、美濃戸を目指す。

 

 美濃戸山荘前。 北沢コースを取るなら、アイゼンは不要。

 私は南沢を選択したのでここでアイゼンを付ける。準備をしている数人の方々に

 挨拶しながら、本日のコースに探りを入れる。

 居合わせた方々、皆、北沢を行くという。

 アイスクライミングの人も多いので納得だが、誰か南沢行く人いないかなぁ~と少々心細くなる。

 

 まあ、週末だし 誰かいるだろう。。前日のトレースも見えているしOKだろう。

 

 最初の橋を渡る。 閑たり。  早くも貸し切りの雪の散歩道。

 

 予想通り、少々荒れた所もあるが 朝日に阿弥陀岳が輝き 胸がときめく。

 

 トレースは残っているものの 周囲は雪深い。復路、北沢の写真を掲載するが

 整備された北沢に比べるとかなりワイルドだ。

 

 後方から話し声が聞こえた。 4人組のパーティが追いついてきた。

 静かな貸切が大好きだが、この日ばかりは誰かいてくれて ほっ。

 

 写真から登山道、分かりますか?

  振り返りながら パチリ。

 ちょっとピッチを上げて、後続を引き離し 十分な間合いをキープすることにした。

  再び、プチ貸し切りに!

 テープがないと ?? 一瞬真っ白! な所も。

 

 標高をあげてくると いつしか青空が顔をのぞかせる。

  ルートの雰囲気も少し変化。

 

  スノーシューで遊べそうな雪質に!

 

 うひょ~! 青空に霧氷が美しく輝く。

 

 振り返ると こんな眺めだ。

 

 前進! 正面に真っ白な横岳が顔を出す。

 

 またとない青空が友だちだ。 やったね!   行者小屋も間もなくだ。

 

 回りこむと 大同心も姿を現した。 すかさず1枚!

 南沢の歩きは、風を受けることもなく暑いので アウターは脱いで歩いていた。

  大同心の造形美に見とれる。

 

 青空と雪原と 大同心と横岳。 しばし立ち止まって、この眺めを満喫した。

 

 大同心 迫力だねぇ~!

 

 横岳 輝いてるねぇ~!

 見えている稜線を歩き、その頂にもうすぐ立つのかと思うと胸が高鳴る。

  相棒の千晴も一緒にね!

 

 振り返るとこんな感じ。 夏場だと敢えて写真を撮ることもない場所だが、

 雪と青空がメルヘンの世界に導いてくれた♪

 稜線に出る前に 既にかなりの感動! 写真をたくさん撮って足が前に進まない。

 

 後続に抜かれたが、気にしない。 

 こんなに美しい眺めなのに先を急ぐのはもったいない。

 天気もいいことだし、何度も通っている八ヶ岳。 ある程度時間の計算は立つ。

 

 正面に見えている横岳にズームインだ! これだけで 酔ってしまいそう。。。

 

 少し前進して、視界が開けると稜線が全て見渡せる。 きれいだ!

 

 右手には、憧れの雪の赤岳が。

 

 赤岳に注目。

 

 赤岳に ズームイン!  この姿も覚えておきましょう。

 行者小屋周辺からは、こんな山容だが、文三郎尾根や天望荘や横岳からは

 ずいぶん異なった形で登場します。次記事の写真と比較するのも一興です。

 

 回れ右で 振り返り。  次の後続パーティが近づいてきた。

 

 行者小屋のテン場より手前に 一張だけポツンとテントが! 

    張る位置ややファール 笑   某山ブロガーのあの人か?

 

 テントから顔を出せば、大同心独り占めの好ポジションだ。

 

 行者小屋到着。

 素晴らしいロケーションです。 

 ついつい同じようなアングルでも何枚もシャッターを切ってしまう。

 

 赤岳~中岳

 

 中岳~阿弥陀

 少しアップで。

 

 赤岳アップ。 文三郎道からの登攀ルートがはっきり見えている!

 

 赤岳の眺めをおかずに ひとときのランチタイムを楽しむカップル♪

 

 赤岳の左には横岳。

 

 横岳の左には、大同心。

 行者小屋からのぐるりの展望、お楽しみいただけましたでしょうか?

 なかなかの好展望でしょ!

 でも、まだここは、アプローチの部分。画像的にはまだジャブ。

 稜線に出れば、ノックアウトパンチの展望が待ってます!

 

 赤岳をバックに。 アウターを脱ぐと結構スマートなカモシカ!

 

 「千晴、今日の感想は?」

 「ワン だふるぅ~~~!」

 

 いつの日か 大同心のテッペンにも登りたいな!

 

 行者小屋からは、文三郎ルートが手に取るようにクリアに見渡せます。

 赤岳の岩場を下って、中岳への分岐を折れ、文三郎ルートを下ってくる登山者を

 見つけたので アップで捉えてみました。

 間もなくここを登るカモシカは、自分自身の姿をイメージしながら

 歓喜と興奮と緊張感とで 見上げていたのでした。

 

  厳冬期:八ヶ岳核心部縦走 <その2>

  いよいよこの写真に見えているコースを登攀し、赤岳に立つカモシカです。

  乞う ご期待! 

 

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6 コメント

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素晴らしい!!! (じもらー)
2010-03-09 23:07:54
是非見てみたい景色です(^^)
青い空と、白い雪♪
今年こんな晴れた日があったっけ?
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うらやましい!! (上松 B作)
2010-03-10 21:02:54
これはええわ~
白い山々が美しいっす!

そして何より快晴ってのが・・・

羨ましいっす!!
返信する
最高~ (やまとそば)
2010-03-10 22:08:02
晴れ男・・・
カモシカさん・・・
ばっちりじゃないですか~最高~♪
返信する
じもら~さん ( カモシカ)
2010-03-10 22:46:37
1コメ、ありがとうございます。

お陰様で、青空と真っ白い雪山Getでした。

>こんな晴れた日があったっけ?
この山行の2日間は、おそらく今シーズンのベスト天気ではなかったかと思われます。

>素晴らしい!!!
この景色、K嬢と歩いてみては。
返信する
B作さん ( カモシカ)
2010-03-10 22:52:23
>これはええわ~
ストレートな感想、ありがとうございます。
真っ白な山々は美しすぎて眩しかったです。

B作さんは、乗鞍テレマークどうだったのかな?
お子様のデビューは?
返信する
やまとそばさん ( カモシカ)
2010-03-10 22:55:10
>ばっちりじゃないですか~最高~♪
ありがとうございます。
この先、稜線に出てからが真骨頂となります。
やまとそばさんのようにスキーはできないので、せめてワンチャンスで雪山をと。。。。
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