2007・10・21 阿弥陀南稜 本編1
本編3 <・・・それぞれクリックでどうぞ。
阿弥陀南稜 本編4
山頂から下山ルートを目で辿る。稜線上を怪しげな岩が立ち塞ぐのが見える。
岩の要塞、阿弥陀岳を護るジャンダルムか?(摩利支天)
バルタン星人を連想させる大岩が登山路を塞ぐ。だが、鉄梯子で簡単にクリアできる。
この大岩のTOPからは、急下降だ。設置ロープがある。
この日は雪が付いていたので慎重に降りる。
少し登り返して岩の頭を歩く。振り返れば、白砂糖をまぶしたような赤岳が輝いている。
前方を眺めると、サイの角のように見える中央稜への分岐取り付き点が見える。
左サイドには青ナギが見えている。
急傾斜を一気に下る。
下りきれば、要塞状の岩=摩利支天だ。 左を巻く道もあるが、カモシカ好みはストレートに岩を登る。
TOPはやはり気持ちいい。
摩利支天TOPからこれまた岩稜を御小屋尾根の分岐まで下る。
稜線の先端が中央稜への取り付き点.先ほど見えていたサイの角の部分だ。
阿弥陀岳を振り返る。さっきの雪の急斜面はあの尖がりだったのかと納得する。
最初のプランでは中央稜を下山する考えでいたが、トヨでのロスタイムがあったため山頂で逆にまったりした。このとき既に下山に際して確実に時間の計算の立つ御小屋尾根からのプランに切り替えていた。
しかし、次回のために中央稜に入り口もちょいと確認しておくのであった。
ここからの下りは正面にこんな開けた展望を眺めながらの下りとなる。
正面奥の平坦なブルーは諏訪湖。
分岐点から辿ってきた稜線を振り返る。阿弥陀岳山頂からはわからないが、こうして振り返ると結構なアップダウンを繰り返してここに至るのがよくわかる。
御小屋尾根への下り始め。気を抜けない急斜面だ。先行者の速度も落ちる。
雪の斜面から分岐点のあった尾根を見上げる。
急降下をクリアしてのびやかな御小屋尾根の下りに入る先行者。
急斜面は終わったとはいえ、雪道でのスリップには要注意だ。
進行方向右手には、硫黄・天狗岳、蓼科山が連なって見える。
正面には御小屋尾根を見て気持ちのよい下りが続く。
振り返れば、分岐から急斜面を下ってきたのがよくわかる。
正面に開けた展望の見納め。ここから樹林帯へと下ってゆく。
左に権現岳。
右に、蓼科山。
なが~い樹林帯の下りだ。
暫く下ると不動清水。(水場は左へ) さらに、なが~い樹林の中を下る。
途中、左手が開け青ナギの向うに権現岳が望めるポイントがある。
明るい雰囲気になるとカラマツが目立ち始める。振り返ると阿弥陀岳がこちらを見つめている。 思わず、「また来るよ!」と手を振る。
原生林の中をなおも下る。
美濃戸口への分岐が現れる。左へ、舟山十字路を目指す。
周囲が完全にカラマツ林に変わる。明るい雰囲気にがらりと様子が変わる。
黄葉が青空によく映える。
木曽駒JOYで学んだことに実践編。登山道を下りながら両サイドに目を走らす。
(↑クリックでどうぞ)
数々のきのこが生えているが、ハナイグチ専門で攻めてみる。
ゴミ袋のスペアに味噌汁1回分くらい簡単に収穫できた。単調な下りも食せるきのこを探しながらだと結構面白い。
秋の日は、短い。日没少し前に起終点の舟山十字路に戻る。
登山道に夕日の光が差し込む。
日没直後、毎度のキツツキ君ともお別れだ。
昼間は紅葉にはお目にかからなかったので、日没後の紅葉!
闇を染める紅葉は、美しくもあるがどこか妖艶な感じがする。
夜桜見物という言葉はあるが、夜の闇夜の紅葉を愛でるのはなんと言うのだろう。
日帰りであったが、いろいろな意味で大変印象深い山行となった。 <完>
>念願の奥穂高岳に登りました。三日間すべて快晴で、夢のような山行ができました。
やりましたねー!!私も初めてのときは1週間くらい夢心地の日々でした。
>那須姥ヶ平の紅葉は特におすすめです
ありがとうございます。ここの紅葉は圧巻だそうですね。山行が近づいたら詳細をQするかもしれません。その節はよろしくお願いします。
>そのどこかの山頂で
バリばかりではないですよ~(笑
☆パノラマ写真作成ソフト 紹介
ありがとうございます。機械オンチなので使いこなせるかな?勉強してみます。
>秋はどの辺を歩かれているのでしょうか?
9月には、念願の奥穂高岳に登りました。三日間すべて快晴で、夢のような山行ができました。
穂高を選択したのも、カモシカさんが平標で話してくれた、槍穂縦走の影響大です。
本当は(カモシカさんが熊を従えて登った)北穂高小屋を考えましたが、穂高デビューなので身の丈に合わせ奥穂を踏んできました。
その後は、紅葉ねらいで、西吾妻山、そして定番の那須岳に行きました。
カモシカさんからは少し遠いですが、那須姥ヶ平の紅葉は特におすすめです。(来年いかがですか)
>またどこかでお会いしたいものです。
そうですね!
私も、八ヶ岳と北アルプスがお気に入りです。
そのどこかの山頂で、我々は一般ルートから、カモシカさんはバリエーションルートから、顔を出して会えそうですね。
その時は、またカモシカジャンプを見せてください。
そうそう、どこかの山行記で「パノラマ写真作成(連続写真の連結)について」の話題がありましたね。
私は、Panorama Maker 3 ArcSoft社 を使っています。いろいろ試した中で、これが一番スグレものでした。ご参考までに・・
りんさんもクライミングや積雪期をやってるから余計わかるのでしょうね。
今回、誰か一緒にいたら撤退でしょうね。単独ゆえの決断でした。まさに自己責任の世界ですから、お奨めはできません。
>別な方法を考える
柔軟な発想は持ち合わせたいと思っています。
>奥穂側からということですか?
そうです。
奥穂~ジャンダルム~西穂のコースはザイル無しで登下降できるぎりぎりの危うさが魅力のコースです。
きれいにまとまったお返事にならずすみません。
またよろしくお願いします。
8月に八ヶ岳に行ったんでしたね!
南稜は阿弥陀から確認済みなのですね。
ニッコウキスゲの仙ノ倉が懐かしいです。
秋はどの辺を歩かれているのでしょうか?
またどこかでお会いしたいものです。
に!
B作さん、それはちとオーバーというもんです。(笑
初冠雪の時期のちょうど条件の悪い時にぶち当たったということですよ。
夏なら、B作さんも如何?
雪がある時のルートファインディングがとても重要ですね。
諦めるのではなく別な方法を考える…、単独行はすべてにおいて自己責任なのだと改めて思いました。
私だったら怖くてすぐ撤退です…(x_x;)
カモシカさんの今までのたくさんの経験があってこその山行なのだと思いました。
ジャンダルム直登されたと書いてありましたが、奥穂側からということですか?無知でごめんなさい。
そこではザイルがいると書いてありましたがすごいですね!
あの阿弥陀の南稜を登ったのですね。8月に頂上から見下ろして「道と言うより・・ガケ・・」と確信したルート。
岩アリ、氷アリ、壮観な景色アリ、のバリエーションルートを見ていると、山の魔性を感じます。
気をつけて!
♪毎日、吹雪、吹雪、吹雪、氷の世界~~~
に!(吹雪はなさそうですが・・・)
前編見終わってからのコメントですが、やっぱチャレンジャーですねカモシカさんは(すごいや~)
それではまた!上松でした