カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

3,000m峰の岩稜をたどる (涸沢コル~北穂) ②

2008-11-04 | 山行記録

 

 3,000m峰岩稜の縦走路

 涸沢のコル~奥壁バンド~北穂南峰へ

 

 

 最低鞍部(涸沢のコル)からは北穂へ向かって登り返す。

 青空と接する稜線を進む登山者の姿が見える。

 

 

 振り返り、涸沢岳から進んできた縦走路を仰ぐ。

 

 北穂側から来た登山者と涸沢側ですれ違う。(たて写真なので首を傾けて見て下さい)

 

 

 滝谷側に回りこむと 岩壁の斜面をへつるように登る。

 写真の ○ ペイントマークを進む。

 

 写真中央のピークV字に向かって登っていく。

 

 側壁トラバースの登山者。

 

 ペイントマークに沿って登る。

 

 このエリアは岩がしっかりしているので、安心だ。

 手が届きそうな距離にある槍ヶ岳の雄姿を眺めながら、軽快に登る。

 

 先行する登山者。

 

 滝谷側には、槍ヶ岳の絶景。

 

 

 涸沢側には、前穂の絶景。

 

 展望も良く、ダイナミックな岩稜歩きの醍醐味が味わえる。

 ただし、スリップしたり、強風に煽られて滑落すれば、

 足下300m~500mの谷底に転落することになる。

 

 切れ落ちた岩肌に付けられたペイントマークの連続!

 カモシカの大好物!

 低山では得られないダイナミックな歩きが出来る。

 

 このまま一気に大キレットを越えて槍まで行きたくなる思いに駆られる。

 

 写真は槍ヶ岳中心だが、その左には裏銀座の名峰がずらり。

 右には、後立山連峰の名峰がずらりだ。 

 この日はすっきり遠くの山々まで余すところなく見渡せた。

 しかし、ツイてない人はガスガスの全く展望のない中を岩との格闘だけで

 終わるというパターンも多いらしい。

 

 まるで、槍ヶ岳でしょ! これは、ルート上の足元の岩です。

 紅葉した山肌の笠ヶ岳と白山と重ねてみました。

 普通の山道より緊張感が高まるルートですが、こんな発見も楽しいものです!

 

 誰も名づけてないので、以下のように勝手に命名します。

 白山、笠ヶ岳、槍ヶ岳(のように見える岩)が重なって見えるこの場所を

 「カモシカさんの写真広場」と名づけてみました。

 そして、このトンガリ岩はもちろん「槍ヶ岳ロック」です!

 登山地図やガイドブックにこの名称がいつか登場したら、うれしいな。

 ヤマノボラーの皆さんが、この場所やこの岩を

 “松涛岩”とか“長谷川ピーク”みたいな呼称で認知してくれたらうれしいな。

    ちょっとだけ、遊び心。    夢・・・・・・。

 

 さてさて、先を急ぎましょう。 奥壁バンドの登下降!

 

 

 

 

 

 

 行き交う登山者の様子とあわせてこのコースの雰囲気が伝わったでしょうか?

 

 最後の尖がりを登りきる!

 

 スカッと奥穂、前穂が眺められるホッとできるポイントに一度出る。

 

 

 下ってくる登山者とすれ違う。  ということは、

 

 もうひと登りあります。 以下のような雰囲気です。

 

 

 

 

 

 ラストの登り! 空に向かって登るという形容がピッタリの場所だ。

 

 登りきると、前穂と涸沢カールが迎えてくれる。

 

 前穂の後には南アルプスと富士山。

 

 ルートは平坦になり、行く手に北穂が確認できるようになる。

 

 北穂南峰を正面に見る。手前の大きな岩の先は・・・・?

 

 もう少し痩せた岩稜が続いています! 南峰の左には滝谷の岩壁も見える。

 

 何度も出てくる槍ヶ岳の写真ですが、このロケーションがずっと見えっぱなし!

 

 秋色の岩肌が立体感を際立たせる。

 

 槍から大キレットに繋がる縦走路もくっきり見える。

 

 大キレットのコースを目で辿る。 胸が高鳴る。

 

 旭岳、白馬岳、鹿島槍などの名峰もくっきり見てとれる。

 

 標高差300mの滝谷の大岩壁がすっぱりと切れ落ちている。

 

 ⇔ペイントに導かれて、もうひと頑張り。

 

 小さなアップダウンをこなし、

 

 滝谷ドームの頭を涸沢側に巻いていく。

 

 爽快な涸沢側の展望が目を引く。↓

 

 奥穂~前穂

 

 涸沢岳~奥穂

 

 ロバの耳、ジャンダルム

 

 遠くに笠ヶ岳

 

 ちょっと息のつける安定した場所がある。

 ザックを降ろして、南峰を見つめる登山者。

 

 北穂南峰と槍ヶ岳

 

 ↑ ここで、またまたバッタリ! TROさんだ。

 トレードマークは、オレンジ色のTシャツだ。

 

 昨夏、ジャンダルムから西穂に向かう途中 間ノ岳でお会いした岳人だ

 あの時は、「またどこかでお会いしましょう」と言って別れたのであるが、

 またしてもこの穂高の稜線で再会できるとは! 彼も穂高をこよなく愛する岳人。

 同じ思いを持つもの同士、予期せぬ再会を歓び合う。

 

 TROさんは、奥穂へ向かうとのこと。別れ際、TROさんに撮ってもらった1枚。

 「また、この稜線で会いましょう。」と 熱い握手を交わして別れた。

 

 

     「3,000m峰の岩稜をたどる 」 ① <クリックでふりかえり

 

    「北穂山頂にてに続く。 

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
白音さん ( カモシカ)
2008-11-07 21:07:58
>迫力満点!!
ありがとうございます。

コメントから揺れる気持ちがわかります。

>でも、やっぱいつか歩いてみたいな~。
結論はここね!

>高所恐怖症を治すには?
岩は大丈夫ですが、脚立に乗るのが怖いです(笑
治す方法は存じませんが、ぎりぎりのゾクゾク感がたまらなく好きになりますよ。
返信する
Unknown (白音)
2008-11-07 00:03:38
迫力満点!!

行って見たいような、
ヤッパリ怖そうだし行きたくないような(^^;

でも、やっぱいつか歩いてみたいな~。
高所恐怖症を治すにはどうしらたいいでしょう(笑
返信する
りんさん ( カモシカ)
2008-11-06 20:15:01
>・・これだけ登場するともう顔はゆるみっぱなしです・・・♪^^♪
りんさんも穂高好きですからね!!
いつもは、槍から穂高へなので今回と逆コースをとります。

次男くんは中2でこのコースを!
このときから既にアクティブな親子だったのね。

>お互い覚えていて出逢った当時の話が出来るなんて
1年前に同じ穂高の稜線でお話した方だったので、驚きましたよ。全く知らないもの同士なのに、穂高がもたらした縁ですね。
返信する
B作さん ( カモシカ)
2008-11-06 20:04:45
大丈夫、3点確保の基本が出来ていればどこでも行けますよ!
このルートは一般コースで岩も安定してますから
ルートに入ってしまえば、OK!
返信する
穂高・・・いいなあ・・・。 (りん)
2008-11-05 08:10:06
青空に雲海、秋色の山、そして大好きな岩場がこれだけ登場するともう顔はゆるみっぱなしです・・・♪^^♪
このルートは次男が中学二年生の時に会の山行で逆コースで歩きました。
リーダーと私の間に挟まれて歩いていた次男が、いつ足を滑らせて落ちてしまうのではないかとヒヤヒヤハラハラした岩場コースでした。
山の世界って広いようで案外狭いものですね。
お互い覚えていて出逢った当時の話が出来るなんて本当にステキなことです♪
返信する
こわ~~~ (上松 B作)
2008-11-04 22:41:09
高所恐怖症の私には・・・

い・け・ま・せ・ん!!(恥)
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