カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

魔の雪山「谷川岳」 <今季雪山 第9弾>

2014-04-08 | 山行記録

 

 魔の雪山「谷川岳」 ダイジェスト版

                         <今季雪山 第9弾>


  

 谷川岳<トマの耳 1963m>にて

 バックは、<オキの耳 1977m>と左に一ノ倉岳。遠く、巻機山方面。

 

 谷川岳は群馬・新潟の県境にある三国山脈の豪雪地帯の山である。

 周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。

 急峻な岩壁と複雑な地形&中央分水嶺のため気象変化が極めて激しく

 遭難者の数は、名立たるアルプスの山々を抜いてトップである。

 通称=魔の山。厳しさの中にある美しさに魅せられた登山者たちが、雪の谷川岳を目指す。

 2,000mに満たない山頂の標高なのに 3,000m級のアルプスに匹敵する迫力ある山だ。

 稜線美と山頂や雪稜から眺める雪の山岳展望は、圧巻である。

 もしも、谷川岳が3,000mの標高を誇っていたら、厳冬期の登山は槍穂を超える困難度となるであろう。

 

 

 トマの耳から、オキの耳とそれに連なる雪稜を望む。

 左に、茂倉岳~一ノ倉岳。

 

 トマの耳から、俎嵒(マナイタグラ)~オジカ沢ノ頭を中心に肩の小屋方面の美しい稜線を望む。

 

 トマの耳から、万太郎山~仙ノ倉山・平標山。遠く、苗場山etc.方面の山岳風景。

 

 トマの耳にて。オキの耳~清水峠~朝日岳方面。

 

 トマの耳から下り、次なる谷川岳の本ピーク「オキの耳」に向かって、雪稜を進む。

 

 オキの耳に迫っていく。

 

 トマの耳を振り返り見る。

 

 オキの耳の山頂柱に立つ登山者あり。 山頂付近に、恐ろしい雪庇!

 

 谷川岳山頂<オキの耳 1977m>に立つカモシカ。

      以下、オキの耳からの展望。

 

 谷川連峰主脈稜線。

 トマの耳からの展望と同じ方面を撮影。現場に立つと、オキの耳からの方が迫力を感じた。↑ ↓

 

 青空と、雪化粧した山のコントラストは、何度見ても飽きることのない、美しい冬山の景色だ。

 

 茂倉岳~一ノ倉岳へ続く雪稜。手前に、奥の院。

 

 朝日岳・笠ヶ岳・白毛門方面と遠く、尾瀬方面の山々(真ん中が至仏山)~上州武尊山。

 

 先程まで展望を楽しんでいたトマの耳を望む。

 

 トマの耳にズームイン。

 

 オキの耳を後に、もう少し稜線を進み谷川岳の信仰エリア「奥の院」まで遠征する。

 いきなチロルよ ザイルを肩に  行くぞ谷川  ちょいと一ノ倉

 仰ぐ岩壁  朝日に映えて  今日はコップか  滝沢か ・・・・♪

 

 奥の院にて。間近に、茂倉岳~一ノ倉岳を望む。

 千晴の右の白い部分は、雪庇!この下は、奈落の底だ。絶対に踏み込んではならない部分。

 

 岩が出ているのは一ノ倉岳の岩壁。

 その右へ、所謂、谷川岳馬蹄型の稜線が朝日岳、白毛門方面まで一望だ。

 遠く、大源太山や巻機山方面の稜線。越後駒ケ岳方面も見えている。

 

  展望の雪稜をたどり トマの耳に再登頂し、「魔の山 谷川岳」の雪山山行を完遂した。

 

 トマの耳への登り。 登攀の登山者が一人。

 

 オキの耳~トマの耳間の雪稜にて。

 行こうか戻ろか 南陵テラス  戻りゃ俺<おい>らの 心がすたる

 行けばあの娘<こ>が 涙を流す  山の男は  つらいもの ・・・・♪

 

 谷川岳を代表する山岳展望。 この眺めは、カモシカのお気に入りだ♪

 幸いにも吹雪かれることなく、快晴の登山日和に恵まれて、

 魔の雪山<谷川岳>の魅力を存分に堪能した雪山山行となった。

 

 さらば上越 湯檜曽の流れ  さらば土合よ  谷川岳よ

 またの来る日を 心に誓い たどる列車の 窓の夢 ・・・・・♪ <谷川小唄より>

 

 さらば、谷川岳。 また来る時にも 笑っておくれ。

 今日も 登らせてくれた山に感謝。

 

 

   魔の雪山「谷川岳」本編① に続く。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 富士山~桜満開の頃~ | トップ | 魔の雪山「谷川岳」 詳細① ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大町の (ファイブ)
2014-04-13 21:25:43
鷹狩山山頂でお会いした者です。
山々の解説、ありがとうございました!
少し霞んでいたけど心洗われる眺めでした。
またブログ覗きにきます。


返信する
ファイブさん (カモシカ)
2014-04-13 21:40:37
早速の訪問ありがとうございます。北アルプスずらりの眺めは、圧巻でしたね。今度は実際登ってみることをお奨めします。気に入った記事がありましたら、またコメントくださいね。
返信する

コメントを投稿

山行記録」カテゴリの最新記事