カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

雪の立山②(雄山~大汝山~龍王岳) <今季雪山 第11弾>

2014-05-14 | 山行記録

 

雪の立山②(雄山~大汝山~龍王岳) 

   

 雄山からの稜線縦走。 先ずは、大汝山へ向かう。    雪の立山①・・・・クリックで

 

 

 ここで、山行記録①のラスト画像の解説を。

 雄山山頂から急降下し、縦走路へ入るやいなや歓声が聞こえた。振り返って撮影した2枚。

 中央の赤いウエアの人に注目!

 雄山TOPからドロップしたスノーボーダーだ。標高3,003mからのドロップイン!お見事!

 雄山TOPから谷を見下ろすとすごい高度感です。写真では左下に切れていますが急傾斜が、

 谷に向かっている。  強者チャレンジャーには、びっくりしました。

 

 雄山山頂から大汝山へ向かうには、ご覧のような雪・岩ミックスの急傾斜を下ることとなる。

 距離は短いが、12本爪のアイゼンとピッケルを駆使しての降下は慎重さを要する。

 (夏山の雄山なら初心者コースだが、雪山は状況が全く異なる。

  ここで、アイゼンを引っ掛けようものなら それは命取りになりかねません。)

 

 雄山を後に、雪稜を進む。

 

 雪庇には、細心の注意を払って進む。正面には、大汝山。

 連なる稜線の奥には、剱岳も見えている。

 

 雄山山頂から眺めた時、大汝山のピークにたった一人居た登山者が降ってきました。。

 

 雄山方面をバックに撮って頂く。

 

 奥大日~室堂方面をバックに。

 

 上の写真と同じ位置で、展望を撮影。

 

 雄山よりも、剱岳よりも かっこいいと惚れ惚れ見とれてしまう大日岳、奥大日の存在感。

 

 雪庇を挟んで、反対側には、蓮華~針ノ木岳を中心としたパノラマが広がっている。

 

 雄山、龍王岳方面

 

 雄山を振り返りつつ

 

 正面には、目指す大汝山が。

 

 雪稜を進みつつ、何度か雄山方面を振り返る。

 

 雄山にズームイン!

 

 岩稜の山腹をトラバース気味に進む箇所もあり。

 

 ルートファインディングの力が試される。

 

 稜線をだいぶ進んだところから雄山を振り返る。

 

 大汝山にかなり迫った地点から,雄山を振り返る。

 

 大汝山山頂が直ぐそこに見えるところまで来た。(遠く剱岳が見えている)

 

 大汝山に到着。 大日岳、奥大日と室堂方面を望む。

 

 大汝山<3,015m>登頂。 11年ぶりになるなぁ。

 

 大汝山からの展望

 

 雪に埋もれた大汝山の小屋の屋根と富士ノ折立方面への雪稜&剱岳

 

 立山連峰・大汝山の山小屋を舞台に家族の絆と

 様々な想いを抱える人々の心の交流を描いた映画 「春を背負って」も楽しみな山岳映画です♪

 監督は「剱岳・点の記」の木村大作。

 

 鹿島槍方面

 

 蓮華、針ノ木岳方面

 

 

 雄山方面

 

 雄山にズームイン! 岩稜と雪庇の稜線。ここを辿ってきたのだ。

  

 大日岳、奥大日にズームイン!

 左端の窪みのルートは、「雪の大谷」の観光ウォークの道だ。

 

 大汝山にて   千晴シリーズ ↑    ↓

 

 「ワンだふるぅ~~~!!」

 

 大汝山からの眺望 もう一度。。。  ↑        ↓

 

 富士の折立、別山、剱岳 a

 

 富士の折立、別山、剱岳 b

 

 雄山方面

 

 大日岳、奥大日 a

 

 大日岳、奥大日 b

 

 富士ノ折立までは狙いたかったが、今日は雪の状態が良くないと判断した。

 無理して突っ込めば、行けたかもしれない。だが、夏ならお散歩の立山三山縦走も侮ってはならない。

 このまま一気にずずーんと縦走して行きたいという思いはあった。

 天気は申し分ないが、引き返すことにした。なぜなら、この時期の富士ノ折立直下は意外と難所となる。

 昨年の滑落事故が脳裏をよぎる。 生きて帰らねば・・・・・。

 富士ノ折立(富山県、2999m)】1人死亡<2013年>
・5月4日12:30頃、北アルプス・立山連峰の富士ノ折立付近で男性が滑落したとの通報が入る〔時事〕

 *今年のGWを終えての山岳遭難事故の多さに愕然とする。奥穂にしても北穂にしても
  雪山を目指すのは、それなりの経験者だ。3日午後の崩れと5日大荒れの天候はわかっていたはず。
  ほとんどが判断ミスが招いた不幸である。

 ここまで歩いて来た雪質の感触とこの後の気温上昇を加味して引き返すことを決めた。

 安全策を取り、一ノ越まで戻り 反対方向の龍王岳を狙うことにした。

  

  雪稜を雄山へ戻る a

 

 雪稜を雄山へ戻る b

 

 雪稜を雄山へ戻る c

 

 稜線からの蓮華、針ノ木岳の眺望

 

 雄山に近づく。

 

 距離は短いが、やや難度の高い雄山直下からの急な登り。

 

 再び 標高3,003mの雄山山頂に立つ。

 

 

 蓮華、針ノ木岳をバックに 雪山JOY!

 

 雄山山頂で寛ぐ登山者たち

 

 蓮華、針ノ木岳

 

 奥大日方面

 

 千晴と展望シリーズ ↑  ↓

 

 

 大汝山、富士ノ折立、~剱岳を振り返る。

 

 

 雄山山頂にて

 

  龍王岳へ向かう

 

 雄山山頂からの下り。急斜面に入る前のなだらかな所から龍王岳を望む。

 

 龍王岳にズームイン。

 

 ミックスの斜面を下りながら、雄山山頂を見上げる。

 

 一ノ越に戻る。BCのスキーヤー達が休憩していた。

  

 一ノ越山荘を後に龍王岳に向かって登っていく。振り返り、雄山を望む。

 

 さらに、登る。 一ノ越山荘が小さく見えている。

 

 雪壁の急斜面に差し掛かった辺りで、下山してきた登山者とすれ違う。

 

 雄山~剱岳にかけての展望が素晴らしい。

 

 この付近から眺めた龍王岳山頂は、丸まっこい感じ。

 

 先が見えないほどの急斜面を直登していく。

  

 益々、丸まっこく見える龍王岳山頂。

 

 もう少しで登りきる。 龍王岳に迫る。

 

 登りきるとフラットな雪面が広がっている。左手方向に、龍王岳が見えている。

 龍王岳山頂直下だ。

 

 ここは、浄土山との中間点付近で、富山大学立山研究所の小屋と櫓が建っている。

 富山大学の学生さんに記念写真を撮ってもらう。 ぐるりの展望!

 

 龍王岳

 

 針ノ木岳、蓮華岳

 

 雄山

 

 立山の稜線と剱岳

 

 浄土山

  

 鬼岳、五色ヶ原~薬師岳方面

 

 五色ヶ原

 

 赤牛岳方面

 

 もう一度、五色ヶ原方面

 

 雪に埋もれた富山大学立山研究所の施設=小屋

 

 

 小屋の掘り出しに汗を流す学生たち。 

 掘り出して中に入れなければ、今夜のすき焼きパーティーは無しだ。 笑

 

 男子学生たちの中に紅一点の山ガール:はつみさん。 所謂、「リケジョ」。

 爽やかな学生諸君との会話が楽しく、あっという間に時間が過ぎていく。

 室堂の最終便の時間は調べてあるが、本日は激混みだ。余裕を見て、2本前の便には乗りたい。

 最終便に必ず間に合い、乗れる保証があれば 目指す龍王岳のピークだが、早めの便だと

 難しい。シンデレラのカモシカ。

 龍王岳のピークに立ちたい気持ちは強いが、ここでの展望と大差はなかろうと・・・・。

 大汝ではあわよくば浄土山も巡って室堂へとイメージしていたが、時間的に厳しくなってきた。

 浄土山はスノーシューで何回か行ったことあるし、その時雷鳥の写真も撮ったし。。。

 まあ、いいか。今回は、ここでゆっくり時間をかけて展望を楽しみ、ゆとりを持って下山しようと決めた。

 

 先ほどぐるりの展望をご覧頂いたので、解説は省略し写真だけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以上、たっぷり360度のパノラマを満喫♪

 

 再び、<この写真>正面に剱岳~立山の稜線と雄山を眺めつつ 一ノ越へと下る。

 なんと贅沢な雪山の眺め♪ 同じコースをピストンするのも悪くない。

 

 振り返ると、富山大学立山研究所の脇で 展望を楽しみながらお茶していた御夫婦も

 カモシカの後を追って下山してきた。

 

 一ノ越経由で

 

 奥大日を正面に眺めながら、真っ白な世界を室堂へと下山。

 

 観光客も歩くフラットな道となれば、ゴールの室堂も近い。

 

 大汝山~雄山~一ノ越~浄土山を振り返り見る。

 

 今日も登らせてくれた山に感謝。 山の神様、ありがとう。

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2 コメント

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Unknown (つばさ)
2014-05-18 08:39:23
立山は、まだまだたくさん雪がありますね。
便利なので、高い所まで行けますが、その分
リスクもはらんでいるので、カモシカさんの判断は
よかったと思います。本当に今シーズンは雪山づいていますね。
返信する
つばささん (カモシカ)
2014-05-19 20:54:09
室堂までは、簡単に入れるので3,000mの世界にいる意識が薄れますが、夏山とは状況が異なる雪山。とても美しいですが、常に危険との背中合わせです。無事に下山することが、最大の課題です。今シーズンは、数多く雪山山行ができてよかったです。
返信する

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