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人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコ検定ワンポイント受験講座 No.9

2018-11-08 08:38:03 | ビジネス・教育学習
◇エコ検定受験講座における、気になるポイント整理「その9」です。
◇エコ検定の試験問題は、ほとんどが公式テキストの内容から出題されます。
◇しかし、1問か2問は、環境問題に関するトレンド情報から出題されることがあります。
◇そこで今回は、「CSR」を拡大解釈し、昨今話題の事柄について触れてみたいと思います。

◇ポイント①:物づくり日本の信頼崩壊を懸念して「CSR(企業の社会的責任)」を再確認
 ・ステークホルダー:利害関係者(直接、間接を包括)をいい、企業、行政、NPO、市民等を指す。
 ・日本経済団体連合会:企業行動憲章(企業行動の為の憲章として策定)
 ・東京商工会議所:企業行動規範(企業行動のあるべき道しるべとして作成)
 ・国連グローバル・コンパクト:1999年の世界経済フォーラムで提唱。
 ・社会的責任投資(SRI)から企業統治を加えたESG投資(環境・社会・統治の3要素)へ変遷。

◇ポイント②:脱化石エネルギー戦略としての企業のRE100プロジェクト
 ・事業活動によって生じる環境負荷を低減させるために設立された環境イニシアチブ(戦略)。
 ・事業運営に必要なエネルギーを100%、再生可能エネルギーで賄うことを目標としている
 ・日本での加盟企業:イオン、アスクル、大和ハウス工業、電通イージス、リコー、積水ハウス、
           和民、ソニー、富士通、エンピプロ・ホールディングス、城南信用金庫、丸井グループ。

◇ポイント③:マイクロプラスチック問題を考える
 ・プラスチック製品が劣化し小さくバラバラになったものだけがマイクロプラスチックではない。
 ・マイクロプラスチックには、パーソナルケア商品に含まれるマイクロビーズもある。
 ・洗顔料や歯磨き粉,ボディシャンプーなどのケア商品にふくまれている。
 ・プラスチック製のマイクロビーズは,角質や汚れを落とすためによく使われる。
 ・それらのケア商品を使うと、排水溝を経由し、一部が下水処理場をすり抜けて海に混入する。

◇ポイント④:生分解プラスチック活用を考える
 ・自然界の微生物によって、最終的には水と二酸化炭素に分解される。
 ・環境に悪影響を与えない低分子化合物に分解されるプラスチックである。
 ・生ゴミから有機肥料を造る装置(コンポスト)に投入した場合にも、早く分解する。
 ・その場合、有機肥料(たい肥)に混入しても、質には影響を与えない。

◇ポイント⑤:「三方よし」の再確認
 ・「売り手よし、買い手よし、世間よし」の近江商人の哲学。
 ・有名な経営者がよく引き合いに出す言葉で、良く使われる。
 ・CSR(企業の社会的責任)の基本的考え方と相通じるものがある。

2018年11月8日 by SHRS(シュルズ)「一級建築士、CASBEE評価員資格者、エコ検定合格」
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