ヒゲGの田舎暮らし日記「自遊空間」

第2の新世界に飛び出したオヤジがくりひろげる苦悩と笑い、喜び、ボヤキをお届けします。(編集長のひとりごとver.2)

GODZILLAゴジラ

2014-07-26 00:55:06 | 映画
先ほど昨日公開の全世界で興行収入500億円という映画「GODZILLAゴジラ}を観てきました。

私の小学生時代に大ヒットした日本のゴジラ。日本で誕生した怪獣ゴジラも60周年だそうです。
氷山の中から青く光って目覚める場面は今でも記憶に残っています。
水爆実験で目覚めた怪獣は日本の世相をもとらえ社会性を持った映画でした。ちょうど米ソ冷戦の中、アメリカのビキニ環礁水爆実験で第五福竜丸が被ばくしたのもゴジラ誕生と深く関わっています。人類へのしかえしに日本各地をを破壊しつくします。ところが、いつの間にかゴジラは日本人にとっては愛されるものに変わっていきます。作品が進むに連れて、顔貌も変わっていきました。
ゴジラのぬいぐるみに人間が入っているから、ああいう姿形になるとわかっていましたが、稚拙ながらもそれが日本の特撮でした。

前に製作されたアメリカ版ゴジラは期待したのに、なんかイグアナの化け物に人間のような手足がついて、異様でした。日本人と米国人の感性、イメージの解釈の違いというか?海の中を泳ぐ姿やゴジラをおびき寄せるのに冷凍マグロを積み上げるなんて、もうガラパゴスの海イグアナ。ゴジラが何を食べてるかまで持っていく発想は私たちにはないです。期待を大きく裏切られました。
あれなら、ジェラシックパークの恐竜の方がよっぽど迫力があった。

今度のゴジラは和製ゴジラのように重量感もあり、VFXもいっぱい使って、より臨場感も迫力も持たせている。
かつてのゴジラのような巨大な牙は小さくなり、顔も小さくなりつつもより獰猛な顔つきになっている。
背びれもより鋭角的に林立し、その体型もいろんな筋肉を考え抜かれたようだ。

もう公開されたので、多少ネタについてお話します。
父親を広島の原爆投下で亡くした芹沢博士は放射能と生物の関係で未知の生物を研究することになります。ちょうど、15年前に起こった日本の原発のメルトダウンはその未知の生物の生育によるものでした。政府はその原因をひた隠しにするのも、現在の福島原発事故を想起させます。
ただ、かつての水爆実験は巨大な未確認生物であったゴジラを殺すためにやっていたという米国流の正当性を芹沢博士に言わせるのはやや難があります。


MUTOという放射能を吸収する生物が生育し、さらにはアメリカネバダの核廃棄物処理場で生育したもう一体が東京、ラスベガス、ホノルルを破壊しつくします。ちょっと、ホノルルでの津波は東日本の津波を想起して嫌な気分になりました。これはなくても良かったのではとも思います。
そのMUTOの共鳴がゴジラを呼び、サンフランシスコを舞台にして戦う。
一方、フォード大尉の家族愛にまつわるストーリーが展開していくのですが…
VFXも多用に使ってCGで合成された迫力ある映像はこりゃスゴイと思わずにはいられませんでした。

「GOD-ZILLA」 ゴジラは破壊となるのか?救世主となるのか?
映画をご覧ください。




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