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震災後1ヶ月、米の現状

2011年04月16日 | 仕事の記録

今回の画像は再販売を始めた「天日干し・長野県産コシヒカリ」です。安心して食べられ良食味なので好評です。

東日本大震災から1ヶ月経ち、余震が続き不安な心理状態が続きますが、振り返ると1ヶ月前は石油危機とコメ不足パニックが一度に再来したかのようでした。3月第3週はよく売れましたが、その反動もあり3月第4週以降は通常に戻りました。

初めての来店客や元顧客も頼って来たので、できる限り丁寧に対応しました。「せっぱ詰まった時は地域のコメ屋さんが頼れる」という存在価値が象徴されたことでしょう。

米価は全体的に高騰し続けており、新米が安すぎた反動でより一層価格が高くなったと感じますが、3~5年くらい前は現状の取引価格が平均値くらいだったので、安過ぎたものが元へ戻ってきたわけです。

ただ、新潟コシだけは異常なほど高値が続き、最高級銘柄米・魚沼コシとの価格差がほとんどなくなってきている異常事態で、非常に厳しい販売状況が続いています。

群馬県では先週、福島第一原発から漏れた放射性物質の影響を受けた農用地の土壌の安全確認検査を県内8つの市町村で行い、水稲は安心して栽培して良いことが明らかになりました。

今の時期、コメは倉庫内に保管してあるので安全性は高いです。仮に放射性物質が付着したコメでも、玄米を精米して炊飯前に洗米すれば相当量が落ちます。

群馬県産ゴロピカリは昨秋とれたもののほとんどが、がんばれ群馬のお米、特別消費拡大米、猛暑の影響で白い粒が多いですが安心して食べられます。として低価格で販売継続しています。福島県産米は風評被害が心配ですが、福島、宮城、岩手(被災地)応援米として支援米に仕立てるなど販売促進したいものです。

最後に、被災地周辺では例年より半月くらい遅れて田植えが始まるようです。群馬県東毛の早場米地区板倉町では一昨日23年産米の田植えが始まりました。農家の方は「被災して作付けできない地域の分まで頑張りたい!と意気込んでいました。

皆が少しずつ助け合いながら、乗り越えていきましょう。


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