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23年産米、ほぼ全て出揃う

2011年11月13日 | お米のこと

今回の画像は、先日地方紙に掲載された群馬県利根郡川場村コシヒカリ(雪ほたか)の生産者の一人、小林さんです。私と同い年の小林さんはコメの栽培方法や品質管理にこだわりながら、今月の22・23日に地元で開催される「全国、米、食味分析コンクール」で、最高賞の金賞獲得を目指しているとのこと。金賞を獲得できればそのお米はもちろん、生産者の名前も覚えてもらえ、全国各地に向けての地名度が高まるので、関係者の皆さんも熱心に取り組むわけであります。

先日、NHKのクローズアップ現代で福島県内のコメ農家が放射性物質の苦悩に自分たちでできることを精一杯行い、消費者の信頼を取り戻そうと自主検査はもちろんのこと、各田んぼごとの土に特殊な物質などを含ませ、放射性物質の軽減値を比べ合うなど生産者の人たちの苦労を改めて痛感しました。福島県内の米はほぼ全てで暫定規制値を大幅に下回り不検出のレベルでしたが、唯一高い数値が出た地区は、山間部の土や枯葉にたまってしまった放射性物質が、雨水などで流れて濃縮されたホットスポットになってしまいました。他の農産物も含めて油断大敵です。

一昨日で東日本大震災から8か月経ちました。原発災害は生活の流れを大きく変え、新米を前に古米が高騰する異常な展開になりました。消費者の買いだめが発生し、原発から遠い産地のコメに人気が集中、新米の出荷も遅れてなかなか出揃いませんでした。

前にも記しましたが、今年はいかに消費者の不安心理を解消していくかが重要で、当店では責任もって仕入れている原料は全て安心して食べられることを私は説明しています。

安全宣言後に取扱い始めた福島県産米も、大半のお客様は会津産はもちろん中通り地区でも大丈夫でしょうと認識してくれます。今年の福島米は価格が安めで、ここ数年の中では最高の出来で食味も申し分ないのですが、どうしても被災地周辺を拒否する方には多少値が張っても遠方の産地を勧める以外にありません。

コメは玄米から精米することによって、気になる放射性物質の値は大幅に低減し、問題はなくなることを改めてご理解下さい。最後に、私たちの国はいよいよ「TTP(環太平洋パートナーシップ協定)に参加するようで、このことについてはまた後日記載したいと考えています


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