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誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

甘野老の花

2015-05-23 05:13:27 | 日記

アマドコロの花(ユリ科)花言葉は、心の痛がわかる人。山野に生える多年草。高さ40cm、茎は弧を描いて立ち、楕円形の葉を二列に互生する。5~6月、葉のわきから花柄を伸ばし、1~2個ずつ花をつける。長さ約2cm、淡緑色の筒状花である。「甘野老」は横に伸びる地下茎が太く、ヤマイモ科の野老に似て、甘味があることに由来。「大和本草」には「黄精(アマドコロ)」とある。「木漏れ日と親しみ咲ける甘野老 福原十王」「あまどころ夕日さびしくさしにけり 行方克己」「道しるべともなく傾きあまどころ 和田暖泡」。私はこの花を見たことがない?いや関心がなく澪とし見落としていたのかも知れない。(甘野老 きずかず 登る山の嶺 ケイスケ)


ミカン

2015-05-22 06:22:03 | 日記

ミカン(ミカン科)花言葉は、親愛。冬の代表的果実である。青蜜柑は秋にはすでに出回るが、やはり蜜柑が甘くなるのは冬になってからである。潮風の当たる地方の蜜柑が甘くておいしいとされている。冬は柑橘類がおいしい季節で、蜜柑の他にも文旦、朱欒、レモン、ネーブル、三方柑、ポンカン、金柑などが出回り、果実店の店先はオレンジ色に埋められる。それらの果実はそれぞれに一つずつ冬の季語として独立している。蜜柑はミカン科ミカン属の総称だが、一般的には温州蜜柑を指す。日本原産の常緑低木で、枝にはほとんど刺はない。開花は5~6月、白色の五弁花で、芳香がある。果実は扁球形で、冬に橙黄色に熟して生食される。紀州蜜柑に代わって、明治時代以降、大規模栽培されるようになったものである。「山窪は蜜柑の花の匂い壺 山口誓子」「旅一夜蜜柑の花を枕辺に 山口誓子」「伊豆は日のしたたるところ花蜜柑 鷹羽狩行」「なみだして馬の老いゆく花蜜柑 吉田汀史」「花蜜柑癇性の手に酸放つ 宇多喜代子」「雨の屋根雨の苫舟蜜柑咲く 秋光泉児」「人ごゑの清潔な朝蜜柑咲く 藤田湘子」「蜜柑咲く方へ歩みて潮まぶし 渡辺千枝子」「花みかん野外映画に誘ひあふ 松田祥子」「かにかくに逢えばやすらぐ花柚の香 野沢節子」。我家の蜜柑の鉢は2個金柑一鉢あるが、あまり出来が良くなかった。今年も花が咲き始めたが、肥料不足かも知れない。農業公園に行き肥料を買い付けないと、また失敗するぞ?(蜜柑の 花のこぼれに 独言 ケイスケ)


石竹

2015-05-21 11:22:00 | 日記

石竹(ナデシコ科)花言葉は、女性の美。「万葉集」にもその名がにるように古くから栽培されているが、中国原産なので「唐撫子」とも呼ばれる。花壇用の花で、草丈20㎝、径2~5㎝の五弁花が株を覆うように密につく。開花は4~5月、花色は赤、桃、白などで、「常夏」は石竹から改良された品種群で、江戸時代に流行したといわれている。その後何回か流行したそうだが、現在品種はほとんど残ってはいない。代わって種間雑種群がダイアサンシスや撫子の名で出回る。四季咲き性のある品種が多くこちらのほうが花壇でよくみる。●硬い名前だが、つつましい中に華やかさのある華である。四季咲性のある品種が多く、こちらのほうが花壇でよく見かける。「石竹の揺れ合ふ丈の揃ひたる 上野きち子」「石竹を君の娶りの花と挿す 星野麦丘人」「石竹や美少女なりし泣きぼくろ 倉橋羊村」。一昨日より、パソコンが不具合になり、複活に手間取ったが、先ほど10時半頃に複活した。(丸紅テレコムから新規加入の誘いがあり、迷いかけたのが原因である。)


シラネアオイ

2015-05-20 05:56:36 | 日記

シラネアオイ(アオイ科)花言葉は、優美。アオイ科の落葉低木で、初秋のころの朝、淡紅色の五弁花を開き夕方にはしぼむ。翌朝自生することもあるが、主として庭などに植えられる。酸美容は園芸品種で、花の色が朝は白いが、午後に紅を帯びる。「枝ぶりの日のごとにかはる芙蓉かな 芭 蕉」「日を帯びて芙蓉かたぶく恨みかな 蕪 村」「芙蓉さく朝一天に雲もなし 紫 暁」「反橋の小さく見ゆる芙蓉かな 夏目漱石」「物かげに芙蓉は花をしまいける 高浜虚子」「美しき芙蓉の虫を爪はじき 後藤夜半」「芙蓉咲く風の行方の観世音 桂 樟渓子」「おもかげのうするゝ芙蓉のひらきけり 安住 敦」「朝な梳く母の切髪花芙蓉 杉田久女」「やや水のやさしさもどる花芙蓉 能村登四郎」「白芙蓉朝も夕も同じ空 阿部みどり女」「呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 鷹羽狩行」「暮れてなほ空のみずいろ酔芙蓉 徳田千鶴子」「花びらを風にたゝまれ酔芙蓉 川崎展宏」「ゆめに見し人のおとろへ芙蓉咲く 久保田万太郎」「さやに咲く芙蓉の朝はたふとかり 五十崎吉郎」「哀感の常に酒あり酔芙蓉 福田蓼汀」「紅芙蓉けふの花をたためけり今日終わる 西山 誠」「芙蓉咲き誰にも言葉優しくす 塩谷はつ枝」「白根葵咲けりといふよ山彦も 水原秋桜子」「白根葵丘人の霊あそぶごとし 青柳志解解樹」「白根葵なほ暮れかねて雪浄し 大田泰樹」。シラネアオイはキンポウゲ科から独立し、「一科一属一種」の日本固有種である。花が美しいので古くから山草として栽培される。中部以北と北海道の行きの多い地帯の落葉樹林下に生える。高さ約20cm、地ぎわから出る葉は掌状で大型。6~7月、花は茎の先端に一個つき、径5~10cm、淡い青紫色、白色もある。花弁のように見えるのは萼片で、花弁はない。黄色の雄蕊が多数あり、目立つ花が終わると草丈60㎝ほどに伸びる。有名な歌人の詠まれた句が非常に多い。(夕日消えて岩にまぎれし紅葵 ケイスケ)


ヒナゲシ

2015-05-19 04:29:15 | 日記

ヒナゲシ(ケシ科)花言葉は、慰め。地中海沿岸産。一年草の草。古代ギリシャ時代から薬用に栽培される。日本では「麻薬取締法」那古野法律で栽培を禁止されている。草丈100~170㎝、葉は互生し、白色を帯びる。長さ7~15㎝の長楕円形で䑓を抱き、縁に不規則な切れ込みがある。6~7月、径10cmほどの四弁花を開く。花色は白、赤、桃など。阿片を採るのは白色からで、「鴉片花」や「白芥子」とも呼ばれる。「罌粟粟」は同じケシ科の一年草だが別属別種。メキシコ原産で江戸時代に渡来。葉は薊に似て、花は黄色。●明るく軽やかな花だが、句に詠まれる罌粟にはどこかに屈折した思いがこめられているようだ。阿片と結びついたイメージがあるからだろう?。「散り際は風もたのまずけしの花 其 角」「僧となる子の美しや芥子の花 一 茶」「ネクタイを結ぶときふと罌粟あかし 富安風生」「罌粟ひらく髪の先まで寂しとき 橋本多佳子」「芥子咲けばまぬがれがたく病みにけり 松本たかし」「神の前罌粟一つ散り一つ燃ユ殿村菟絲子」「罌粟よりあらわ少年を死に強い時期 金子兜太」「渤海へ出づ骨片と罌粟の壷 磯貝碧蹄館」「チェーホフの墓に置かれし芥子の花 有馬朗人」「さつきまで大勢がゐし芥子の花 山田弘子」「罌粟ひらき風を翻弄してをりぬ 片山由美子」「罌粟の花海までもつて来て渡す 西村我尼吾」「宇宙よりの電波に揺るる罌粟の花 ドウゥ―グル」「野の芥子摘むや色濃きアラブの血 竹田登代子」。(おにけしに 山の夕陽のからみたる ケイスケ)


アヤメ

2015-05-18 05:22:32 | 日記

アヤメ(アヤメ科)花言葉は、神秘な人;よき便り。江戸時代に「あやめ」と「しょうぶ」と呼び若られるようになった。また花姿や開花期が似ているので杜若、花菖蒲などと混同されてきた。これを区別するには生えている場所である。水草の杜若は水の中、水陸どちらでも咲く花菖蒲は、水辺、あやめは陸草なので普通の畑地に生える。アヤメは草丈30~50cm、葉は剣状線形で巾1cm、杜若より葉巾が狭い。花菖蒲は中肋があるので区別できる。5月紫や白などの優美な花が咲く。外側の花弁は垂れ下がり、基部に黄と紫の編目があって虎班模様をなしている。これが「あやめ」の語源である。内側の花弁三個は細長く直立する。中国名「渓蒋」。「花あちゃやめ」は古名。「チャボあやめ」は古名。「ちゃぼあやめ」は小型品種である。◎花菖蒲や杜若特別するため、山路の様子など野趣を添えて描くと、あやめらしさが伝わるのではなかろうか「きる手元ふるひ見えけり花あやめ 其 角」「一人立ち一人かゞめるあやめかな 野村泊月」「寝る妹に衣うちかけぬ花あやめ 富田木多」「あやめ咲き雨読の父がよみがえる 平畑静塔」「結納にしばし間のあるあやめかな 川畑火川」「あやめ咲く野のかたむきに八ヶ岳 木村蕪城」「衣ぬぎし闇のあるあやめかな 桂 信子」「風筋立つ野あやめの二三本 星野麦丘人}「西行塚訪うて佇む野のあやめ 大塚敦子」「野あやめの咲く畦づたひ伊勢神楽 藤田湘子」「白あやめ逢魔が刻はそびえけり 八田木枯」「針仕舞ふ女のうしろあやめ咲く 福田甲子雄」「花あやめ一茎倒し逢いにゆく 宇多喜代子」「花と花間きびしき花あやめ 大井雅人」「あやめ咲く咲かぬも同じしずけさに 加藤瑠璃子」「手拭を噛めどあやめの濃く咲きぬ 鳴門名菜」「父の庭あやめ棒立ちしてをりぬ あぎ蓉子」「木曽殿の討たれしあたり花あやめ 岩本尚子」「晩節や紺潔きあやめの草 土持三郎」。(垣そとを川波ゆけり菖蒲草 ケイスケ)


ジャガイモ

2015-05-17 06:36:17 | 日記

ジャガイモ。ナス科の花。花言葉は、恩恵;情け深い。煮物やサラダによく使う馬鈴薯の花である。早春に種薯を畑に植えると、5~6月。葉の脇から花茎を伸ばし、白または淡紫色の合弁花を数個集めて開く。花は小さいが、畑一面に咲き揃うと見事。馬鈴薯は南米アンデス山地原産。日本にはオランダ人がジャカトラ(現在のインドネシア)から持ち込んだので、「ジャタライモ」と呼ばれる。畝の頂に競うように咲く姿には、ひたむきな美しさを感じられる。地中の薯との対比も面白い。「馬鈴薯の花の日数の旅了る 石田波郷」「雷雨日々じゃがいも畑花ざかり 瀧 春一」「馬鈴薯の花に曇りしに三日 加藤楸邨」「わが教卓馬鈴薯の花を誰か挿す 福永耕二」「じゃいもの花に朝の蚊沈みゆく 阿部みどり女」「雷雨日々じゃがいもの花ざかり 瀧 春一」「じゃがいもの花の起伏の地平線 稲畑汀子」「じゃいもの花の地平の濁らざる 小檜山繁子」「じゃいもの咲いて子供を叱る声 山本洋子」。(じゃがいもの花より雲の湧ける丘 ケイスケ}


茄子の花

2015-05-16 06:15:07 | 日記

茄子の花;五月茄子の苗を植えると、太い紫黒色の茎を分枝させながら伸びてゆき、6月頃から、葉の脇に淡紫色の合弁花をつける。花は下向きに咲き、黄色い雄蕊がよく目立つ。開花期は長く、花は次々に咲き、順に実がなり、収穫。それが秋まで続く。「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄がない」ということわざがあるほど、実がなる。●下向きの可憐な花の紫色はけなげで、しっとりとした味わいがあり、庶民の暮らしを詠んだ句が多い。「茄子咲いて越年の酒苦かりけり 佐藤鬼房」「うたたねの泪大事に茄子の花 飯島晴子」「停年の夫が佇む茄子の花 中村啓子」「茄子苗や童女も土をひとすくひ 和田祥子」「茄子の苗一天紺をうばひ立つ 有馬朗人」「茄子の苗灯台守にとどけけり 大串 章」(茄子の花に 朝の蜂沈みゆく ケイスケ)


バラ

2015-05-15 08:53:53 | 日記

薔薇(バラ科)花言葉は、愛。落葉低木、種類が多く、基本形は幹や枝に刺が多く、複数で花弁と萼は五枚。世界中が競争で改良し、作られた園芸品種は6千種にものぼる。さまざまな品種が色や形、香りを競い合うさまはまことに見事である。花屋のショーウインドには四季を通じて美しい薔薇が見られる。野山に自生する「茨の花」は、蔓状に伸びた枝先に咲く白い一重の花が可憐である。これを「うばら」という。「愁ひつつ岡にのぼれば花いつぱい 与謝 蕪村」「古郷やよるもさわるも茨の花 小林一茶」「薔薇の香か今ゆき過ぎる人の香か 星野立子」「薔薇一枝挿しぬ忘れられてはゐずや 藤田湘子」「花いばら髪ふれあひてめざめ」あふ 小池文子」「人の恋見て来て薔薇に立ちすくむ 菖蒲あや」「手持壷すべてふさぐに薔薇賜ふ 朝倉和江」「夕風や白薔薇の花皆動く 正岡子規」「自らへ贈リるくれなゐ強き薔薇 櫂 末知子」「薔薇の岡引返さねば出口なし 津田清子」「薔薇園の薔薇整然と雑然と 須佐薫子」「薔薇垣の夜は星のみぞががやける 山口誓子」。(はなびらの おちつつほのか 香りけり ケイスケ)


ベコニア

2015-05-15 05:43:56 | 日記

ベコニア属は、約2千種。花言葉は、幸福な日々。熱帯から亜熱帯にかけて分布するシユカイドウ科の多年生または半低木である。園芸品種も多く、ベコニアはそれらの総称である。代表種は四季咲きベコニア.フローレンス。草丈15~40cm葉は光沢があり、赤や桃、白なごの小花を密につける。苗を4~5月に花壇やコンテナに植えると、霜の降りる頃まで咲き続ける。鉢物で出回る木立ベコニア.エラチオールベコニア.球根ベコニア.などもあり、どれも美しい。栽培が容易なためかマンションのベランダや公園などによく見かける。身近に観察することができるので、これからますます活用したい季語である。「ベコニア.の多情多恨や日の射して 加納立子」「ベコニア.の花だけ残り花時計 和泉早苗」。花時計と言えば、神戸市海岸通りの海近くに立派な花時計があつたがあれから50年は過ぎているが今はどうなつているだろうか?懐かしい風景が偲ばれる。(今や昔 ベコニアの花時計 六甲山を仰ぎ観て ケイスケ)