山吹(バラ科)面影草;かがみ草;八重山吹;濃山吹;白山吹;葉山吹。花言葉は、気品、待ちかねる。落葉低木の花。日本原産で各地の山野渓谷に自生する。晩春から黄金色の五弁花を咲かせ、一重と八重がある。八重は結実しない。別種に白山吹があり、花は四弁。山吹にまつわる話は多くあり、太田道灌狩りの途中で雨に遭い、農家で傘を借りようとすると、若い女が、山吹の花を挿し出して「七重八重花は咲けども山吹のみの一つだになきぞ悲しき」と詠んだ話は有名(『常山紀談』)。当時の「狩場」は武蔵野の辺りだったのだろうか?『三鷹が狩場で、井之頭公園内にある源泉の水場はその昔から存在していた筈。こんな推測は?』当らないか?実話として邪推は如何なものか?。「山吹や葉に花に葉に花に葉に 太 祇」「山吹や池をへだてて入日さす 青 羅」「ほろほろと山吹散るか滝の音 芭 蕉」「山吹や石のせてある箱生簀 小原啄葉」「山吹や日はとろとろと雲の中 岡田日郎」「歩かねば山吹の黄に近づけず 酒井弘治」「一重こそよし山吹もまなぶたも 永島靖子」「あるじよりか女が見たし濃山吹 原 石鼎」「やすらかに死ねさうな日や濃山吹 草間時彦」「山吹や酒断ちの日のつづきをり 秋元不死男」。(山吹や酒断ちきれず今朝の酒 ケイスケ)
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