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誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

野萱草

2014-07-04 05:38:50 | 日記

野萱草(ユリ科)花言葉は、苦しみからの解放。萱草の仲間は多いが、中国原産の「本萱草」を指す。渡来年は不詳、変種の「藪萱草」は八重咲き、「野萱草」は、一重咲きで、どちらも各地の山野や土手などに野生化している。高さ80~100㎝、葉は広線形。7~8月、径8㎝、橙黄色の百合に似た漏斗状の花を数個、順に開く。朝咲いた花が夕方にはしぼむ一日花。「花壇地錦抄」には、この花を水に入れて聖霊に手向けると、聖霊が憂いを忘れるので忘憂というとあるのは萱草のことであろうか。不詳」とある。さらに「萱草と呼ばれる植物はいくつもあって紛わしい」とあるが、浜萱草や姫萱草もこの仲間。中国名「萱草」。マメ科の薬用植物にも「萱草」がある。この花を持っていると憂いが晴れるという俗信から「忘草」とも呼ばれる。日盛りの青野でこの花に出会うとふと暑さを忘れ、癒される心地がするのは確かである。「萱草や浅間をかくすちぎれ雲 寺田寅彦」「かん草の一本ゆゑの丸木橋 久保より江」「萱草の花をいそがず小浜線 岡井省二」「萱草の花も夕日もつかれたる 青柳志解樹」「忘草川は小さな渦を持ち 深見けん二」「萱草の揺るるほかなし流人墓 小出秋光」「野萱草もつてのほかの恋をして 大石悦子」。「甘草の咲き添う石の野中めき 松本たかし」「甘草の沖へ漂々しや咲きなびき 秋元不死男」。(野萱草 苦しみからの解放は 恋の初めか 終末か ケイスケ)



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