藤(マメ科)花言葉は、懐かしい思い出。マメ科の蔓性の植物で、樹は10m以上にもなり、庭園や公園などに棚づ繰して栽培されている。晩春長い花房を垂れ、薄紫色の優雅な蝶形の四弁花を開く。藤の蔓は右巻きだが、「山藤」は植物学的には別種で、蔓が左巻きであり、花房が短く花期が早い。風に揺れる藤浪の幽艶な美しさは、春を送るのにふさわしい。特別記念物として、埼玉県春日部市の牛島の藤は、花穂の長い九尺藤という。「草臥れて宿かる此や藤の花 松尾芭蕉」「一つ長き夜の藤房をまのあたり 高浜年尾」「藤の花まゆげほどなり垂れそむる 軽部烏頭子」「白藤や揺りやみしかばうすみどり 芝不器男」「藤の昼膝やはらかく人に逢う 桂 信子」「藤咲くや水ゆたかに使い馴れ 馬場移公子」「藤咲いて身に添う風も藤いろに 渡辺千枝子」(草臥れて 時計を見ると 零時すぐ ケイスケ)
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