ハボタン;葉牡丹。花言葉は、祝福;愛を包む。ヨーロツパ原産のアブラナ科の多年草で、キャベツの一種ヵ―ルを観賞用に改良したもの。江戸時代に渡来し日本で改良されて多くの品種が出来た。葉の色には紅紫色系と白色があり、それが重なりあった様子が牡丹の花を思わせる。正月用の生け花や、花の少ない冬期の庭園を飾る。「葉牡丹の一枚いかる形かな 原 石 鼎」「葉牡丹よ心の貧しきは富めり 菅 裸馬」「葉牡丹にうすき日さして来ては消え 久保田万太郎」「葉牡丹の渦一鉢にあふれたる 西嶋麦南」「葉牡丹に伐折羅迷企羅の集いかな 山本健吉」「葉牡丹やしずかに酔ひて同病者 石田波郷」「葉牡丹を植ゑて玄関らしくなる 村上喜代子」「葉牡丹に恋が渦巻く金曜日 浜 明史」「葉牡丹の全開スポーツジム混んで 中村智恵子」「葉ぼたんの渦日輪をほしいまま 栗原靖子」「葉牡丹の身を固くして売らる 蔦 悦子」。(玄関先に葉牡丹飾る年の暮れ ケイスケ)。