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誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

春竜胆

2016-03-16 06:26:14 | 誕生日の花ケイスケ日記
春竜胆(リンドウ科)花言葉は、高貴。秋草の中でも竜胆は、秋の天と対峙しているような色を誇っている。それは早春に咲きだす犬ふぐりの花が早春の空に似ている。深秋の空の色そのままに咲くこの花は、秋の七草の仲間入りをしてないのが、不思議なくらいである。竜胆はアフリカを除く全世界に分布していいて、日本にも自生している。栽培種は咲きっぱなしで、しかも花の頂部だけでなく葉のつけ根にも多くつけているが、野生の風情には欠けるきらいがある。白い色の物を笹竜胆と呼ぶ。笹竜胆は花期がやや遅れて晩秋のコrに咲く。「りん春りんどう入日はなやぎてもさみし 安住 敦」「息つめて春りんどうの咲くといふ 岸田稚魚」「筆竜胆山下る子が胸にさ挿す 広瀬町子」「木道に苔竜胆の凭れをり 横田はるみ」竜胆や厳頭おぞく剣岳 水原秋櫻子」「竜胆や嶺にあつまる岩の尾根 水原秋櫻子」「竜胆を見る眼かえすや露の中 飯田蛇笏」「稀といふ山日和なり濃竜胆 松本たかし」「竜胆や山路に入りて山隠る 下村ひろし」「壺の口いっぱいに挿し濃竜胆 川崎展宏」「したたりて一壺をみたす濃竜胆 渡辺千枝子」「竜胆や夕映きそふ岳いくつ 中村信一」「竜胆を畳に人のごとく置く 長谷川かな女」「りんどうに白雲うごき薄れけり 柴田白葉女」「竜胆のこの径夢に見たる径 橋 聞石」「朝市や竜胆ばかり抱へ売り 中西舗土」「りんどうや机に倚れば東山 岡本 眸」「竜胆や声かけあひてザイル張る 望月たかし」「竜胆や風のあつまる峠口 木内彰志」「山上のことに晴れたる濃竜胆 池上浩山人」「旅びとを濡らせる雨に濃竜胆 下村槐」「竜胆を見る眼かへすや露の中 飯田蛇笏」。(茅野の里濃竜胆は春を呼ぶ ケイスケ)。