女性が達するのは難しいと言われるが、妻がイクようになったのもここ数年の事かもしれない。
若い頃は「やりたい」一心で体力の続く限り一晩寝かさないことはあっても、妻(当時は彼女)が感じているかを意識しながらセックスすることはなかった。
結婚してからは妻が感じているかどうか意識するようになったが、それでもイク事はなかったように思う。
数年前遊び心から「ねちっこく責めてみようと」ネチネチとやったところ偶然ツボにはまってイッてしまったようで、その時に「これが妻のか絶頂か」と関心した半面今まで達していなかったことに反省した次第だ。
どうしてそれまで妻はいけなかったのかと言うと私の愛撫が足りなかったの一言に尽きてしまう。
ではなぜ愛撫が足りなかったのかというと、妻への心遣いよりも性欲が強く自己中心的なセックスをしていたためと言える。
性欲が強かったのは若かったからしかたないとして、心遣いが足りなかったのは「女性も達したい」という欲求を十分認識していなかったことと、女性の快感自体が男性にわかり難いことも理由にあげられると思う。
男性はイクと一発ドンと快感が押し寄せて射精するので誰が見てもわかるのに対し、女性は波状で徐々に高まっていくと言われている。
そのため気持ちよさそうな声をあげてのけぞってもイッてないことが多いようでその判別が難しい。
一度女性が達するのを見れば理解できるかも知れないが、それまでは「超~気持ち良い」と「イクッ!!」の区別がまったくつかないので、達していないまたはいきはじめなのに男が勝手にイッタと解釈してしまうことも多いと思う。
私は女性経験が妻一人なので断定はできないが、イク方法に個人によってかなりバリエーションが多い事にも注意がいるのではないか。
男は溜っているときに綺麗なネーちゃんにあんなこんなにしごかれれば発射するのは万国共通のはずでわかりやすい。しかし女性の場合クリ派だの膣派だのと好みの場所も違えば、クンニに指にインサートに好みの刺激も違う。
どこをどう刺激すれば女性が達するのか男性が理解するためにはやはり女性の協力が必要だと思う。
クリやGスポットなど基本となる部位はあるが、冷静さを失って野獣になっているセックスの最中に感じ方から好みの愛撫を当てるのは難しい。
一番良いのは口ではっきりと好みを伝える、それでなければはっきりとわかる態度で示す。
「もっと」いってくれれば男性は燃えるだろうし、声を出してくれたら感じているのがわかりやすい。
止めてもらいたいこともやんわりといってもらった方が良い、以前妻が感じて体を反らしていると思ったらひげが痛いだけだったという経験もある。
とはいうものの、一度セックスの後にそんなことを話したら妻は「恥ずかしくていえない」とはにかみながら答えた。
その恥ずかしそうな顔がとても可愛くてせっかくきたパジャマをまた脱がせてしまったのだが…。
パートナーと明るく楽しくセックスの話ができればもっと楽しめるのではないかと考える。