続・聞こえるようにひとり言 @ 警備日報

メタボなアラフォー警備員のブログ。警備とか警備とか警備その他のもろもろを。

明日は明日の風が吹く

2012-07-28 06:49:08 | 警備日報

決していい加減な気持ちで臨んだわけではないのに
のっけからつまずき、気合を入れれば入れるほど空回り。
失点を取り戻そうとして、かえってドツボにはまる。
テンパってしまうと、いつもできてることすらできなくなり。

なんでこうなるんだという気持ちを抑え、
頭を冷やして仕切りなおしをはかると、その隙を突かれる。
右に行こうと左へ行こうと、あるのは落とし穴ばかり。
理不尽とすら思える状況に、神様を呪ってみたくなったり。

そんなときってありますよね。 
プライベートなら自分さえ気にしなければ
ダメージを抑えられますが、仕事となるとそうはいきません。
周囲に少なからず迷惑をかけてしまってますからね。

ああ、昨日は本当にひどかった。
思い出す限り、警備の職に就いて一二を争うひどいデキ。
間の悪さも重なったとはいえ、自信なくすなぁ……。

ま、凹んでいたってしょうがない。
昨日は昨日、もう過ぎたこと。とっくに新しい陽は昇ってる。
この経験を今後に活かせれば、失敗にも意味がある!

んー……俺はもっと落ち込んだほうがいいのかもしれない。
切り替えの早さは美点ということでひとつ(笑)。
 


ご無体なっ

2012-07-24 17:52:41 | 警備日報

とある警備会社がおっしゃいますには、
たった1回の業務のために隊員に黒スーツを自腹で買えとか……。

話を振られた某隊員(誰かはナイショ)は黒スーツなんて持ってない
(正確には古くてサイズが合わない)から遠慮しますと断ったのに、
無理やりねじ込んできて発生する給与より高い服を買えとか、
次に使う機会があるかは分からないとか、あり得ないでしょう!?(怒)

そりゃね、常々いろんな業務をやりたいって言ってますよ。
身辺警備なんてそうそう経験できないですよ。
でもね、無理からやれってなら、スーツぐらい経費で買ってくれ!

たいがい無体な会社だと思ってましたが、まさかここまでとは……。
ちゅーかこれ、なんちゃらハラスメントですよね?
何ハラスメントになるのか知りませんが!(汗) 
 


カラ(アゲ)ー・チェンジ

2012-07-22 00:10:32 | 警備日報

ある自治会のお祭りの警備にて。
私が立哨したのは、鶏の唐揚げの屋台の近くでした。 
ここの唐揚げが、とにかく売れる。やたらと売れる。
紙カップ(たぶんMサイズ)に詰め放題で300円だからでしょうか?

最低限の人員配置で長い休憩が取れず、食事なしだったこの現場。
お客さんが頬張る唐揚げをおいしそうだなーと眺めていて、
その色合いでふと気付いたことが……。

・祭り開始1時間前
 黄金色の唐揚げ。ちょっと物足りないぐらいの薄めの色合い。

・祭り開始ごろ
 一番おいしそうな色合い。いわゆるきつね色。

・祭り開始2時間後
 ちょっと濃い茶色に。でもこれはこれで食欲をそそる感じ。

・祭り開始4時間後
 そろそろこげ茶か。さすがに焦げっぽい色じゃね?

・祭り開始6時間後
 どう見ても黒です。本当にありがとうございました。

という具合に、目の前でどんどん変遷していったのでした(苦笑)。
いやー、油を変えないでいるとあそこまで色に影響するんですねー。
ちょっとビックリでした(苦笑)。
 


♪ ムンムンムレムレ 夕日が暑い

2012-07-21 09:10:20 | 警備日報

思いがけず安全靴をダメにしてしまい、新しいのを一足購入しました。
それまでと同じ、お気に入りの本革のを買いたかったのですが、
不意のことで予算がなく、久しぶりに合皮の安物で済ませたら……。

合皮ってこんなに暑かったっけ?(汗)

ずっとなんとなく本革のほうが暑い印象を持ってたんですけど、
合皮はなんというかこう、単に遮熱性が高いんじゃなく
熱気と一緒に湿気がこもってムンムンムレムレみたいな感じ?
これで3千円台って、コストパフォーマンスはすごくいいんだけどなぁ。

夏は路面からあがってくる熱がひどいだけに、これはちとキツいかも。
早いところ前と同じのを買って、合皮はスペアに回そう……ウン。
 


ショートカットの悲劇

2012-07-19 22:37:56 | 警備日報

某大手警備会社に勤める友人から聞いた、怖~い話。
痛い話が苦手なかたは読まないほうがよろしいかと……。

その会社は大手だけあって、機械警備も手がけています。
警備業界では警察と違って、センサー発報時等に
駆けつける警備員を機動隊員と呼びますが、
簡単な機器トラブルや故障の解消も彼らの仕事に入ります。

施設の制御盤の類には200V電源が使われていることが
多いのですが、その回路の修理に際して、
ある機動隊員さんが3重のミスを犯してしまったそうです。

(1) 作業に際して電源を落とさず
(2) 絶縁手袋をはめずに素手で
(3) よりによって金属製のピンセットで
配線をいじったとか……(大汗)。

結果は言わずもがな。
即感電して指2本の皮膚がまるまる溶けちゃったそうです。
……私もビジュアルは想像したくありません。

家庭用100Vでも命を落とすことは充分にありますし、
切断などの事態にならなかったのは本当に不幸中の幸い。
でも、利き手の親指と人差指ですからね。
繊細な作業を行う部位だけに、元通りに使えるぐらいまで
リハビリすることは、相当に難しく大変だと思います。

毎日繰り返される作業においては
手順を踏むのがつい面倒になってしまうことがありますが、
やはり必然があればこそそう決まっているわけで。 
ショートカットなどはしないよう気をつけないといけませんね。
 


フリーランス希望

2012-07-18 06:44:49 | 警備日報

どこの管轄になるのか分かりませんが、
いっそフリーランスの警備員とか解禁してくれませんか。

ええ、ムリですねわかってます。
でももう会社の都合だけで振り回されるのはまっぴらです。

勤務がきついのはしょうがない、
ギャラが少ないのは我慢しかない。

でもせめて誇りぐらいは持てるようにして欲しいものです。
プロの職業人どころか人間とすら思われてない、
ゲームの駒扱いではとてもとても……。
 


なにしてるの!?

2012-07-15 20:35:53 | 警備日報

単独で立体駐車場の入庫誘導をしていたときの話。

そのバンの挙動は最初から変でした。
まず入庫したいのかそうじゃないのかが分からない。
指示器は出さないわりに、スロープ入口前でノロノロと粘る。
中には薄ぅい(なにが?)中高年の男性ばかりが数名。

駐車場内の様子をうかがっているようなので、
こちらからドライバーに声を掛けようとするも、窓を開けません。
数十秒後、スロープへと突入!

……と思ったら、途中で止まる。
後ろがつかえてるんですけど? さっさと行ってくれないかなぁ。
しかしドライバーさん各人のペースについて、催促はできません。

手前で後続車を停めて待っていると、
やがて窓から光る頭が二つ三つ出てきて、あたりをグルグル。
あまりの意味不明さに、こっちもちょっぴりイラッ☆。
なにがしたいんだこのハ×どもは……(ぉぃ)

入庫待ちの列がどんどん長くなっていってるので、
後ろのドライバーに待ってくれるよう伝えながら
スロープを駆け上りました。
そして何事かを×ゲに聞いてみると……。

「天井つっかえて入れないだろ、これ!?」

さっきから車高を気にしてたのかよ!
だったらなんで最初に確認してくれないのさ!?
ちゃんと何事なのか聞こうとしたのに……。

一応車高をうかがってみると、確かにスロープはギリギリ、
屋根付きの階には停められませんが、屋上ならOKの高さです。
その旨を伝えると、屋根がないとダメだとかで
「バックするから誘導しなさい」

なにその上から目線、つーか命令口調。
言われなくたって入るつもりがないなら他に方法はないし、
みんなに待ってもらってるんだからやるけどさ!
なんでこんなところまで上がってきてから言うかな!?
後続車がみんな車間を詰めちゃってるじゃんよ……(溜息)。

5台ぐらいうしろまで行って、順に下がってもらいます。
全部のドライバーに理由を説明して、頭下げて。
最後尾なんて、公道をカッ飛ばしてくる車に徐行のサインを送り、
身体を盾にしてバックしてもらわないといけない。
(よい子の警備員のみんなは真似しちゃダメ!)

そうしてやっとの思いで退路を作ったのですが、
今度は出やすいのと逆方向にハンドルを切ってバックを始めます。
ああ、もう勘弁して……(涙)。

苦労に苦労を重ね、ようやく追い出し……じゃなかった
お帰りいただいたときには、
入庫待ちの車列は10数台にも膨れ上がってました。

バンはいまいましげに急加速しながら発進。
同乗の面々からは、詫びや感謝は一言としてありませんでした。
はぁ……ああいう歳の取り方はしたくないねぇ。
 


失敬な隊員

2012-07-09 23:56:00 | 警備日報

とある商業施設の現場で、新人さんの研修を仰せつかりました。
その新人さんは還暦過ぎの男性で、仕事ぶりは真面目、物腰も丁寧。

なのにどういうわけか、ときどきおかしな行動を取るのです。 
研修だから一緒に行動しなくてはならないのに、
急にちょっとの間だけ姿が見えなくなったり、落ち着きがなくなったり。

そして二日間の現場研修の終わり頃、こんなことを言い出しました。
「自宅に近いからこの現場を選んだけど、
 客の中に知り合いがたくさんいて驚いた。
 警備員をやってると知られたくないからここには入りたくない」

なんかなー(汗)。
それって警備やってる人間に対してすごく失礼じゃない?
てかあなたの目の前にいる人間も警備員だってこと、忘れてない?
個人的にどう思おうとそれは自由ですし、
そういう隊員は多いので、笑って済ませましたけどね。

施設の現場では、お客様やテナントから頼られることも多い警備員。

そのなにを恥じる必要があるんだろう。
俺は施設に本格的に入るようになってから、
何回ありがとうと言ってもらったり感謝してもらったかわからないよ。

まあイヤイヤやってていい仕事ができるわけもなし、
実際いくつかの悪い癖は何回か指摘しても抜けそうになかったし。
商業施設は評価もシビアになりがちで、
この現場も前警備会社が不満でウチに乗り換えてきてるからね。
ご希望通り、ここには入れてくれるなと会社に頼んでおきましたよっと。
 


迷子の従業員

2012-07-07 23:11:52 | 警備日報

とある施設での巡回中、若い女性から声を掛けられました。
お客様かな?と思ったら、
テナントの名前を挙げて、そこの従業員だと言います。 
彼女は恥ずかしそうに、こう言いました。

「すみません、バックヤードの入口ってどこですか……?」

まだこの施設で勤め始めたばかりのかたで、
館内をよく覚えられていないという話でした。
バックヤードの入口にはそれとわかる表示もないので
そこまでご一緒すると、今度は申し訳なさそうに、

「あの……ここから休憩室ってどう行けばいいんでしょう?」 

そうだよね、覚えるまでバックヤードって迷路だよね(笑)。
じゃあいっそ休憩室まで、と案内しようとしたところ、
背後から膝カックンの不意打ちを食らいました。
振り返ってみれば、そこにいたのは先輩隊員のAさん。

バツイチの女日照りで有名なAさんは
妙な気迫のこもった目で警太朗をジロリと睨み、
彼女のほうには微笑みを向けると、「俺が案内しますよ」
ふたりバックヤードに消えていきましたとさ……。
なにこのマンガみたいな展開!(苦笑)
 


メガネときどき曇り

2012-07-06 23:36:59 | 警備日報

いやはや、今日の現場はひどかった……。
なにがって、延々とゲリラ豪雨と薄日の繰り返しでして。
おおむね1時間ぐらいのサイクルで、6~7回はあったでしょうか。

おかげで湿度のもんのすごいことったら!
待機所から外に出ると、そのたびにメガネがくもるんですよ。
まるでラーメンの湯気に顔をのぞかせたときみたいに……。
どんだけぇ~!?(汗)


責任者なし

2012-07-03 23:09:18 | 警備日報

政治にしろ原発問題にしろどうにもよろしくいかないのは、
甘い汁を吸うだけ吸って有事には組織に隠れ、
結果に責任を持つ個々人がいないからだと考える警太朗です。

逆に事故当時福島があの状態でとどまったのは、
前所長氏が職責を果たすことを貫かれたからでありましょう。
闘病中の氏のご快癒を祈るばかりです。

さて、責任と言えば。
我が社のとある施設の現場は、単独勤務から始まりました。
そのためか週の半分が2名以上、最大4人の契約となった
現在に至っても、隊長や責任者といった設定がありません。

実質的にはいちばん上番日数の多い人間が諸雑務を
管理することになるので責任者と呼べるのかもしれませんが、
やはりきっちり任じられているのとは違います。

そんなある日、クライアント側のトップから現在の責任者は誰か
という質問を受けました。

そこまでウチの会社に責任者をはっきりさせてこなかった
クライアントもどうかとは思いますが(汗)、これには困りました。
正直に責任者の設定はありませんと話すしかありません。

するとクライアントさんは渋い顔。
当然ですよね、サークル活動じゃあるまいし。
有事に誰が指揮を取るか、責任を取るかが曖昧なんですから。

もちろんこのやり取りは会社に報告しましたが、
それから半年経った今でも責任者も隊長も設定ありません。
重要物件だと言っておきながらこのありさまは一体……。
いや、隊長を作らない理由はわかってるんです。
手当をつけるのが惜しいから。

でも責任者というか、席次の設定もしないってのはないでしょ。
いくら流れ作業的な現場で、今まで隊員同士フォローしあう形で
うまくいってるとはいえ……無責任なのはウチの会社、というオチ。
 


ゆるすぎちゃって困るの

2012-07-01 22:58:50 | 警備日報

以前、とあるイベントでゆるキャラみたいと言われた警太朗です。
つい先日も、ゆるキャラとまったく関係ない某イベントで
立哨していたところ、それを遠目に見ていた上司から無線が。

「警太朗さん、こうして見てるとゆるキャラみたいだな」

この上司、前回ゆるキャラ発言した人とは別人であります。
誰が見てもそう思うほど、俺はファニールッキングなのか……?
上司の発報はまだ続きます。

「なんだっけ、赤い兜かぶった白いやつ。あれっぽい」

傍受していた同僚がひこにゃんですか、と送ると、
そうそう、それそれという返事。
誰だか分かりませんが「了解、以降ひこにゃんで」とかなんとか。

おーぃ、勝手に人のあだ名決めるなー(苦笑)。
しかしなんでひこにゃん? 雨天で白合羽を着ていたせい?(汗)

同じ現場だった同僚たちからは顔を合わすたびにその話をされ、
しまいに「警太朗のヘルメットは赤く塗ってツノをつけよう」
なんてことまで言われだす始末。
赤でツノつきったら3倍のマスクの人でしょフツー……って違ぁう!

ひこにゃんと言えば、ゆるキャラの中でも1・2を争う有名どころ。
癒し系警備員を目指す自分としては、光栄に違いありません。

んが、純粋に警備員としての評価で考えるとビミョーですよねぇ。
ときには迫力や威圧感も必要になる仕事ですから。
どうなんだろうな~……(汗)。
 


鬼ネクタイ

2012-06-30 19:08:38 | 警備日報

警察の制服が業務別に何種類もあるように、
警備会社によっては業務で制服が異なることがあります。
多くは施設用がフォーマル寄りのデザインを、
対して交通誘導は動きやすさ等の機能性を追求していて、
特に後者の夏衣は通気性・速乾性が重視されるようです。

昨年やこの夏は節電でクールビズが強く推奨されるため、
施設の屋内警備でもネクタイ着用だった会社が
ノータイ&第一ボタン開放OKになったりしています。

が! しかし!
屋外で交通誘導をさせるにもかかわらず、
夏場もネクタイ着用という恐ろしい会社もあるのです。

ちなみに交通誘導の警備員が夏場も長袖を着るのは、
受傷と過度の日焼けを防止する観点から。
これはやむを得ません。

でも炎天下で襟元をきっちり閉めちゃうのは本当に暑い!
ウチはノータイで現場によって第一ボタンの開閉を
変えるだけですが、それでも結構きついものです。
ネクタイ必須の会社なんて何を考えてるやら……鬼か(汗)。

そもそも、工事現場でヒラヒラして挟まれたり絡んだり
しやすいものを身につけてるのはどうかと思いますし、
施設や雑踏業務においても
暴漢にネクタイを掴まれたくはないわけで……。
つくづくネクタイって警備向きじゃないアイテムですよね。


Do safely!

2012-06-28 19:41:54 | 警備日報

工事現場等でよく口にされる掛け声というか標語(?)に、
ご安全に!」というのがあります。
私も仕事で間々耳にしますが、これが何度聞いても慣れません。
違和感バリバリなのです。

とゆーのも、なんで丁寧語なの? 『安全』に丁寧語ってあるの?
「ご」や「お」をつければ全部丁寧語になると思ったら大間違いよ?
ご危険な目に遭う」とか言わないじゃないですか。

商品注文時の確認で言われる「~でよろしかったでしょうか?」に
違和感や不快感を感じる人は多いそうです。
私も珍妙な言い回しだと思います。

「ご安全に」もそれと同じ類なのですが、
じゃあどこがどうおかしいのかと問われると、
日本語的・文法的な説明はできない自分がいます。
誰かきちんと分析して、誤りを指摘してあげてください!

ちゅーか、私自身この違和感の論理立てた理由が知りたい!
聞くたびにムズムズしてしょうがないんですっ(汗)。 
 


じぇらしぃ・えれじぃ

2012-06-27 14:56:14 | 警備日報

夜勤のときは世間様のラッシュを横目に出ていきます。
道にしろ電車・バスにしろすいてるわけですが、どうも気が重い。
すいててヤッター!という感じではありません。

冬の早イチ出の、まだ外が真っ暗な中を現場に向かうときも
気分は重たいものですが、なんか似て非なる重さなのです。

……みんなこれから家に帰って、家族とかと飯食って風呂入って
イチャイチャして(ぉぃ)寝るのかと、嫉妬してるのかも?(汗)