雨の合間の虹
ウエルシアの宣伝ではないのだが
土曜の夜にニュースを見ていた。
羽生結弦の衝突場面。いたっそー。とはいえ、たいしたことないのだと思った。
開けて日曜の朝に衝突の動画とその後の演技、写真などを見た。
胸が痛い。
ひっくり返ったまま動かない
羽生の白く目を伏せた顔がまるで絵画のように美しい。
選手たちが退場させられて係が駆けつけて、支えられて起き上がる
彼のあごに流れる赤い血のラインに胸が高鳴る。漫画の一ページみたいだ。
ツーっと滑ってきて、ぼーっとした感じで手袋を外して顎の血に触れて、
その血を見ている羽生の白い顔、額にも血の後がある。
悪魔に魅入られたような顔をしている。
ばたばたと支えられて移動して座らされているのに
羽生は冷静に衝突した相手の無事を見て確かめている。
棄権するんだろうなぁ、と思ったら額をぐるぐる巻き、顎はテーピング、
血はファンデで消されて鬼のような形相で出てきた羽生。
しかも曲目がオペラ座の怪人。
－醜い顔を持つオペラ座の怪人が愛したヒロインの恋人は
若く美しく優しいお金持ちの幼なじみ。その幼なじみが殺されてしまうのを
阻止するためなら醜いオペラ座の怪人に熱い接吻をして自分が残って怪人を
愛するから恋人は帰してほしいと願うヒロイン。
怪人は愛に負け二人を船に乗せ現世へ帰すのだった。－
転倒する羽生は若く美しい幼なじみだろうか。
「彼女を離せ」と勇ましく美しく立ち向かうのか。
それとも羽生が怪人だろうか。顔の傷など芸術の才能の前には関係がないと。
それか、羽生こそが怪人に挑むホラーヒロインの歌姫だろうか。
けれど何度も転倒し、立ち上がる羽生の姿は人魚姫を思わせた。
－人魚姫の手に入れた足は一歩踏み出すごとにナイフの上を
歩くような痛みが走るのです－
踊り終えた羽生の顎のテーピングには血がにじんでいた。
もうホラー童話にしか見えない。
リンクに投げ込まれる大量のプーさんぬいぐるみの数々。
ふらふらな羽生を支えて席へ引っ張っていく監督の手には
プーさん型ティッシュ入れ！ファンタジー過ぎるだろう。
その時点で一位の結果に泣き崩れる羽生。なんの映画なのか。
もう映画化決定過ぎるだろう。震災でリンクが壊れて、移動して
練習させてもらって。でもこんな時に練習していいのかって
葛藤があったりして、オリンピックで恩返しみたいなのとかって。
でもそこが最高ではないのだと意欲を見せて、事故で衝突。
漫画か。彼は最高の主人公過ぎる。
悪魔が妖怪が欲しがるよ。彼を最高に。
散歩に出たら雨が降ってきたので仕方なくデニーズに入店。
入り口においてあるスポーツ新聞の羽生の流血写真に目が奪われる。
ロイヤルミルクティーを飲みながらずっと深く考えていて分かった。
羽生の額と顎の流血の写真を
「かっこいい．..不謹慎かもしれないけどかっこいい写真」
とツイートしている子がいたけど
私はあの血に興奮した。
１９歳。才能あふれる中世的な美しいフォルムを持つ器。その容姿。
真っ白な顔に一筋の血の流れ。
官能的なパフェのよう。白い額は氷の上を滑り、冷たいのだろう。
甘く冷たいヴァニラアイスに流れる一筋の赤いラズベリーソースは
どんなにか甘酸っぱいのだろう。
あの白い顎を這う血を鬼婆である私はなめ取りたいと思った。
だって鬼婆は子供を食べるのだもの。
味見くらい、したい。
あの血に興奮する。
今私は貧血で増血剤を飲んでいる。
貧血がひどいから、あの血に反応したんだろうか。
それとも本当に私が鬼婆だからだろうか。
顎から血を滴らせる彼の写真をまた私はじっと見ている。
最高に興奮する。ぞっとする。羽生結弦パフェに。
羽生結弦の衝突場面。いたっそー。とはいえ、たいしたことないのだと思った。
開けて日曜の朝に衝突の動画とその後の演技、写真などを見た。
胸が痛い。
ひっくり返ったまま動かない
羽生の白く目を伏せた顔がまるで絵画のように美しい。
選手たちが退場させられて係が駆けつけて、支えられて起き上がる
彼のあごに流れる赤い血のラインに胸が高鳴る。漫画の一ページみたいだ。
ツーっと滑ってきて、ぼーっとした感じで手袋を外して顎の血に触れて、
その血を見ている羽生の白い顔、額にも血の後がある。
悪魔に魅入られたような顔をしている。
ばたばたと支えられて移動して座らされているのに
羽生は冷静に衝突した相手の無事を見て確かめている。
棄権するんだろうなぁ、と思ったら額をぐるぐる巻き、顎はテーピング、
血はファンデで消されて鬼のような形相で出てきた羽生。
しかも曲目がオペラ座の怪人。
－醜い顔を持つオペラ座の怪人が愛したヒロインの恋人は
若く美しく優しいお金持ちの幼なじみ。その幼なじみが殺されてしまうのを
阻止するためなら醜いオペラ座の怪人に熱い接吻をして自分が残って怪人を
愛するから恋人は帰してほしいと願うヒロイン。
怪人は愛に負け二人を船に乗せ現世へ帰すのだった。－
転倒する羽生は若く美しい幼なじみだろうか。
「彼女を離せ」と勇ましく美しく立ち向かうのか。
それとも羽生が怪人だろうか。顔の傷など芸術の才能の前には関係がないと。
それか、羽生こそが怪人に挑むホラーヒロインの歌姫だろうか。
けれど何度も転倒し、立ち上がる羽生の姿は人魚姫を思わせた。
－人魚姫の手に入れた足は一歩踏み出すごとにナイフの上を
歩くような痛みが走るのです－
踊り終えた羽生の顎のテーピングには血がにじんでいた。
もうホラー童話にしか見えない。
リンクに投げ込まれる大量のプーさんぬいぐるみの数々。
ふらふらな羽生を支えて席へ引っ張っていく監督の手には
プーさん型ティッシュ入れ！ファンタジー過ぎるだろう。
その時点で一位の結果に泣き崩れる羽生。なんの映画なのか。
もう映画化決定過ぎるだろう。震災でリンクが壊れて、移動して
練習させてもらって。でもこんな時に練習していいのかって
葛藤があったりして、オリンピックで恩返しみたいなのとかって。
でもそこが最高ではないのだと意欲を見せて、事故で衝突。
漫画か。彼は最高の主人公過ぎる。
悪魔が妖怪が欲しがるよ。彼を最高に。
散歩に出たら雨が降ってきたので仕方なくデニーズに入店。
入り口においてあるスポーツ新聞の羽生の流血写真に目が奪われる。
ロイヤルミルクティーを飲みながらずっと深く考えていて分かった。
羽生の額と顎の流血の写真を
「かっこいい．..不謹慎かもしれないけどかっこいい写真」
とツイートしている子がいたけど
私はあの血に興奮した。
１９歳。才能あふれる中世的な美しいフォルムを持つ器。その容姿。
真っ白な顔に一筋の血の流れ。
官能的なパフェのよう。白い額は氷の上を滑り、冷たいのだろう。
甘く冷たいヴァニラアイスに流れる一筋の赤いラズベリーソースは
どんなにか甘酸っぱいのだろう。
あの白い顎を這う血を鬼婆である私はなめ取りたいと思った。
だって鬼婆は子供を食べるのだもの。
味見くらい、したい。
あの血に興奮する。
今私は貧血で増血剤を飲んでいる。
貧血がひどいから、あの血に反応したんだろうか。
それとも本当に私が鬼婆だからだろうか。
顎から血を滴らせる彼の写真をまた私はじっと見ている。
最高に興奮する。ぞっとする。羽生結弦パフェに。
土曜の夢
扉を開けると飼い猫のミニーが二足歩行してドアを開けてくれた。
「鍵間違えちゃったの。取ってくるね、森の上の４０５だよね」
と普通にしゃべっていた。私も普通に、
「うん。気をつけてね」
二足歩行でとことこ歩くミニーを見送った。
目が覚めたときミニーが隣で寝ていた。
麩の夢はミニーの夢なんだろうか。
森の上ってどこだろう。
日曜日の夢
枯れ葉を集めてアップルパイを焼いていた。
ほっかほっかあっちあっちなところをあーんと食べようとして、目が覚めた。
凄くおいしそうだった。でも食べたら死んでいたかもしれない。
扉を開けると飼い猫のミニーが二足歩行してドアを開けてくれた。
「鍵間違えちゃったの。取ってくるね、森の上の４０５だよね」
と普通にしゃべっていた。私も普通に、
「うん。気をつけてね」
二足歩行でとことこ歩くミニーを見送った。
目が覚めたときミニーが隣で寝ていた。
麩の夢はミニーの夢なんだろうか。
森の上ってどこだろう。
日曜日の夢
枯れ葉を集めてアップルパイを焼いていた。
ほっかほっかあっちあっちなところをあーんと食べようとして、目が覚めた。
凄くおいしそうだった。でも食べたら死んでいたかもしれない。
河原沿い。
源泉が３本ほどあって、ミックスしてあったり、
お湯は良かったなー。
猫も湯治していた。
あさごはん。
一人で来ている男子が数組おる。
「作家かな．..」
とつぶやくと姉が
「今時そんなのよっぽとの大御所じゃなきゃ」
「いや、今、ジュニア文庫とか知らん人の方がひっそり儲かってるよね」
「それか」
なんか言い合った。
源泉が３本ほどあって、ミックスしてあったり、
お湯は良かったなー。
猫も湯治していた。
あさごはん。
一人で来ている男子が数組おる。
「作家かな．..」
とつぶやくと姉が
「今時そんなのよっぽとの大御所じゃなきゃ」
「いや、今、ジュニア文庫とか知らん人の方がひっそり儲かってるよね」
「それか」
なんか言い合った。
ミニー「なに．．．こいつ」
どてごろーん
トラ「ねーねー」ミニー「．．．．」
トラ「ねーちゃんあそぼー」ミニー「何こいつ」
ミニー「おまえばかだろ」
とら「ひゃっはー」
ミニー「．．．．．」
美容院で記事を見たのだ。
岸辺露伴？
ジョジョは３部とジョリーンが主役の物をよんだが、
はまるほどではなかったのだ。
昨年銀座のグッチがジョジョになっているのをみたときも、
グッチを好む人でジョジョ好きっているのかなあ．．．
ってちょっと分からなかった。
でも分かった。
この本を読んで。
それからはもう、何を見てもジョジョ風に見えてしまいます。
こんな感じです。いつもどきどきしちゃて、どうしよう。
もう岸辺露伴のことしか考えられない。
近くでまともなティーが飲めるところはタリズしかない。
そこで唐黍が注文したチーズと蜂蜜のパンケーキなる物。
真ん中にチーズが挟んであってとろとろ。
甘じょっぱかんがいい感じ。
チーズのピザに蜂蜜をつけた物が奇異に見えるらしい唐黍も
「甘過ぎなくていい」なんていうから
「ならピザの蜂蜜がけもスキだと思うよ」
といったら「ちがう。．．．．いや、蜂蜜じゃなくてメープルシロップがいい」
とか訳わからないことを申す。
メープル中か．．．。
でもこれはわたしがすきかなー。
一人では大すぎだけどなー。
そこで唐黍が注文したチーズと蜂蜜のパンケーキなる物。
真ん中にチーズが挟んであってとろとろ。
甘じょっぱかんがいい感じ。
チーズのピザに蜂蜜をつけた物が奇異に見えるらしい唐黍も
「甘過ぎなくていい」なんていうから
「ならピザの蜂蜜がけもスキだと思うよ」
といったら「ちがう。．．．．いや、蜂蜜じゃなくてメープルシロップがいい」
とか訳わからないことを申す。
メープル中か．．．。
でもこれはわたしがすきかなー。
一人では大すぎだけどなー。