福姫ジェニーの山旅・湯日記

中高年の仲間に!
山大好き、旅大好き、温泉大好きな福姫ジェニーの旅日記。
国内のみならず、世界各地を目指して出発!!

長野 高遠のコヒガンサクラ

2021-05-25 19:44:15 | 花旅


今回紹介の花旅は、南信州高遠城址公園。

昨年は、コロナの為、高遠城跡公園が閉鎖で、計画が流れてしまった。
今年もコロナで危ぶまれていたけれど、桜祭りを縮小して公園は開けると。
後は、桜の開花時期だ

今年は、例年になく春が暖かいということで、全国的に桜の開花が早い。
こりゃ、計画がたてにくいな

 昨年行かれへんかってんから、今年は絶対行くでぇ~
 まず、計画や…。



宿もできれば公園の近くがいいよねぇ・・・
たまたまうまく予約する事ができた『高遠さくらホテル』
ここは、温泉やし、何と言っても公園に歩いていけるというホテル。

 よう予約が取れましたわ。ラッキー

今年の開花は、なんと最早記録の3月26日。
3分咲きが3月30日で31日には8分咲きとなり、満開は3月31日。
咲き始めは、少し足踏み状態であったようだが、3分咲きから一気に満開となったようだ

ほんまに計画が立てにくい。
ホテルの予約は、ほぼギャンブルやね。



まず、公園の全体を見てみたいという事で、朝食前から歩きました
白山観音という所まで歩くんだけど、これがけっこうな山で、ちゃんとしたトレッキング用の靴が必要。
それに、案内が全く無いので、白山観音を見つけるのが難儀

平日の早朝という事もあって、2,3人のカメラマンだけ。

 めっちゃ、素晴らしいやん
 笑われてますけど…。


いよいよ高遠城跡公園へGo


高遠城跡公園
武田信玄の五男仁科五郎盛信が織田信長の長男信忠と戦い、壮絶な死を遂げた高遠城。
明治4年(1871年)の廃藩置県で、城が取り壊され、明治8年(1875年)に公園となる。
高遠藩の旧藩士達が「桜の馬場」から桜を移植したことにより、今では全国でも有数の桜の名所となる。
本丸の老木はこの時植えられたもの。
4月には、130年生以上の古木20本
50年生以上のもの500本
若木を加えた約1,500本
タカトオコヒガンザクラが、淡紅色で小ぶりの花を枝いっぱいにつける。
(伊那市のHPから抜粋させて頂きました)



桜の時期だけ入園料500円が必要。
高遠ダムを見ながら公園南口から入園しました。
公園に入る前から、タカトオコヒガンサクラがあちこちに。
それを見ているだけで、感動もんや



桜のトンネルを抜けて美術館に到着。
ここから見る公園の桜が、これまた素晴らしい。



ここの桜は、固有種。
桜の事は詳しくわからないけど、とにかくタカトオコヒガンサクラは、花の密集度が凄くて、もこもこしている。
花の色も咲き始めはピンクが濃くて、だんだんと薄くなり、散り始める頃は、白色になるんだとか…。
木によって、若干咲く時がズレるようで、ピンク一色という訳では無いんだよ
それがまた、素敵だね。
開花時間は割と長いと聞くけれど、今年は、4月6日から散り始め、4月12日に散り終わりとなった。



公園内は、やっぱり人が多い。
それでも、例年よりすっごく人が少ないんだとかで、めちゃめちゃラッキーやった

「天下第一の桜」と言われるだけの由縁がよくわかった
やっぱり凄いです



口が開きっぱなしになるのは当たり前やね
高遠桜、最高ぉ~



本日おしまい

長野 駒ケ根市一本桜巡り

2021-05-18 20:46:04 | 花旅


今回紹介の花旅は、駒ケ根市の一本桜。

伊那谷の中央部、天竜川の河岸段丘上に位置する駒ケ根市。
キャッチフレーズは、中央アルプス(木曽山脈)と南アルプス(赤石山脈)を望める所から、「アルプスが二つ映えるまち」

そんな駒ケ根市の一本桜をいくつか紹介するね



光前寺の枝垂れ桜
光り苔と霊犬早太郎伝説で有名な光前寺には、しだれ桜が約70本
樹齢200年
訪れた時は、例年の開花時期より早かった為、満開の桜という訳にはいかなかったけれど、それでも山門の枝垂れ桜などは、見応えがあったなぁ




慈福院のしだれ桜
南隣東角屋に姉妹シダレ「満沢家のシダレザクラ」と共に、七久保の名所として旧街道を行き交う旅人を長年見守ってきた桜。
樹齢400年
駐車場が無くて、道を何回もぐるぐる。
やっと地元の人にお願いして、駐車させて頂き写した桜です
 ※駒ケ根の一本桜を見るには、駐車場が無い所が多くて、断念した桜も多々あります
  この桜も断念しそうになった一本(二本)なんだよ。




栖林寺の枝垂れ桜
寺塀の上からかぶさるように垂れ下がる枝垂れ桜。
樹齢400年
樹高18m
境内には、これまた立派な赤松が一本。
竜のように見えたよ。
お寺の周りには、赤・ピンク・白の花桃がいっぱい。
中央アルプスも見えるし、絶好なビューポイントです




西岸寺の枝垂れ桜
「伊那の三女ゆかりの桜」と命名。
禅を学び和歌を学んだ3人の女性が、歌を交わしている内に、酒と肴を持参し、終日三女で花見酒に興じたという逸話。
樹齢400年
樹高6m
樹の高さは無いのだが、寺門前にド~ンと立っているので、凄くたくましくて素晴らしい。
幹回りが太いというのもあるのかな?




蔵澤寺の枝垂れ桜
隠れキリシタンゆかりの寺という蔵澤寺。
樹齢300年
樹高13m
ちょうど風がビュービューと吹いてきた。
思わぬ桜吹雪を体に受けました




宮田宿本陣の枝垂れ桜
宮田宿本陣(旧新井家住宅)で、村の中心部から移築。
この桜は、今から50年以上前の昭和42年(1967)に、宮田観光ホテルの竣工を記念して村の青年会が植樹したもの。
ただ、残念なことに樹が弱っているとかで…。
2012年からプロジェクトを立ち上げ、現在に至るまで頑張っておられると聞きました。
素晴らしいこの桜をいつまでも見ることができますように…




光前寺の周りは、スイセンもいっぱい。
スイセンに桜に山…と素晴らしい駒ケ根市。
畑の周りを歩いておられた方が、

 ここは、良い所ですよぉ~

ほんまにそうや 
と思った桜巡りでした


本日おしまい







長野 飯田市一本桜巡り

2021-05-10 11:46:42 | 花旅


今回紹介の花旅は、南信州飯田市の一本桜。

飯田市に一本桜が多いのは、江戸時代の飯田藩主が桜好きで、周辺に植えるように命じたためと言われている
現在でも約100本ほどあるというから、凄い

その中から何本か紹介するね


増泉寺の天蓋枝垂れ桜 
樹齢約300年
天蓋のように境内を覆う見事な樹形の紅枝垂れ桜
樹高は18m
飯田市に到着して一番初めに見た一本桜だけに、びっくりしちゃったわ
木が境内のど真ん中に一本。
まるで、桜が本堂のようであり、桜が山門を覆っているようだった。



愛宕神社の千代蔵桜 
樹齢200年
飯田藩家老安富氏より神社に奉納されたエドヒガン桜
樹高16m
愛宕神社には、飯田市最古(樹齢750年)の清秀桜があるのに、千代蔵桜に目がいっちゃって、清秀桜を見損なってしまうという体たらく
返す返すも残念だ
この千代蔵桜は、美しかった。



長姫の江戸彼岸桜 
樹齢450年
飯田城の二の丸跡にある飯田市美術館の敷地内にあるエドヒガン桜
樹高20m
木が凄く高いのに支柱が無い木だった
しっかり立っているなぁとただただ感心



桜丸の夫婦桜 
樹齢400年
県飯田合同庁舎の東端の崖縁にあり、エドヒガンとシダレザクラが根元で合体していて、寄り添って咲く珍しい夫婦桜
樹高10m
2種類の木が寄り添っているので、何とも不思議やった。
それでも凄く仲良く咲いているのが、可愛い



黄梅院の枝垂れ桜 
樹齢350年
武田信玄の息女、黄梅院姫の菩提を弔うために建立された黄梅院にあるコヒガンサクラ
樹高18m
ここも境内に一本の桜。
桜が大き過ぎて、寺門を覆っていたのが印象的
停めた駐車場からすぐの所にあったのに、ぐる~と周り探し求めたのがおかしかった



専照寺の枝垂れ桜 
樹齢400年
釈迦牟尼仏を覆うようにしだれるシダレザクラ
樹高15m
仏様の包み込むように覆う桜を見て、ジェニーもあそこの仏様の位置に座りたいと思ったな



麻績の里 石塚の桜 
樹齢250年
石塚一号古墳の上に立つシダレザクラ
樹高15m
小さい古墳だったけど、石塚桜が立派過ぎて、古墳という感じが全くしなかった



麻績の里 舞台桜 
樹齢400年
石段を上がると木造校舎があり、その校庭にあるシダレザクラ
樹高8m
まるで球体を半分に切ったような枝垂れ桜の形。
美しいの一言や

ここでちょっと一言
たくさんの方が全形を撮りたいと思い、離れた場所でカメラを構えていました。
ジェニーもその一人。
But, こういう状況を全く気にも留めない人が…
こういう所では、写真を写した後は、すぐに去りましょう。

諦めて去った人もいましたが、ジェニーは粘りましたよ



飯田市の皆さん、素晴らしい桜ですね。
色々な苦労もあったと思いますが、これからも大事に大切に育ててください。
ありがとうございました

本日おしまい



熊本 渡り鳥(ナベツル)と湯の鶴温泉(あさひ荘)

2021-05-02 12:50:23 | 小さな旅と温泉


今回紹介の小さな旅と温泉は、熊本県出水市の『ツル観察センター』と水俣市の湯の鶴温泉『あさひ荘』さん。



ツル観察センター
11月1日から翌年3月第2日曜日までの間オープン。
丸くなったコンクリートの2階建てのセンターからは、どこからでもツルの様子を見ることができるようになっている。
少し寒いが、屋上から見るのもいいね。
このセンターは、干拓地の前に立つ展望所で、出水の冬の観光地の中心。
毎年10月中旬になると、シベリアから特別天然記念物に指定されているツルの第一陣が渡来し、約1万羽を超えるツルが、3月頃までこの地で越冬。
主にナベヅルとマナヅルが渡来。
圧倒的にナベヅルが多い。



地元の方達の手厚い保護で、ここまでの数になったんだと思うけど、本当にツルとの共存は、大変なことだったと思う

センターに行ったのは、3月初め。
もうシベリアに向けて飛び立ったのでは?と思いながら、走らせたが、センターに近づくと、休耕地のあちこちに数羽の鳥が…。



 キャー、ツルやん、ツル~やん
 ただの黒い烏避けのテープだと思うけど…。

いやいやこれは、やっぱりナベツルです

センター前の田んぼに20羽くらい餌をついばんでいました。
 できるだけ静かにゆっくり走らせた。
ツルもよくわかっているようだったけど、すぐに逃げないで、ゆっくりと から遠ざかっていくんだよ。



協力金を払ってセンターへ。
まだまだ充分な数のナベツルがいる。
飛び立つ時を狙ってシャッターを切ろうと思うのだけど、これが難しい。
それでもあっという間に1時間。
風が強くて寒かったけど、いつまでいても見飽きない。
楽しかったわ



センターからで50分ほど。
水俣市から8㎞湯出川に沿って行くと湯の鶴温泉だ。
開湯は古く、700年ほど前だと言う。
現在は、4年の旅館が営業しているようだが、鄙びた温泉地だなぁ
車のすれ違いができないような狭い道で、駐車できる場所も見当たらないので、初めて行く者としては、とってもドキドキする温泉地だ。



お世話になった『あさひ荘』さんの目の前の橋(あさひ橋)に駐車。
湯出川沿いにへばりつくように建てられた旅館街。
このあさひ荘も横に長い旅館だ。
評判がとても良い旅館だったので、期待大で予約したのだが・・・?
正直、ほんまにドキドキやった。

But, これが大間違い
食事が美味しくて、湯が凄くGood
お風呂場が3カ所。
ただ、3カ所あっても場所がバラバラなのが難点だけどね。

大きな岩風呂
2つある長方形の湯船の貸切風呂
なが~い階段を上って、ちょっと息があがる展望風呂(内湯と露天風呂)



もともとあった宿のお風呂がきっとこの大きな岩風呂。
川に面しているという立地なのだが、残念ながら対岸の家が丸見えなので、窓は開けられない。
湯がとうとうと流れているのは、この上なく気持ちがいい。



貸切風呂は、誰も入って来ないという点では最高なのだが、洗い場が一つで狭いのがねぇ



内湯と露天風呂がある展望風呂。
ここは、後から付け足したようだけど、広いのがいいねぇ
お湯もザーザーと流れ出ているという贅沢さ



訪れた時が、何故か寒い時だったので、正直、宿はすっごく寒かった。
せっかく温まった体も部屋にいると急に寒くなってしまうという現象。
この宿を訪れる時は、もう少し暖かい日にした方がいいかもね

本日おしまい