福姫ジェニーの山旅・湯日記

中高年の仲間に!
山大好き、旅大好き、温泉大好きな福姫ジェニーの旅日記。
国内のみならず、世界各地を目指して出発!!

干支の山登り(申の山)

2016-10-31 20:40:13 | 干支の山


今年の干支は申(猿)なので、申(猿)の名前が付く山に登る

実は、4月に輪島の猿山に登っているんだけど、後で「あっ、サルの名前がついていたわ。」ていう情けない話であった
そこで、再度、サル山に挑戦となった。
選んだ山は、愛知県にある猿投山。

 さるなげやまって読むんかぁ?
   すごい名前の山やな。
 まさか。「さなげやま」と読むんです

飛ばし、愛知県に入るが、車内はおしゃべりで盛り上がる。
しゃべっていると、標識を見落とすもので、いつしかナビに乗っていない高速に入っているぅ…。

 ナビくらい更新しときぃや!
 ナビくらいって…。更新も高いねんで

なかなか出口が見つからず、かなりのロス。
Uターンをして、せと赤津のICで高速を下り、コンビニを探す

が、コンビニが見つからな~い

 どこでもあると思うな
 確かに…。

道に迷っている間に歩道の縁石にぶつけるわで、到着するまでに散々な目にあっちゃった



駐車場となる雲興寺にやっと到着。
歩き始めたのが、10:45 というから、かなり遅いよね。



雲興寺から道を渡った所が登山口。
すぐ案内板がある。

 ええ~、猿投山頂3h45だってぇ~?
   そんなにかかるなんて、びっくりポンや
 あれれっ、そんなはずないけど・・・?

スタートが10:45で、3時間45分たすと、登頂が2:30。
それから下山だから、帰りは真っ暗やん
懐中電灯は、持っているけど…。
みんな持っているんかいな?

 行ける所まで行って、後は降りたらええやん
 無謀や・・・



てな訳で、スタート。
でも、実際は、北歩道を選択し、直登なので、1時間半で登頂しちゃったんだわ
何だか、拍子抜けの登山やった。

東海自然遊歩道を歩くので、そっちを選択していれば、3時間45分かかったんだと思う。
尾根に出るまでがちょっとしんどかったけれど、尾根に出てしまえば、軽いアップダウンはあるけれど、気持ちの良い道だ。
見晴らしのきく展望といえば、それも難しいけれど、所々、ベンチがあって、そこからは、写真の1カットのような景色は見られるよ。



頂上もベンチがいくつかあって、ゆっくりできるスペースがあるけれど、人がたくさんいるので、昼食は、手前の分岐点になっているベンチで食べる方が無難。
ジェニー達も登頂前に食べちゃった。

さぁ、今年も後わずかとなってきたね。
申の山に登ったし、来年は酉。
酉の山は、何処にしようかな?

本日おしまい




島根 海潮温泉

2016-10-28 21:33:49 | 温泉


温泉レポート 第50弾の巻

はじめに・・・
 2016年10月21日に発生した「鳥取地震」により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
  皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


今回紹介の温泉は、島根県雲南市にある海潮温泉「海潮荘(うしおそう)」
島根県にある唯一の日本秘湯の会の宿。

松江から車で30分ほど南下した場所にある温泉地。
宿の敷地横は、赤川という川が流れ、部屋からも川が見える。
広大な敷地は、木が多く、緑を見ているだけでも心が和む。
中庭から流れる小さな川は、入浴施設の方まで続き、敷地内をグルッと流れているようだ。

宿舎は、かなり年期が入っているが、どこも綺麗に清掃が行き届いているから、気持ちがいいよ



チャックイン時のサプライズ。
女将さんが、部屋を変更してくださった。
広くて中庭側の部屋になったので、めっちゃ嬉しかったな
凄いサービスだね



到着してすぐお風呂場へ直行
来る前にハイキングしてきた鬼の舌振(したぶるい)で見た巨岩が、何とお風呂に
立派な岩風呂にびっくり。
底は、メノウ石が敷き詰められていて、温泉の湯がとても綺麗に見える。(実際、綺麗だった)
泉度は45度。
泉質は、低張性弱アルカリ性泉 ナトリウム塩化物泉。



面白いのが、内湯から露天風呂へ行ける扉があることだ。
いちいち湯船から上がらなくても、そのまま湯に浸かりながら露天へ行ったり内湯へ戻ったりができる。
湯面すれすれに扉がある。
扉の下は湯に浸かるので、浸食は早いようで…?

湯は、柔らかくて肌がすべすべするような感じの湯だが、源泉掛け流しとはどこを見ても表記されていないので、循環されているのかな?
露天風呂に先客が一人。

 あっ、やられた!

アブがいてるようだ。
こりゃ、退散や

楽しみの夕食
季節の懐石料理。
一品一品手作りで、見た目も綺麗な料理



囲炉裏があるテーブルで雰囲気はすっごく良かったんだけど、掘りごたつ風になっていなかったので、足が痛かったな
ご馳走様でした 

朝風呂へ。
あれれっ、男女が変わっている。
入れ替わりで、昨日の男性風呂とお風呂が反対になっていた。
入ってびっくり
お風呂場が広い
露天風呂も広い

 このお風呂の差はあかんで
 だから、翌日は反対にしてあるんやろ?



こっち側の湯船は、まさしく鬼の舌震のような巨岩で囲まれていて、20人はゆっくりと入れるくらいの広さ。
湯船の前には、樹齢800年と言われるシイの木がデンとそびえ立ち、トトロでも出てきそうや
朝の光で湯がキラキラして、とっても綺麗。
朝からこんなお風呂に入れるなんて、贅沢だよねぇ~

朝食も凄く美味しくて、ゆったりと出来る海潮荘さんだった。

本日おしまい

島根 鬼太郎ロード

2016-10-19 20:47:36 | ちょっと旅


今回紹介のちょっと旅は、島根県境港の鬼太郎ロード。
3回目の訪問となる。

境港は、漫画家水木しげるの出身地。
生まれは大阪だが、両親の出身が境港。
境港で賄い婦さんとして家に出入りしていた「のんのんばあ」から聞いた数々の妖怪話と戦争中(ニューギニア戦線:ラバウル)の過酷な体験が、水木ワールドの原点となっているそうだ。



境港は、漁業として繁栄していたが、個人商店が集まる商店街は、大型店舗の進出によって時代が進むにつれ、寂れていく。
そこで、始まったプロジェクト。
水木しげるの妖怪で、町ごと観光地にしてしまおうという。
先見の目があったんだろうねぇ



境港駅から本町アーケードまでの全長800mを鬼太郎ロードとして、1993年、23体の妖怪ブロンズ像を設置。
当時は、このブロンズ像を壊されたり、持ち帰るといった事件が発生
このニュースが全国に放映されたことで、境港の知名度が上がる
今では、何と153体のブロンズ像が通りに設置された。
1993年の観客数は2万人が、近年では年間200万人となり、2016年までの集客数は3000万人となっている。
町全てを鬼太郎にした境港は、笑いが止まらないだろうね



前回の訪問は、銅像が設置されてすぐの頃だった。
鬼太郎は、子どもの頃から好きだったので、「こんな町があるんだ。楽しい~」とすっかり好きになちゃったね。
今回は、水木しげる記念館に入るのが目的。
車を駐車して、日笠をさしながらロードを散策



銅像の多さにびっくりしたし、鬼太郎にあやかった店ばかりを見て、ちょっと口が開いちゃったな
ねずみ男とか鬼太郎のブロンズをカメラに収めていたら、着ぐるみの死神を発見
思わず、写真を…。

ジェニー、嬉しがって、
はいポーズ

死神さん、暑いのに、観光客にサービスしまくっているから、大変だなぁ~と思った。
それでも、死神の雰囲気を大事にして、上手に演じていましたよ
後で、酸欠にならなきゃいいけどね…。



記念館前でもねずみ男がいて、一緒に写すには、並ばなくては…。

 やっぱ、ねずみ男でしょ。早よ、並ぼ
 小さい子ばっかりやん。並ぶんかい…

ねずみ男さんも、ジェニー達と、
 はい、チ~ズ

いい人やぁ~



お土産は、やはり『妖怪饅頭』が一番かな。
妖怪饅頭総本店では、試食に一つ、丸々食べることができるんだよ。
これには、かなり驚いた

もう少し季節の良い時期に訪れて、商店街をもっとぶらぶらとして、店巡りをしたら、面白いんじゃないかな
着ぐるみを着て、盛り上げている地元の方々。
商店街の人達の声掛けなど、ちょっとしたサービスが嬉しい鬼太郎ロードだった。

本日おしまい

島根 温泉津温泉

2016-10-12 20:50:02 | 温泉


温泉レポート 第49弾の巻

今回紹介の温泉宿は、石見銀山近くの温泉津温泉『なかのや』
温泉津温泉メイン通りにある薬師湯の前から入る路地に建っている。
何ともレトロな宿である。

温泉津温泉自体が、田舎の鄙びた雰囲気を色濃く残す温泉地で、大きな宿はなく、部屋数10前後という宿ばかりである。
温泉の発見は、古く1300年前。
旅僧が傷ついた狸が湯に浸って治した湯だとか、大国主命(おおくにぬしのみこと)が傷ついた白兎を湯に浸けて治した湯だとか…。
諸説あるようだ

外湯は2か所。





「薬師湯」と「元湯」
1872年(明治5年)の浜田地震により湧出したと言われているのが「薬師湯」だというから、「元湯」の方がもともと湧いていた源泉なんだろうね。
この2つは道路を隔ててすぐの所にあるのだが、源泉は別。
どちらも茶褐色の濁り湯で、泉度は46℃くらい。
泉質となると、「元湯」は含土類食塩泉。
「薬師湯」はナトリウム・カルシウム一塩化物泉。

「なかのや」さんは、薬師湯から引き湯されている。
湧出量は多くないようで、引き湯されている湯も少ないようだが、源泉そのままの湯で、掛け流し。
湯船は小さくても湯はすごく素晴らしい

この日の宿泊で一番風呂に入れて頂く
女性の風呂場は細長くて、湯船は2つ。
1つは源泉掛け流しの茶褐色の湯。
そして、温泉ではない透明の沸かし湯。



入る前に女将さんが、
 ここの湯は汚れていると言われる事がありますが、源泉そのままなんですよ。
  だから、心配しないでくださいね。

そんな心無いことを言う人がいるんや

確かに見た感じは、油が浮いているようで、膜が張っている



 これは、びっくり 汚いって言う人もおるで
 こんな湯、大好きやん

入って、驚いた
むちゃくちゃ気持ちがいい湯だ。

湯がトロトロで、優しくて、肌にもなじむ。
飲めないけれど、しょっぱい。
何とも嬉しくなる湯である

 楽しみの夕食
漁港である温泉津だけに魚料理のオンパレード。
鯛の姿焼きなんて、久しぶりや。
どれもこれも新鮮で、凄く美味しいんだけど、女性としては、もっと野菜料理が…。
でも、ご馳走様でした



朝は、6時から元湯へGO
ここも超レトロ。
湯船は3つに仕切られていて、右から座り湯、ぬるい湯、熱い湯となっている。
でも、ぬるい湯といっても42度もあるんだよ。
だから、熱い湯は44度。
なかなか勇気がいる湯である。



頑張ってぬるい湯に浸かったけれど、1分ももたないよ
退散
出ると8人くらい入って来たので、混雑する前に入れたから、ラッキーやったわ


  ここで温泉津神楽が見られる…。

温泉津温泉、レトロで大正か昭和初期に戻ったような温泉街。
何処か懐かしい。
いつまでもこのレトロさを保ち続けて欲しいと勝手な思いを寄せる温泉津温泉だった。

本日おしまい



島根 ゆのつ温泉の夏祭り(花火&神楽)

2016-10-03 08:59:46 | ちょっと旅


今回紹介のちょっと旅は、石見銀山近くのレトロな温泉津温泉。
温泉津温泉を紹介するのは、2回目

温泉津温泉では、毎土曜日ごとに温泉地区内にある龍御前神社(たつのごぜんじんじゃ)で夜神楽(石見神楽)を公演。
この神楽を見るのが目的。

祭りに合わした訳ではないんだけど、計画した日程が偶然にも温泉津温泉の夏祭り
1500発の花火を打ち上げるという。

 こりゃ、楽しみや 
   玉屋ぁ~
 大きな花火久しぶり!でも、やっぱ神楽や

宿に到着。
今宵お世話になる宿は、『なかのや』さん。
⇒後で温泉紹介するね



祭りは、5時から始まっているみたい。
エキサイティングステージという所で、色々なパフォーマンスがあるようで…。
宿の夕食を早目に終え、うちわ片手に楽な恰好で温泉津港へ
すでにたくさんの人出や。
公式発表では、1万人を超えているとか…
港の岸壁に空いているスペースを見つけ、座り込む。

ステージの上では、地元のダンスクラブが楽しそうに踊っている。
そうこうしている内に花火の時間となりました



シュルシュルシュル・・・、ドカ~ン
うわっ、めっちゃ大きい

シュルシュルシュル・・・、ドカ~ン
なんと、美しい

久々に見る生の花火。
やっぱり大きい花火はいいもんや



温泉津の花火は、観覧場所から近いので、真上で開く。
ド迫力

 こりゃ、ええな
 

温泉津の花火は、バンバンバンバン上げる派手さは無いけれど、頭上で花開くから、幻想的な雰囲気に包まれる。
時々港内を走行する船からも花火が上がるという演出にびっくり。
のんびりとゆったりと見ることができる温泉津温泉の花火だった

そして、待ちに待った夜神楽がステージで始まった
演目は「大蛇(やまたのおろち)」



悪業のため、高天原を追われた須佐之男命(スサノオノミコト)が嘆き悲しんでいる老夫婦と娘を助け、8つの首を持つ大蛇を成敗するという話。
まず、須佐之男命と老夫婦(足名椎(あしなづち)・手名椎(てなづち))と娘(奇稲田姫(くしいなだひめ))が登場。
その後、煙幕が上がると大蛇が2頭登場だ。
続いて2頭が登場し、狭いステージには、4頭の大蛇が揃う
ステージいっぱいを所狭しと動き回る4頭。
しっかり練習しているなぁと思った



酒樽を飲み干し、よろめく大蛇は、目が赤くなっていく。
そこへ登場する須佐之男命の見事な立ち回り
口から炎(花火)を出し、戦う大蛇。

これは、見事



通常、公演する大蛇は、2頭~4頭という。
昔、三瓶山の宿で見た子ども神楽は、6頭。
場所によれば8頭の時もあるというので、8頭だとステージが大蛇だらけで、凄い迫力だろうな…って思った。



拍手喝采で終わった夜神楽。
正直、もっともっと見たかった

温泉津は、温泉の湯もいいけど、温泉津に行った時は、絶対、夜神楽を鑑賞することを勧めたい。
感動の温泉津温泉夏祭りやった

本日おしまい