メンターから教わった成功哲学

資産2億円以上。手取り18万円の介護職からスタートした私が成功するまでのストーリー。

第19話

2023-09-17 07:00:00 | 日記

読書はほぼ、毎日1冊の本を読めるようになってきた。読むスピード、理解するスピードが上がったというのもあるが、隙間時間をうまく活用できるようになったのが大きな要因だと思っている。今でも本を常に持ち歩いており、10分の時間でも本を開いて読む癖がある。その癖を身につけたのもこの頃だ。

 

メンターの秘書としてアイデア料を頂き、債務整理の借金を返済し終わった後で私はこんなことを考えるようになっていた。

「徹底してお金を貯めたら、より早く成功者に近づけるのではないか」

 

そのことをメンターに相談するとメンターは、最初はあまり乗り気ではなかった。

“Nさんは、お金を自分の成長に使って、その才能を活かせる仕事に就くことができるはずだ。お金を貯めることについては反対しないが、必要だと思えるところには積極的に使ってもいいと思う”との返事だった。

 

当時の私にとって、成功者とはお金をたくさん稼ぐ人のことだったので、それもそうかと納得した。債務整理を支払った後に残ったお金が50万円ほどあったので、15万円をメンターにお礼として渡し、残りの35万円で最初のメンターの指導の通りにオメガの時計を買った。

この時にはメンターに選んでもらって中古のスピードマスターを購入した。

 

この時計も手放してしまうのだが、今となってはかなり深く後悔している。メンターに選んでもらった時計はお金以上の価値があるのだが、当時の私にはそれが分からずに売却してしまった。

 

そこで私は、借金も0、貯金も0というまっさらの状態になることができた。

 

手取り20万円、メンターへのお礼に5万円。残りの15万円でひと月生活することになるのだが、メンターの指導が始まってからは物欲も収まっており、それほど節約せずとも少しずつのお金を手元に残せるようになってきていた。ボーナスはほぼ全額貯金することができ、100万円ほどの貯金が貯まった頃にメンターから次の課題を与えられる。

 

詳しい職業はこのブログには書かないが、とある資格を取得しなさいというものだった。資格取得のためには学校に通う必要があったため仕事を辞めざるを得なかった。貯金も100万円しかない状態の自分には収入の道が断たれると生きていくことができるのか一瞬だけ躊躇した。

 

だが、この先の不安よりも楽しみの方が大きかった記憶がある。その日のうちに自宅から通える範囲の学校へ資料請求を行った。受験日は早い学校で翌月。英語や小論文などの入試科目だったが、知識はほぼ0に近い状態である。そうであれば、手当たり次第、受験して受かった学校に行くしかないと思い、試験日と願書の締め切りを一覧にして早い学校からすぐに願書を郵送した。



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