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どっくんのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事                 

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春の香り

2015年02月05日 | Weblog

昨日、立春を迎えたというのに春まだ遠し。
今日はそう感じる天候だった。

天気予報では、東京都心でも雪が積もると報じている。
今日は12:30勤務開始の遅番出勤だが、雪の影響で電車遅延になる前に出社するため、10時に家を出ると、すでにチラホラ雪が降っている。
普段はペラペラのステンカラーのコートを着ているが、今日ばかりは帰りの防寒対策として、手袋をし、インナー付のマウンテンパーカーを羽織って出勤することにした。

池袋も雪がちらつき、厚手のパーカーを羽織っても震えるほど寒い。
会社へ向かう路地にある立喰蕎麦屋の前を通ると、期間限定旬のおすすめ商品「せり蕎麦」の看板が掲げられていたので、足が自ずとお店の方へ向いてしまった。



せり蕎麦は、せりのかき揚げではなく、葉を摘んだ状態のものがどっさりと盛られている。
せりは言うに及ばす春の七草のひとつであり、その独特の香りと苦味は春を感じさせてくれる。
春の香りと蕎麦の香り、それと熱々の鰹出汁の汁で、身も心も少しばかり暖かくなり、寒さで縮こんだ体も幾分シャッキとした。

仕事を終え、家に戻ってから雪見酒を楽しもうと思っていたが、すでに雪は雨に変わっていた。
酒呑みにとっては雪があろうがなかろうが呑むことに関係ない。
が、食卓に用意された酒肴は、何と筍の穂先とタラの芽の天ぷら。



寒い寒い雪降る立春の翌日は、春の訪れを味覚で感じることができ、心暖かな一日となった。
春はそう遠くもない。


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