kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

重要文書

2015年01月27日 | Weblog

自分が突然死んだら、家族は、何をどう対応して良いのか慌てるに違いない。

縁起でもないが、突然死んでしまうことも考えられなくもない。
肉体的には持病もなく、人間ドックでも特に問題があると指摘されることもないが、交通事故だって、無差別殺人だって、突然やってくる可能性はある。
ましてや、爺は酒呑みであり、寝過ごしてかなり遠くの駅に行くこともあるし、どのような経路で帰ってきたか覚えていないのに朝は家の布団で目覚めることもある。
駅のホームに転落して死亡する人の多くは、酔っ払いであるらしい。
突然、警察から電話があり、kazzdokkさんは本日死亡しました、って言われたら、家族は驚き慌てふためくだろう。

葬儀をするためにどこに電話していいのか。
どのような葬儀を執り行えばいいのか。
会社の誰に連絡すればいいのか。

普通預金の口座を2つ持っていることも知らないだろうし、ましてや暗証番号も知らない。
どのような生命保険に入っているのか、どこに連絡すればいいのか分からない。
40年前に趣味で集めていた映画のチラシがお金になることも、カメラやレンズが中古カメラ屋で買ってくれることも知らないだろう。

以前から、そのようなことを整理しておかなければならないと思ってはいたが、ようやく本日、洗い出すことができた。
葬儀に対する基本方針、会社の連絡先、銀行口座、生命保険、火災保険、車の名義、家の名義、ちょっとお金になりそうなものの販売先、その他お願い事項等々をWordに書き出した。(打ち込んだ?)

4ページに及ぶ超大作?を封筒に入れ、本棚最上段の右端に差し込んだ。
後は「俺が死んだら封筒の中の文書を読んで、その意思を汲み取って対応お願いしたい」とメールを送るだけとなったが、何と夕食時に全員が家に居るではないか。こんなことは最近珍しい。
では、メールじゃなく口頭で告げよう。
「みんな聞いてくれ。俺が突然死んだら、あそこにある封筒の中に文書が入っているから読んでくれ。キャッシュカードのパスワードとか生命保険の連絡先とか書いてあるから」
「はいよ~」
「へそくり持ってんの」
「どっか体調でも悪いんだ」
「お酒の呑み過ぎじゃない」

あれ?世帯主が突然死亡した場合の対処方法という重要文書の在りかを告げたにもかかわらず、何とも適当で軽い返答ではないか。
ん~、封筒のデザインが軽かったのか、爺の存在自体が軽いのか、その辺をハッキリさせるまでは死ぬに死ねない。

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