2017年7月25日

2017年7月25日は、土用の丑の日である。

土用の丑の日に鰻を喰うということは、平賀源内が鰻を売るための宣伝・広告として、勝手に制定した日にも拘わらず、ここ数年、何だか国民的行事のひとつになってきている。
今年の夏の土用の丑の日は7月25日なのは間違いないが、爺にとっては、7月25日はもう少し意味深い日でもある。

ひとつ、７月25日は爺の誕生日である。今日この日で57歳になったのである。
よって、女房殿・娘１号～３号から”誕生日おめでとう”の義理メールが着信した。
ふたつ、３年前からではあるが、7月25日は爺の父親の命日になった。
よって、爺は実家に行って、仏さまに手を合わせなければならない。
と、言うことで、休暇をいただき、無事57歳を迎えたことを母に報告に、他界した父に手を合わせるため実家に出向いたのだ。

母に会うのに手ぶらというのはいかがなものか？と思い、土用の丑の日なので吉野家の鰻重を手土産として持って行ったのだが、母曰く、ここ数年の土用の丑の日は、爺の弟の嫁さんが、有名どころの鰻屋さんのかば焼きを持ってきてくれると言う。
ん～、ここは有名どころの鰻屋に軍配が上がり、爺持参の鰻重は冷凍庫行きとなった。

自宅に戻ると、娘２号が爺の誕生日だと言うことで、夕食を一緒にとビールを持参してやってきた。
夕刻、スーパーの鮮魚売り場でパートをしている女房殿が、国産高級鰻を従業員割引で買ってきた。
鰻を口にした家族は、美味い、美味い、やっぱり国産のふっくらした鰻は美味しいね～、と口にする。
2017年の7月25日、爺の誕生日も、爺の父の命日も、土用の丑の日の鰻に完全に飲み込まれたようだ。