
最近、“インスタ映え”という言葉を良く耳にする。
スマホ向けのカメラアプリケーションであるインスタグラムを使って、撮影・編集・SNS共有した写真が見栄えよく写っていることを“インスタ映え”すると言う。
なので、世の食べ物屋等は、女性客を呼び寄せるためインスタ映えする、つまり見た目が綺麗?パッと見美しい?料理を提供するお店が増えているようだし、インスタ映えする景色やイベントにも人気が集中しているらしい。
7月12日(水)、東京日本橋で開催されているアートアクアリウム2017というイベントに出掛けた。日本橋会場は「江戸・金魚の涼」をテーマとしており、江戸時代に日本橋で金魚が庶民文化として根付き、金魚を鑑賞して涼をとっていた文化を現代へ甦らせる」と開催概要に記載されている。
数年前から開催されているイベントであり、一昨年、会場に出向いてみたが、あまりの混雑ぶりを見て、引き返したことがあったので、今年は混み合うことを想定し、夏休み前の平日に休暇を取って、女房殿と孫を引き連れ、江戸・金魚の涼を体験してきた。
今回は狙いどおり、スムーズに入場することができたが、会場内は“インスタ映え”する写真を撮ろうという老若男女、というか、老若女でごった返している。
金魚が入った水槽の形は奇抜であり、さらにライトアップされているので、どのように写真を撮っても、そこそこ見栄えよく写るのである。
初めて見たアートアクアリウム、爺には、開催概要にある“金魚を鑑賞して涼をとっていた文化”は体験できず、“ライトアップされた金魚を熱く激写する文化”という現代風イメージしか感じられなかった。
熱い会場をさっと抜け出し、日本橋のレストランで涼をとることにした。
こちらの料理の見た目はインスタ映えするというほどではなかったが、味と値段は一級品だった。
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