お年玉を貰うことが無くなってから数十年経つ。
甥っ子や姪っ子も昨年で全員が高校生を卒業したので、今年はお年玉をあげる人もいなくなった。持ち出しは無くなったが、それはそれで何となく寂しくもある。
松の内最終日に、近所の古本屋まで足を運び、古びた紙の匂いのする本棚をあれこれ物色する。目に留まったのは「素浪人横丁」「赤ひげ横丁」の2冊。
どちらも人情時代小説5編を選りすぐったもので、この手の小説が読んでいて一番疲れない。
価格は1冊210円也。
古びた古本屋の古びた女性に420円を支払おうとしたところ、「今日までお年玉セールで1割引きですから、2冊で378円になります」との嬉しいお言葉。
高だか42円のお年玉だが、予期せぬ出来事だったので何だか少しだけ嬉しく感じた。
1月22日は年賀ハガキのお年玉くじ抽選日。
1等が当たったらさぞ嬉しいだろうが、新年早々欲はかかず、お年玉切手シートが1セット当たることを期待しよう。
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