仲間と歩く近郊の山

長年同じ会社に勤務した友人と退職後に楽しんでいる近郊の山歩きの記録です。

新潟の山旅・平標山 2022年6月3日

2022-06-25 | 山歩き

谷川連峰の西端に位置する新潟県 湯沢町の平標山に登った記録です。


駐車場のトイレと案内板


出発前に一枚


前の写真の看板。なかなか味がある。


コンパス(ネット)からの登山届を出し忘れたので、ここで記入して提出した。


登山口まで林道を少し歩く


登山口


いざ出発!!!


いきなり段差の高い階段の急登が出てきた。


周囲はガスが立ち込めて幻想的


急登は一段落したが、上を見ると急斜面が控えている。とりあえず見えている鉄塔を目指そう。その奥にかすかに見えるのが松手山かな?


再び急登となるが、周囲はブナ林となり、気持ちが良い。


梯子も出てきた。


階段で一枚。


山口さんと深野さん、ガンバ!!


傾斜が緩くなるとホッとする。


鉄塔まで上がって来た。


鉄塔の横に4合目の標識があった。標高1400m。


イワナシ


松手山に到着。標高1614m


点名「河内山 三等三角点」1613.64m
平標山までの標高差は約400m




ミツバオウレン


急登を背に一枚。右のピークは7合目、中央奥は一ノ肩だろう。

 


ムラサキヤシオかな



ミネザクラ


7合目付近で雨がポツポツしてきた。奥の斜面を8合目、9合目を目指して登る。


シラネアオイ


ハクサンイチゲの群落(8合目)


8合目から歩いてきた稜線を振り返る。中央右寄りは松手山


9合目に到着


9合目のお花畑


平標山の標識が見えた!!


山頂で記念に一枚。単独の男性に撮ってもらいました。


休憩なしで仙ノ倉山との鞍部に向かうが、ガスで遠望は利かず。


仙ノ倉山まで足を延ばす予定だったが、天気が思わしくないので引き返すことにした。平標山頂直下の階段


山頂から平標山乃家を目指して下山開始。雪が残っていたが、アイゼンは不要だった。


残雪は2ヶ所あったが、特に問題はなし。ただ、油断すると滑りそうだった。


急に雨が降り出して、しばらくすると雹も降ってきたが30分ほどで止んだ。
奥の山は大源太山と三角山だろう。


山乃家に到着。ここでガスがかかっているものの仙ノ倉山の絶景を見ながら昼食休憩とした。


平元新道を下山開始


広大なブナ林をを抜けると、カラマツ林となり、エゾハルゼミが大合唱していた。


登山口に着地。山道はここまで。


案内板

 


下山してホッとした表情のみなさん。


登山口からこのような林道を約1時間歩く。


登山口の駐車場に下山


バックに4合目の鉄塔が薄っすらと写っている。実際は見上げるような急斜面だ。


駐車場から10分でこの日の宿・本陣に着いた。

<おまけ>
初日は越後湯沢の音羽屋旅館に前泊するだけなので、余った時間で清津峡を訪ねることにした。清津峡は柱状節理の断崖が続く豪快な峡谷で絶景ポイントまで600mのトンネルが掘られていた。


清津川の流れ。信濃川との合流点まで流れていく。赤湯温泉はここから20kmくらい上流にある。


対岸にカモシカが居た。


警戒しているのだろうが、じっとして逃げない。しばらくして急斜面を登って山中に消えた。


清津川と柱状節理


600mのトンネルの向こうに展望地があり、手前には水が張ってある。
有名な撮影スポットらしい。


トンネルの向こうの景色。左に見える遊歩道は湯沢まで続いていたそうだが、死亡事故があり、現在は通行できない。

清津峡から更に進んで、信濃川までやって来た。さすがに日本一の大河だ。

 

<感想など>
山口さんと深野さんとは北海道や東北、信越の山々を年に1度くらいのペースで一緒に歩いてきた。
熊野古道(小辺路)、八ヶ岳など計画はしたものの、コロナの影響で中止した経緯があり、今回は久しぶりの山行となった。

先ず、歩いてしか行けない新潟の秘湯・赤湯温泉が候補に上がった。せっかくの機会だから、以前から温めていた平標山を加えることにした。

メンバーはお二人に加えて、保田さん、菊池さんが加わり、計5名となった。

平標山は花の百名山でもあり、雪解け後の斜面に広がる広大なお花畑が有名だ。今回は時期的に少し早かったようで、東面のお花畑はハクサンコザクラとミネズオウが咲いているくらいで、ハクサンイチゲは蕾もなかった。
その代わり松手山コースの8合目と9合目には比較的大きな群落があり、丁度咲き始めたところで清楚な白い花を愛でることができた。

天候は曇りで谷川連峰の雄大な景色を見ることは叶わなかったが、樹林帯の登りでは立ち込めたガスで幽玄な雰囲気を醸していた。

登山道はよく整備され、道標も完備していた。駐車場のトイレもきれいで使い勝手がよく大変ありがたかった。
久しぶりに2000m級の山に登ったが、それなりに厳しい山だった。

下山後、車で10分足らずの三国温泉の本陣に宿泊し、翌日の赤湯温泉に備えた。


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